ネコヤナギ

これ、ネコヤナギだと思うのですが。
通勤で１０数年通っている道端。
老木なのか、根元が割れて倒れかかり、枝先が歩道に出てきたせいで気がついたのが２，３年前。
今年も大丈夫、こうして芽が出ています。

子供の頃、まだ寒い時期、壁掛けの一輪挿しに地味な枝が一本無造作に挿してあって、
母が名前を教えてくれたことを思い出す。
余裕のある家ではなかったので、多分、山から手折ってきたにちがいない。
子供ながらに名前の所以を訊かなくても、その銀の毛を指で撫でて納得。

指の大きさが変わっただけではなく、あの頃見たのはもっと大きかったような。