SONY
MDR-Z7
100kHz対応というのは、ソニーのフラッグシップヘッドホンとしては、100kHzオーバーの広帯域再生を実現したオープン型「MDR-SA5000」以来である。新モデル「MDR-Z7」もスペック上は100kHzまでの再生に対応し、ハイレゾ時代への対応を果たしているが、再生周波数の上限値の高さのみを求めたのではなく、あくまで可聴帯域内の再現性、ビット深度への追求ともいえる、緻密でキメの細かい空気感の再生能力を高めているという。
音質
ハイレゾ音源のリマスターを数多く手がけるニューヨークのマスタリングスタジオのエンジニア陣にもサウンドチューニングに参加してもらった効果もあるようだが、密閉型なのに音離れが良く、広がり、奥行きともに深く、ナチュラルな空間性を味わえた。70mmドライバーを用いた待望のハイエンド機でもあるが、低音過多ということはなく、全帯域に渡って密度感が伴ったスムーズなサウンドだ。音像のフォーカスも見事であり、音のキレや透明感も高く、前後感の定位も明確である。ハイレゾ音源ではその楽器、演者の間にある空気感、場の雰囲気も的確に感じ取れるリアリティの高さを味わうことができた。
ヘッドホンの高級機では平面駆動ドライバーがトレンドとなっているが、そうした動きに対し、ソニー技術陣としては既存のドライバーの持つ可能性を探るという側面からも、従来からの形式にこだわったのだという。同じ平面波を届けるというスタイルは共通しているが、ダイナミック型のメリットであるハイスピードで能率の高い面を生かし、特に大口径ユニットでは難しい超高域までの広帯域再生を実現させた。
MDR-Z7
100kHz対応というのは、ソニーのフラッグシップヘッドホンとしては、100kHzオーバーの広帯域再生を実現したオープン型「MDR-SA5000」以来である。新モデル「MDR-Z7」もスペック上は100kHzまでの再生に対応し、ハイレゾ時代への対応を果たしているが、再生周波数の上限値の高さのみを求めたのではなく、あくまで可聴帯域内の再現性、ビット深度への追求ともいえる、緻密でキメの細かい空気感の再生能力を高めているという。
音質
ハイレゾ音源のリマスターを数多く手がけるニューヨークのマスタリングスタジオのエンジニア陣にもサウンドチューニングに参加してもらった効果もあるようだが、密閉型なのに音離れが良く、広がり、奥行きともに深く、ナチュラルな空間性を味わえた。70mmドライバーを用いた待望のハイエンド機でもあるが、低音過多ということはなく、全帯域に渡って密度感が伴ったスムーズなサウンドだ。音像のフォーカスも見事であり、音のキレや透明感も高く、前後感の定位も明確である。ハイレゾ音源ではその楽器、演者の間にある空気感、場の雰囲気も的確に感じ取れるリアリティの高さを味わうことができた。
ヘッドホンの高級機では平面駆動ドライバーがトレンドとなっているが、そうした動きに対し、ソニー技術陣としては既存のドライバーの持つ可能性を探るという側面からも、従来からの形式にこだわったのだという。同じ平面波を届けるというスタイルは共通しているが、ダイナミック型のメリットであるハイスピードで能率の高い面を生かし、特に大口径ユニットでは難しい超高域までの広帯域再生を実現させた。
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