F log
晴天の日曜日。
千葉から長駆、下北沢に向かった。
目的は 東京AFVの会 を 「 見に 」 行くこと…である。
今年は静岡もホビーショーも行けなかった。
最近はバレエや食べ物の記事が多かったので、ミリヲタとしてはややストレスを貯めていた。
「 見た 」 だけとはいえ、久しぶりにドーンと弾けてみよう。
GXR / GR LENS A12 25mm F2.5
新宿で 新型ロマンスカー を横目で見ながら小田急線特急に乗り換え。
下北沢に着いたが久しぶりで記憶がすっかり抜けている。
Google Map で会場の北沢タウンホールへの経路を検索。 なになにその先を右折か。 しかしまぁ便利なこと。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
北沢タウンホール 2 階の集会室へと向かう。 やっと記憶がよみがえってきた。
ここで 25mm から 50mm MACRO へとレンズユニットを交換する。
さて、2 年ぶりの AFV の会。 あいかわらず濃密な空気が流れている会場に入る。
受付で会場費 500 円を払い、プログラムと投票用紙、名札を受け取る。
もちろんエントリーしていないただの見学者なので名札はつけない。
出展作品はジャンルごとに分かれている。
単品・レジン・スクラッチ・ディオラマ・フィギュア・ヒストリカル・課題
レジンはガレージという区分けになっていた気がするが…
例によって F の好みの作品 を中心に撮影させていただいた。
あくまで個人の嗜好なので、撮影していない素晴らしい作品の数々にはお詫びするしかない。
そして単なる集会所のこと、撮影用の照明など望むべくもない。 撮影者自身が影になる場合も多いし。
素晴らしい塗装を再現出来ていないとすればすべて撮影者の責任である。
まぁ個人のお気楽ブログなのでそこらへんはご容赦いただきたい。
ではジャンルごとに…
掲載に問題があればたいへんお手数ですが prinz83@goo.jp まで御一報いただけたら幸いです
単品部門
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
立体的な構図で目に飛び込んできたのは、S さんの 「 M 32 回収戦車 」
大きく開いたハッチの中身も必見の素晴らしい作品。 単色だが飽きさせない塗装も巧いなぁ。
以前シャーマンにちょっと手を出したことがあるが、M32 も候補の一つだった。 止めておいてよかったw
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
8 輪大好きな F はやはりこれ。 O さんの 「 バルカンフロントへ 」
F のなんちゃって 8 輪とは同じタミヤベースかと信じられないクオリティ。 前 4 輪ステアしてるしね。
車長が上半身をのぞかせる砲塔ハッチももとより、側面、エンジン部も開口してある。 もちろん内部も‥
F が省略したアンテナの結線もしっかり再現してある。
ジャーマングレイは難しいと言うが、この微妙な色味が写真で再現できているか心配だ。
自作のマフラーカバーも GJ !! 後方からのショットを撮らなかったのを後悔。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
途中から参加されたと思われる N さんの 「 ブルームベア初期型 」
トライスターのストレート組みと書かれていたが、どうしてかなり手が入っている様子。
ブルームベア各型についての知識がないのでわからないが…
ズッシリと重量感を感じる塗り。 戦闘室上にかけられた布の表現も巧い。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
おっとここで虫眼鏡でディテールを確認する見学者あり。 他にも何人か虫眼鏡持参の方がいた。
1/35 の超絶ディテールともなれば、フィギュアの塗りも含めて拡大したくなるのも分かる。 年々視力は怪しくなるし。
撮った写真を後で拡大するのも同じことだが。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
虫眼鏡でガン見されていたのは S さんの 「 ZSU-23-4M シルカ 」
Flak 大好きの F だが、シルカは守備範囲外だった。
23mm の 4 連装機関砲が迫力。 そこは拡大視したいよねぇw
塗装栄えしない緑単色だが、車外装備品やデカール、ちょっとしたウェザリングなどがアクセントになっている。
あえてセンサー類を屹立させていないのが好き。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
不覚にもエントリーシートを撮り忘れた 「 4 号戦車 」
コッテリした色味が好み。 大量積載の予備履帯も重量感たっぷり。
砲身に腰掛ける若い戦車兵が胸に抱く子犬がカワイイ。
エンジングリルに立っている兵士はアルパインですよね。 蜜柑山に積んであるわw
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
トップ写真にも使わせていただいた F のいちばんお気に入り。 作者の K さん自ら持ってくださった 「 ヤークトタイガー 」
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
この圧倒的なディテールに注目されたい。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
もう言葉はいらないでしょ?
