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平家の姫様と源氏の武将と椎葉村

2012-09-27 20:20:59 | こんなところ
九州山地の山深いところ、

五木村も五家荘も椎葉村も

平家の落人が暮らしたところ。

下関は壇ノ浦の合戦で敗退した平家は、

追っ手から逃れ、山深く隠棲の地を求めたのですが、

ここ椎葉村は、また、格別な史実の残るところ。



その史実を残すスポットが、この鶴富屋敷(つるとみやしき)です。

平家の討伐にやってきた、源氏の那須大八郎(那須与一の弟)は

刀を捨て農民として平穏に暮らす平家家臣の姿を見て、

討伐をやめ、平家の農耕を助け、ともに暮らすわけで、



鶴富姫と出会い、結ばれることになるのです。

この屋敷は国指定の重要文化財です。



ここの暮らしは長く続かず、大八郎はおなかの赤子を見ずに、

3年間の婚姻生活の末、帰還命令を受け、

都へもどり、二度と椎葉に帰らなかったとのこと。



今でも、那須家の末裔となる方が、この家を守り、

旅館経営をしながら暮らしています。

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