暮らしにくい同居人

結婚して30年以上経った今頃になって、
この人はアスペルガーかも!と思いあたる。
日常の珍事とともに。

トイレの電気

2015-06-30 23:32:48 | 電気・ガス・水道使用に関すること
うちはマンションで、トイレに窓はありません。

トイレには40ワットの電球をつけていました。

ある時ダンナが、夜はこれでは明るすぎるからと、
どこで見つけてきたのか、昔懐かしい二股ソケットを付けて
片方に豆電球をつけたのです。

なるほど夜トイレに起きたときはまぶしくなくて
とてもいい具合です。


ところがある日、昼もこの明るさで十分だと言い出して、
トイレの電気を一日中豆電球で過ごすことになったのです。


昼間っから暗いトイレなんて私は嫌です。

私は、いちいちスイッチの紐を引いてパチパチ明るい方にして、
出るときにまたパチパチと暗い方に戻してトイレを使う羽目になりました。

こんな二度手間なややこしいことをするので、時々消し忘れることがあります。
すると、
「夕べ起きたとき点けっぱなしだった。3時32分だった。何時間ついてたのかな?」
などというのです。

全体的に数字が好きでものの値段や時間などの数字をかなり正確に記憶しています。

たいていは責め立てるふうでもなく、事務的ないい方ですが、
時々は、「ちゃんと消してくれよ!」
と怒ってる時もあります。

「どこに昼間っからトイレの電気が豆球のうちがあるの!」
とかいっても
「ちゃんと見えるんだから問題ないだろう」
と平然としています。

ちゃんとなんか見えやしませんよ!


昼間も暗いトイレなんて、ホント勘弁してほしい。


私が寝込んだとき

2015-06-30 23:06:43 | アスペルガー症候群について
本気で調べてみようと思うきっかけになった事件については、
まだ書いてませんけど、

その時、アスペルガー症候群についてネットで調べたところ、

★他人の気持ちを理解することが不可能
★共感能力の欠如
★自分ルールが全て
★口頭での指示はムリ

というキーワードが目に留まりました。
これらのことは、まさにうちの人、どストライク。

例えば、私が具合が悪くて寝こんだとき。
「どんなふう?ご飯食べられそう?」
などと聞いてもらったことが一度もないのです。

これまで、一度もです。

具合が悪いときはちょっと覗いて「具合はどう?」
とか言われたいものです。

あまりに無関心なので、

心配にならないの?食事の心配はしてくれないの?
そのまま死んじゃってたらどうするの?
一緒に住んでる意味がないじゃないの。

などと、幾度となく言ってみたけど

食べたかったらそう言うと思った、とか
寝てたから。寝るのがいちばん。
という返事が返ってくるだけでした。

それもまるでテープレコーダー。

寝てたから。寝るのがいちばん。を繰り返すだけなのです。


具合が悪いときは
「お水飲みたいから持ってきて」とか
「なんか食べるものある?」とか
言うのも大変ですよね。

いっしょに暮らしているのだから、
聞いてくれればいいのにと思っていました。
なんて理不尽なことだろうと、
いろいろほかにも不満はあるけど、具合の悪いときのその態度だけは
ほんとに許せないと思っていました。

でもそれが、アスペルガー症候群の人の特徴
「人の気持ちを理解するのが不可能」
だとすれば、納得です。

レトルトのおかゆをあっためて、と頼めば
それはとりあえず文句も言わずにやってくれます。

よく「悪気はない」と書いてありますが、
確かにそうみたいです。

私自身がその特徴を忘れないように、普通の対応を期待しないように
台所の目につくところに上記の「4つの★」を書いた張り紙をしました。
ダンナは気が付かないのか自分のことだとは思ってないのか、
今のところ無反応です。


私はもう30年以前から、メニエール症候群と診断され、時々寝込んでしまいます。
これはやはり主人によるストレスのせい、夫原病?

