TT9 ワム90000

メーカー：アルモデル
発売元：天賞堂
商品名：ワム90000


実物は昭和29年から新製された車両のほか大東亜戦争前後に造られたワム23000の編入車など黒い有蓋貨車の代名詞といえるくらい大変メジャーな車両である。
この模型は1/120、軌間9ミリの大変高価な鉄道模型TT9である。
1/80や1/87のように扉が開く訳でもスーパーディティールな訳でもなく、またNゲージの20倍？の価格と安価な訳でもない。
ただ1/120なだけなので私のような1/120フリークでなければTT9の蒸気機関車でも持っていないかぎり購入の対象にはならないものと思われる。
このサイズの模型としての出来はまずまずで発売元のブランドイメージも高いがテーブルトップ（TT）という走らせて遊ぶオモチャとしては価格設定がネックである。
高価格路線でいくのなら925銀製いぶし仕上げのハンドメイド。オトナのホビーまっしぐらでいくとか、プラ製スーパーディティールの廉価な品とし裾野を広げる等どちらかの方向に振ったほうが良いのではないだろうか。しかし、そのどちらでもないところが鉄道模型らしくもある。
特別流行りはしない真鍮エッチング板のボディーで鉄道模型の定番という作りがチイサクマトマッタホビーのメジャーな貨車である。

同じ軌間9ミリでもNゲージとはこんなにサイズが違う。