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國學院大学vs東洋大学 1回戦。

2007-05-23 00:53:07 | 野球観戦記
昨シーズンから試合を見始めた東都の新参者・haluですが、
東都の歴史が作られる瞬間に初めて立ち会ってしまいました


本日の試合は、國學院大学と東洋大学の1回戦です。
haluが贔屓にしている國學院は、最下位→入替戦行きがじわじわと迫ってきています
一方の東洋は、優勝はもちろんのこと
大場くんの記録樹立(シーズン最多奪三振・シーズン最多勝)もかかっています。
本日は、大場くんの奪三振記録更新まであと12…という状態だったので
「こりゃ見にいかんと後悔するばい!!」と神宮に足を運びました。

両校の先発は、東洋・大場くん、國學院・高橋広志くん…ひ、ヒロシくん!?
ふ~ん、村松くんじゃないのかあ。
単独最下位回避のために、大場くんが出てくる1回戦は避けて
2回戦に村松くんを先発させて確実に勝ちを狙う…ってとこなんですかね?
でも、個人的にはヒロシくんの元気なピッチングが好きなので
捨て石にならないようにがんばってもらいたいなあ。

1回表、國學院の攻撃。
東洋P・大場くんは、立ち上がりの制球がやや乱れます。
1番・関くんに対して四球を与えてしまいます。無死1塁。
2番・高橋俊典くんがバントで送り、1死2塁。
しかし3番・大石くん、4番・聖澤くんを連続三振に斬って取ります
奪三振2(今季通算102)、記録達成まであと9。

1回裏、東洋の攻撃。
大場くん同様、立ち上がりの制球が安定しない國學院P・ヒロシくん。
1番・十九浦くんに四球。無死1塁。
2番・林崎くんの打席、カウント2-2から1塁走者・十九浦くんがスチール。
しかし國學院キャッチャー・柚木くんが強肩を見せ付けるかのように2塁で刺します。
柚木くん、かっくい~!!1死走者無し。
でもヒロシくんは、林崎くんに四球を与えてしまいます。ああ、ヒロシ…1死1塁。
3番・中倉くんは初球をレフト前ヒット。1死1,2塁。
先制点のチャンスに、4番・清田くんがセンター前ヒット。
この当たりは決して鮮やかなクリーンヒットではなく、
センター・ライト・セカンドの3者の間にポトリと落ちるテキサスヒットでした。
このヒットで、2塁走者・林崎くんがホームイン
東洋が1点先制し、なお1死1,3塁。
5番・坂井くんはレフトへの大きな犠牲フライを放ち、
3塁走者・中倉くんがタッチアップでホームイン
東洋、初回に2点先制。

2回表。
5番・中澤くんはレフトフライ。1死。
6番・キミオくん、7番・金沢くんが連続三振
この試合の大場くんの奪三振は4(今季通算104)、記録達成まであと6。

2回裏。
6番・藤田くんがレフト線ギリギリに入る2塁打。無死2塁。
2死を挟んで、9番・小島くんがライト前ヒットを放ち
2塁走者の藤田くんがホームイン
スコアは0-3と、東洋のリードが3点に広がります。

3回表。
1死後、9番・澤田くんが131㎞の外角の球を見逃し三振2死。
1番・関くんはフルカウントからレフト前へ打球を飛ばします。
レフト・中倉くん(センター・清田くんだったかも…?)が
突っ込んできたものの追いつけず
さらにこの打球を後ろに逸らしてしまいます
この間に関くんは3塁へ。2死3塁。
2番・高橋俊典くんが、カウント1-1からなんとセーフティスクイズ!!
完全に不意を衝かれた東洋内野陣は、このスクイズを防ぐことができずに
3塁走者・関くんがホームに滑り込み、セーフ!!
こういうプレーを見ると、やっぱ國學院っていいなあ…と思います。
このトリッキーさ、必死さ、粘り強さが國學院の魅力ですよね
スコアは1-3で、東洋の2点リードに変わります。
そして大場くんの奪三振は5(今季通算105)、記録達成まであと7。

4回表。
4番・聖澤くん、6番・キミオくんがそろって空振り三振
奪三振7(今季通算107)、記録達成まであと4。

5回表。
8番・柚木くんが3球で空振り三振
奪三振8(今季通算108)、記録達成まであと4。
…確実に記録が達成されそうだなあ

5回裏。
1死後、3番の天才・中倉くん(客席の部員がこうコールしてた)が
カウント0-1からの2球目を、ライトへの大きなソロホームラン!!
東洋が1点追加し、スコアは1-4。

6回表。
4番・聖澤くんは、147㎞の外角へのストレートに手が出ず見逃し三振
奪三振9(今季通算109)、記録達成まであと3。
新記録まで、あと少し!!