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
トラベリングロックが開いていのがいいなぁ。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
内部が照明の関係でうまく撮れないのが歯がゆい。 あまり独占するわけにも行かないし…
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
テンション緩んだ履帯が最高。
トップ写真にも写る予備履帯がラックから片方外れているのに萌えw
そしてその 2 枚の予備履帯の塗装のニュアンスをちょっと変えていることにまた感激。
こうしてみると本当に錆好き、汚れ好き、ダメージ好きだな自分。
角にぶつけたら怪我しそうな鋼鉄の塊感が素晴らしい。
単品部門は K さんのこの作品に投票させていただいた。
ディオラマ部門
軽野砲とフィギュア 2 体の小さなベースから、二桁の車輌が登場する大パノラマまで百花繚乱のディオラマ部門。
こちらも F が気に入った作品 の撮影なので、他にも優れた作品の数々、また遅れて来られた作品には御容赦いただきたい。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
最初に目に飛び込んだのは K さんの 「 熱砂の洗礼 」
砂に埋まったセモベンテに駆け寄るイタリア兵。 車体ももちろんフィギュアの塗装がとても巧かった。
イタリア兵はドラゴン。 戦車兵はスクラッチだそうだ。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
こちらも K さんの 「 Ein Kurs ( 進路 ) 」
「 青い三突 」 をイメージして作られたという。 その通り青みがかったジャーマングレイが美しい。
インテリアも含め素晴らしく丁寧な工作。 バーリンデンの廃墟もよく似合っている。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
土井雅博さんの 「 パンターに乗る擲弾兵 」 もちろんプロなので非エントリーの参考出品。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
乗員 3 名、擲弾兵 6 名の視線を統一した作品。 あたり前だけど上手い。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
オットーとハーマンを補給しつつ出撃前の休息をとる情景を描いた S さんの 「 束の間の休息 」
こういった群像劇は見ているだけで感動する。
車体の影、建物の内部でもありとあらゆる演技が行われており、360度見ていて飽きない。
オペルブリッツがいいなぁ。 Flak 乗せるのも好きだけど、このように使われてナンボの馬車馬だから。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
上の作品と同じ作者 S さんの 「 RISK & BET ( 掛けと賭け ) 」
命を掛ける戦場での賭け事を描いた情景。
荷物満載の突撃砲も素晴らしいが、やはり主役はポーカー(?)をしているフィギュア。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
マスターボックスのこのフィギュアセット。 ウチの蜜柑山に積んでありますw
東部戦線に貨車で送られる途中、駅で待機させられているフェルディナントの車上での展開を考えたのだが…
無帽の彼の懐から子犬が顔を出しているのが分かるだろうか。
切った張ったの戦場でのつかの間の安らぎが微笑ましい。
シュルツェンステーに挟まれたジェリカンが一つ傾いており、たったそれだけで椅子にしているのはここから取ったんだなと思わせる。
最小限の円形ベースもカッコイイなぁ。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
1/35 としては最小クラスのディオラマ。 N さんの 「 真冬のレニングラード 」
こういう凝縮感のあるディオラマは大好き。
タイトルを見なくても極寒の厳しさが伝わってくる。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
いきなり部分ですみません。 T さんの作品 「 狩りの準備 」
ピカピカのシトロエンで乗り付けた高級将校。 背後には巨獣が敵に躍りかかるのを待っている。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
全体の情景。
緑の地に立つ将官と泥の道を徒歩で行軍する兵士との対比など、多角形のベースに巧みに配置されている。
作者は針葉樹のディオラマが作りたかったと書かれていたが、肝心の樹木が切れていてすみません。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
K さんの 「 ミニスケール三種 」
最小ベースではあるものの、立体的な配置がされておりどれも素晴らしい。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
いちばん右側は憧れのスキャンメル・リカバリーじゃないか!! ミニスケールなのにディテールがすごい。
ちゃんと右フロントタイヤが石に乗りあげており、ボインバインwを再現されている。
人生が終わるまでにはアキュレイトのレジンにチャレンジしてみたい。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
なんともいえないベースが印象的な S さんの 「 Time goes by 」
遺棄されて朽ち果てていくセモベンテが素晴らしい。
これ反対側から見ると車体がベースからはみ出しており、その大胆さに驚く。
ジープの 3 人も見事な塗り。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
こちらもコンパクトな円形ベース、O さん制作の 「 End kampf / "Kurland 1945" 」
4 突の塗装と作り込みが素晴らしい。