ですが、先日寝込んだとき主人が寝た後、トイレに起きてみると、
レトルトのおかゆと丼が机の上に置いてありました。
それは彼にしてみれば、十分気にかけているということなのです。
でも、具合の悪い人は丼に移すのも温めるのもつらいのにね。



乾燥してるね

2015-06-26 11:20:20 | かみ合わない会話
思いつく限り、エピソードを書いていきます。

町内会でウォーキングがあったので、出かけました。
これには参加賞にお米が出ます。

お米出なかったら行かないでしょ。
というと
「うん!」
とのこと。。。

ま、それは置いといて、

5月でしたが暑くもなくもちろん寒くもなく
日差しは強いけど、涼しく気持ちのいい日でした。

休憩のベンチで今日は気持ちいいね、
という話をしながら、
気持ちのいい風を感じながら

「乾燥してるからね」

と言ったのです。

「何が?」

「・・・だから、空気が」

「ああ」

ほかに何があるっていうのか、もー!ホント疲れるわ。



排水管清掃

2015-06-26 10:50:52 | かみ合わない会話
今日はマンションの排水管清掃の日でした。

すごい水圧で排水溝を洗い流してくれます。
排水管の中まで見えはしないけど、なんだかさっぱりした感じです。
水が流れる感じが違います。

「おー!すごーい。時々こういうのやってほしいよね、やっぱり」

「何を?」

「これ」

「これって?」

「だから、排水管清掃。
いや、やっぱし時々は排水管清掃っていうのもやってほしいよね、っていう話」

「私に?だれに?・・・何を言ってるか分からん」

だそうです。


彼は雨が降りそうな中、安売りのトマトを買いに行きたくて、朝からそのことしか頭にないのでした。

勉強、しなくちゃ

2015-06-25 06:52:26 | アスペルガー症候群について
この人は、なんか普通じゃない。
と思ってはいました。

数年前にアスペルガー症候群という発達障害があると知り、
間違いないと思いましたが、子供たちは父親のことでもあり、
障害じゃないやろ、と言います。

確かに微妙ではありますが、
これは間違いないと確信するに至る事件が起きて、
図書館などで、とりあえず本を読んでみることにしました。

先にそのエピソードについて書かないといけませんけど。

ダンナのためではない。
一緒に暮らす私が、自分の気持ちをコントロールできなくなりそうで、
それを克服するには、まずは相手を知ることがいちばんだと思いました。

診断を受けたわけではないので、本当にアスペルガー症候群なのかどうかはわかりません。
ただの強烈な個性なのかもしれませんが、どちらにしても同居するのは大変です。


★『夫はアスペルガー症候群』羽場ことえ著
 
 この方の場合、ご本人も自覚があり、生きにくさを強く感じて
 うつ状態になられた経緯などが書いてありました。
 会社にも行けなくなり、寝たきりのような状態になられたのだそうです。


うちの場合本人は自分がそうだとは思ってもいないし、本人的には何も困ってないらしいので、
本人には調べる気など全くありません。

自分に障害のようなものがあるとは全く思っていません。
「アスペルガー症候群」という言葉を知っているかどうかも怪しいです。
学力的には、両親ご自慢の息子だったりしたわけです。
いわゆる「学歴」・・・暮らしていくのにそんなものほど当てにならないものもありません。

すでに退職していますが、
「会社とかで、困ったこととかあったでしょう」
と聞いても
「なかった」
とのこと。
本人は困ってなくても
たぶん周りは困っていたんだと思います。


実は、数年前に、ごく初期の大腸がんが見つかって手術をしたことがあるのですが、
生命保険の会社から保険金が入金されて初めて
癌であったことを知りました。
本人は癌とは言われてないと言い張るのです。

それで、手術をした先生に電話で問い合わせたところ、
「はっきり言いました!」
と言われました。

また、別の時にいきなり腹水がたまっていろいろ検査をしたけど特に何もなく
結核菌がどこかで悪さをしているのだろう、とかいうことになり、
家族もレントゲンや血液検査など半年ほど経過観察をしたことがありました。

その時のことを、「自分は肺結核だった」
っていうんです。
肺結核の人が隔離もされずに仕事できるわけないじゃないか!
でも、そう思い込んでいるのです。


自分の体のことにはあまり興味がないらしい・・・。