楽観的な気分と健康の関係が明らかに。

楽観的に生きるといいことがありそうですけど、それが健康につながって、長生きできるとデータで証明されたようです。

ハーバード大学の研究チームが、アメリカの疫学雑誌（American Journal of Epidemiology）に発表した論文がありまして、これは全米の女性7万人を対象に心と体の健康状態を8年にわたって追跡調査して、その結果を分析したものだそうです。


　それによりますと、最も楽観的な女性は、最も楽観的でない女性よりもがんで死亡するリスクが16％低かったそうです。それだけではなく、心臓病と呼吸器系疾患は38％、脳卒中は39％、感染症は52％も死亡リスクが低かったそうですよ。

感染症は52％もですよ。
感染症って、インフルエンザとか、食中毒とか、水虫とか……けっこう身近なものですよ。


この調査によって、楽観主義と心臓病以外の主要な病気による死亡リスク軽減との関連性が初めて示されたんだそうです。


　病は気から……といいますが、やっぱり気持ちが大事ってことみたいですね。
ああなったらどうしよう、こうなったらどうしようと心配してないで、「なんとかなるさ」と楽観的に考えたほうがよさそうです。

　それはどうしてかというと、研究チームは、「楽観的になるとそれが体に直接影響して、免疫力の向上や、さまざまな病気の原因になる炎症の抑制につながっている可能性がある」と分析しているようです。

　問題は、どうしたら楽観的な気分になれるかってことですよね。
　誰でもそれをすれば楽観的になれる、みたいな方法が解明されれば、画期的な健康法になりますよね。