6回裏。
6番・藤田くんがセンターオーバーの2塁打。無死2塁。
7番・田坂くんがバントで送り、1死3塁。
8番・大野くんは空振り三振。2死3塁。
9番・小島くんが左中間を破る2塁打を放ち、3塁走者・藤田くんはホームイン
東洋が1点追加し、スコアは1-5。

7回表。
微妙に制球を乱し始めた大場くんに対し、
國學院打線が反撃を開始します
1死後、6番・キミオくん、代打・辻くんが連打。1死1,2塁。
8番・柚木くんがバントで送り、2死2,3塁。
しかし代打・神谷くんがカウント2-1から129㎞の外角球を見逃し三振
奪三振10(今季通算110)、記録達成まであと2。

7回裏。
ここまで東洋に5点を取られている國學院P・ヒロシくんが
疲れからかいよいよ調子を崩し始めます
2番・鈴木コクバルくん(from部員のコール)、3番・中倉くんが連打。無死1,2塁。
ここで4番・清田マキバオーくん(from部員のコール)が、
カウント1-2からの145㎞のストレート(ちなみに本日のヒロシくんのMAX)を
大きな大きなスリーランホームラン!!
東洋が3点追加し、1-8。

8回表。
この回の先頭打者、1番・関くんがフルカウントから見逃し三振
この時点で大場くんの奪三振は111…東都のリーグ記録に並んでいます
1死挟んで、3番・大石くんがカウント2-0からの3球目、
127㎞の変化球を空振り三振
大場くん、この瞬間に記録更新!!
ちなみにアップした写真は、この記録更新の時の大場くんです。
奪三振12(今季通算112)…あと1イニング、もう少し記録が更新できそうかな?

8回裏。
この回から、國學院のマウンドは大木くんにスイッチ。
9番・柘植くん、1番・十九浦くんが連打。無死1,2塁。
2番・鈴木くんはショートゴロ…
ゲッツーコースだったものの1塁がセーフになり1死1,3塁。
3番・中倉くんのセカンドゴロの間に、3塁走者・柘植くんがホームイン
東洋がさらに1点追加し、スコアは1-9。

9回表、國學院の最後の攻撃。
1死後、代打・長岡くんがカウント0-2からの125㎞の変化球で見逃し三振
6番・キミオくんも、0-2から131㎞の外角球を空振り三振で、ゲームセット。

スコアは1-9、東洋の圧勝でした
そして大場くんの奪三振は14(今季通算114)と、記録を一気に更新しました


今日の試合はもう、「大場くん、おめでとう!!」に尽きるかと。
また、大量得点で大場くんを盛り上げた東洋打線も素晴らしかったです
おそらく、さらなる記録更新を狙って明日も登板すると思うので
(だってあの監督、そういうの好きですよね?
奪三振記録は120~130くらいになるんじゃないかなあ?


…あっ
大場くんのピッチングに魅了されててすっかり忘れてたけど、
國學院負けちゃった…


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6 コメント

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とうと初観戦! (くりはら)
2007-05-23 09:58:36
私も神宮行っちゃいました!

東都の野球や東洋大学の情報を調べていたら、
東洋の優勝より前に大場投手の歴史的瞬間が観れる。
これは聖地・神宮球場に行かなくてはと、東都初観戦。

早々と球場に着くと、
入場券はどこで買うの? 入り口は何処から?
あれ、席はどこからどこまで?…
Visitorな私でした。

国歌斉唱、始球式で試合開始。
のぼり、横断幕、メガホンによる応援。
学長も観戦(優勝に王手であるからでしょうが)
実にアットホームな応援席。
これが東都リーグなんだ。

