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大切な想い

誰にも言えない心の言葉・・・。

谷川岳

2005-10-23 12:06:04 | Weblog
10月21日金曜日
  仕事が終わって家に帰る最中に
  夫から「買出ししといて」とメールが入る

  買出し?
  何の?
  夫に訪ねてみると
  「ビスケットやチョコレートがいいね」
  だって

  まさか・・・
  谷川岳に登る気では?
  確かに昨日谷川岳に登って紅葉が見たいと
  私は話したけど
  まさか本当に行くことになっただなんて

  半信半疑のまま買出しを済ませ
  仕事を早めに切り上げたという夫が嬉しそうに準備を始める
  
  谷川岳はロープウェイとリフトを利用して
  2時間から3時間歩けば頂上に到達できる
  いろいろと調べた情報を述べ始める夫
  楽しそう
  紅葉も見ごろ
  だけど明日の天気は曇り、とあまり良くない
  朝9時に晴れ間があるのでそれを目指して行くことにする
  登山靴を出したり登山ジャケットや救急用品、懐中電灯などなど
  てきぱきと用意して
  21時には就寝
  翌朝5時起きの予定


そして10月22日土曜日
  曇っている
  やめたいけど夫は行く気満々
  仕方ない行くか

  水上ICで下り谷川岳ロープウゥイに到着したのが9時
  どんより雲って
  しかも霧の予報
  とにかく進んでみる

  ロープウェイから見る山肌の紅葉はそれはそれは見事で
  ため息が出る
  


  しかし・・・
  上に上がっていくにつれ
  霧が出てきて
  あっという間に何も見えないほど霧が広がっていた
  ロープウェイ代は往復2000円
  「高いお金出して霧を見に来たなあ」とおじさんが話し
  車内はあちらこちらで苦笑が起こっていた
  「ホントそうだ」
  「こりゃだめだ」
  「何も見えん」
  みんな諦めの声である

  リフトに乗り換え上がっていく人もわずかにいた
  夫はリフト券売り場で
  「頂上はどんなですか」と聞きに行った
  「霧で何も見えませんよ」とのこと
  霧の中歩くのは大変危険だと判断
  私たちはここで引き返すこととした


  せめて
  ロープウェイから見える山肌の美しい紅葉を写真に残そうと
  デジカメを持っている夫にお願いするも
  なかなかデジカメで撮影しない
  デジカメを夫から取り上げ
  シャッターを押すと
  「メモリースティックが差し込まれていません」
  だって。
  謝る夫
  情けなくなる
  写真にさえ残せないだなんて
  疲れが一気に襲う

  ロープウェイ駅まで降りてくると
  そこは団体客などで長蛇の列が出来ていた
  私たちのときより更に霧は下降にあった
  ご愁傷様


谷川温泉湯テルメという露天風呂に行き
  のんびり2時間浸かる
  いやあ極楽極楽
 
  帰りは下道を夫が運転してくれて
  私は助手席でがーと寝ていた


夕方4時
  疲れきって帰宅した私たちは
  とにかく寝よう寝て休もうということになって
  布団にもぐりこんだ


  そして
  目が覚めると
  日曜日の朝7時であった