Stay Gold・鍼灸整復一花院・ 若杉昌司

鍼灸整復を生業として、食べること・歩くこと・生きることを大事にしている自由人

躓かない歩き方:腓腹筋

2017-03-23 07:22:58 | 東洋医学
ヒラメ筋がしっかりと働き

膕(ひかがみ・膝裏)がしっかりと伸びれば

腓腹筋は持てる力をだしきることができる

お膳立てがあってこそ際立つ筋である


※注釈

   踵に集められた大地の気の
   もう一方は脹脛(ふくらはぎ・下腿三頭筋)を通り
   膕に向かう

   崑崙・委中の順に足の太陽膀胱経を通り
   大地の気は上る

   膝の動きに関係なく
   ヒラメ筋は働きつづけ
   足関節は背屈位から底屈位へと向かう

   さらに膝関節がしっかりと伸展すると
   腓腹筋は足関節の底屈筋として
   その力を思う存分発揮する

         「思うツボ:委中(いちゅう)」より

 経脈:足の太陽膀胱経

    経穴

     委陽(いよう):腹臥位膝関節軽度屈曲位、膝窩横紋の外側端、大腿二頭筋の内縁・手の少陽三焦経下合穴

     委中(いちゅう):腹臥位膝関節軽度屈曲位、膝窩横紋の中央・足の太陽膀胱経合穴・足の太陽膀胱経下合穴

     合陽(ごうよう):腹臥位膝関節軽度屈曲位、委中の直下2寸

     承筋(しょうきん):腹臥位膝関節軽度屈曲位、合陽と承山の中点、腓腹筋の筋腹の中央

     承山(しょうざん):腹臥位膝関節軽度屈曲位、足関節底屈位、委中と踵の中央、人の字の筋腹の陥凹部

     飛陽(ひよう):崑崙の上7寸

     跗陽(ふよう):崑崙の上3寸

     崑崙(こんろん):外踝とアキレス腱との中央陥凹部・足の太陽膀胱経経穴  



次回は、躓かない歩き方:ヒールロックをお伝えします。

公益社団法人 大阪府鍼灸師会 スポーツ鍼灸プロジェクトチーム 若杉昌司
東洋医学ランキングへ 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