そして本日の主役・大場投手。ほぼ毎回奪三振を
重ねての新記録達成!!
学生席ではクラッカーが発され、スタンディングで
拍手喝采!
歴史的瞬間に立ち会う事が出来ました。
おめでとう!
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くりはら様 (halu)
2007-05-26 23:01:14
こんにちは。コメントありがとうございます。
この週は仕事が忙しくて、神宮に行くことは出来ないと思っていたのですが、奇跡的に火曜日の昼間だけ時間が出来ました。
東都は素晴らしいリーグだと思います。試合のレベルが高いこともありますが、試合に出ている選手たちの必死さ、そして客席にいるベンチアウトの部員たちの熱意は、六大学では見られないと思います。
今季の六大学の試合が低調だから、余計そう思うのかもしれませんが…。
またお越しくださいね。
返信する
Unknown (ミュージ)
2007-05-27 22:59:17
haluさん、初めまして!ミュージと申します。
母校、東洋大の優勝の模様を伝えるPageがないかと、うろついていて、こちらに辿り着きました。
(実際には、優勝の試合の記述はありませんでしたが)それにしても驚きました、そしてとても新鮮でした。今までで初めて、野球をこんなに細かく見ている女性の文章というのに触れました。
かなりのマニアですね(笑)スコアブック付けてらっしゃるんですかね。そうじゃないとこれ程詳しく記述できないですよね。
国学院ファンとの事ですが、東洋に鞍替えしませんか?(笑)Haluさんがどういうタイプの選手がお気に入りなのか分かりませんが、東洋にも魅力ある選手が一杯いますよ。
来月は大学選手権もありますし、出来れば東洋戦の観戦記が見たいですね。(勿論、ご都合もあるでしょうから、期待せずに楽しみにしています。)
今日は素敵な場所を見つけてLukkyでした。また、お邪魔します。
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ミュージ様 (halu)
2007-05-27 23:37:19
初めまして。コメントありがとうございます。
東都自体は昨秋から観戦するようになったのですが、東都はいつ見ても面白いですよね!!六大学ばかり見ていたhaluにとっては、まさに未知なる強豪(?)が次々と現れて、飽きることがありません。
ミュージ様のおっしゃるとおり、東洋の選手はとても魅力的ですよね。華麗なプレーじゃなくて、ゴツゴツとした無骨な、男らしい試合なので、見ていてワクワクします。
haluは感情を丸出しにする選手が大好きなので、基本的に東洋の選手は大好きです(笑)リーグ戦が始まるまでは藤田くんがいちばん気に入っていたのですが(今も好きな選手のひとりです)、試合を見ているうちに大野くんがメチャメチャ気に入ってしまいました。捕手というポジション上あまり目立たない存在ですが、すごく良い選手だなあと思います。
大学野球しか見ない偏った野球ファンのhaluにとって、選手権は欠かすことのできない大きなイベントなので、時間の許す限り神宮に足を運ぼうと思っています。
これからもよろしくお願いします。またお越しくださいね!!
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東都ベストナイン (ミュージ)
2007-05-31 10:06:19
haluさん今日は!
東都大学リーグの全日程が終了し、ベストナインが発表になりました。東洋大からは、ほぼ予想通り大場投手の3冠(MVP、最優秀投手、ベストナイン)大野捕手、清田外野手が選ばれました。
大野捕手は打率が余り良くなかったから、いけるかな?どうかな?とちょっと不安でしたが、見事受賞してくれました。Haluさんのお気に入りでしたよね。うん、いい線ついてるなぁ(笑)
でも、大野捕手はかなりの実力派のようです。高橋監督曰く、昨年の中日の希望枠入団の田中大輔捕手に勝るとも劣らないと評価していました。監督自身、捕手出身の監督さんなんで、その辺の眼力は確かだと思います。先述の田中捕手の影で出場機会が有りませんでしたが、これから経験を積んで行けば面白い存在になると思います。これからも注目して下さいね。
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ミュージ様 (halu)
2007-06-01 23:26:32
こんにちは。コメントありがとうございます。
今季の東都は、本当に大場くん中心に回っていたようなカンジですよね。ベストナインは、キャッチャーは青学の小池くんかな…と思っていたので、大野くんのファンのhaluとしては結構嬉しかったです。
ちなみに、選手権前に、東洋の練習試合を一度見に行きたいなあなんて考えています。
またお越しくださいね!!
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