所々に入るプライマー色がよいアクセントになっている。 木箱の質感にも注目されたい。
また地面に地図を描く兵士を車上の仲間が見つめており、やはりフィギュアの視線は大事だなぁと思った。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
いちばんの大作、お名前がエントリーシートに無かったが共同制作であろう 「 CROSS ROAD SAS Africa 1942」
とにかく登場車輌、人物の多さは驚異的。
そしてそのどれもがたいへん手をかけて製作れている。
大人気で人が群がっており、引きで撮るのがやっとという状態だった。
余計な心配だがこの会以降、どこにどうやって保管するのだろうか。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
同じく SAS 関連で W さんの作品。 タイトルはエントリーシートになかった。
まず鹵獲のシュタイヤーであろうか、車輌の色が素晴らしく好み。
直射日光による退色、汚れ、錆。 やはり砂漠の戦闘車両はこうでなくちゃね。
運転席のドア替わりに張られた紐のヤレ具合がグッとくるなぁ。
長距離偵察中、進路を確認中に現地民と出会ったというシチュエーションだろうか。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
そして大作力作揃いのディオラマ部門で F がいちばん気に入ったのはこの作品 「 1942 春 」
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
東部戦線で遺棄された 巨人 KV-2 。
やがて冬が過ぎ春がやって来ると雪と泥濘は消え、緑と花が巨人の周囲を囲んだ。
履帯は紅く錆びつき白い冬季塗装は剥げかかっていくものの、車輌自体にはさほど経年のダメージはない。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
車輌後部側のベースが微妙に高くなっており、つんのめる形で停車している KV-2 。
その角度も砲塔の向きも絶妙に俯角をとっている砲身もすべてが好みなのである。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
そして素晴らしいのはその塗装。
実際に緑の上から白を塗られ、時間と共に剥がれた塗装というのを見たことはないが、こうに違いないと思わせる説得力。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
そして F が最も惹かれた点、この作品は 1/48 であるということ。
比較するものがなければ絶対にそうは見えない。
いやほんとうに参りました。 素晴し過ぎます。
GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
しばらく会場を回って戻るとエントリーシートにお名前が書き加えられており、近くに作者がいらっしゃった。
なんと単品部門で F がいちばん気に入って投票することにしていたヤークトタイガーの製作者 K さんだった。
いや~ビックリ。
「 砲塔は固定していないのでお好きなように動きますよ 」 と仰っていただいたが、この角度が好きなんですw
結局、単品部門、ディオラマ部門ともに同じ作者の作品に投票することにした。
よほど K さんの作風が好みなのだな。
はぁ~ここまで掲載した写真が 30 枚以上。
それでいて単品部門、ディオラマ部門のふたつしか終っていない。
次回はフィギュア、スクラッチ、ガレージの各部門を まとめてお送りする つもり。
まだ写真が整理できてないけれど…
続編も楽しみにしています!
作品の素晴らしさが 伝わる 写真のクオリティにも びっくり
ありがとござんした
それにしても 写真のアップ お疲れ様でした
maximumさんつながりで覗かせていただきました。
AFV小僧時代の熱い思いが皆さんのおかげで少しづつですが、蘇ってまいりました。ログお気に入り登録させていただきました。また、お邪魔します。
力作揃いですね~参考になります。
(GXR大活躍!)
ちなみにミニスケで参加しているのは↓の方ですね。
http://www.h7.dion.ne.jp/~k-museum/
忙しいのを言い訳に、あんまり作ってないな~反省。
素晴らしい画像をありがとうございました。
後編も楽しみ。
これだけ、写真が並ぶと圧巻ですね
昨年も見た記憶がよみがえってきました
もう一年たつのですねぇ
早い!!
私もトップのヤクタイはお気に入りですよ。
じっくり拝見すると、とんでもないレベルの場に参加した自分がはずかしいような怖いような。
来年も参加するにはそれなりの覚悟で行かないとですね。
やっぱりFさんの写真は凄いです。
Fさんこんにちは。
ここ数日どたばたしておりましてコメントが遅れてしまいました。すみません。
東京AFVの会はまだ行った事がないのですが、最近は地元大阪での会にも出向いていません・・・汗。生で作品を見ることの大切さは理解しているつもりなのですがだめですね・・・。
でも、Fさんのプロ級画像のおかげで良い作品をじっくり拝見させていただくことができました。ありがとうございました。アフリカの巨大情景に登場している車輌群、気になりました・・・。
後編楽しみにしています!
それと・・・
Fさんの作品もまた見せて頂きたいですね・・・。
ひ
…そうでしたか。
それは寂しいですが仕方ありません。
いつの日か大復活をお待ちしております。
といってもウチも開店休業状態ですから…
後編も力作揃いですよ。
もう少し時間がかかりますがお楽しみに!!
デジタル写真はその点楽ですが、後で画像整理で泣きを見ます。
後編に向けて鋭意選別中です。
ミリヲタの世界は楽しいですよ。
オトコノコとして生まれたからには一度は興味を持たれたのでは?
今からでの遅くありませんぜ(笑
コメントありがとうございます。
私もMaximumさんのところで拝見しておりました。
お気に入りの登録もありがとうございました。
いろんなジャンルごちゃ混ぜのブログですが、お気軽にお立ち寄りください。
もう少し時間がかかりますが、後編もよろしかったらご覧下さいね。