自衛隊で上司のパワハラに苦情を申し立てた体験談

元自衛官。瑣末事です。のんびり更新。特定個人誹謗意図は無し。隠蔽体質改善を願って。

体験談1 隊長からの嫌がらせ1

2017-07-29 06:13:46 | 体験談
組織図は次のとおり。


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総括班 私の小隊 その他の小隊

パワハラを受けた部隊は小さな部隊で、総括班(本部)に問題が多かった。
新任地でも行政文書管理、秘密保全、情報保障含め5つ程係を兼務したが、総括班の担当者とのやり取りで問題が頻発した。
そのうちの一つは「秘密文書の行政文書としての登録が出鱈目」というレベルの問題だった。
担当者や互いの上司等に2年間問題を指摘し続けたが放置された。
問題発覚時、当時の総括班長はこの問題を真剣に受け止め解決しようとしたが、暫くして登庁しなくなった。
私は噂に疎く、その理由を知らなかった。
後任者が着任したのはかなり後のことだった。

部隊の隊長交代を挟んだX年夏頃、上司である隊長から礼式訓令(規則)に則り行った敬礼を再三露骨に無視され、理由が分からず困惑した。
私は規則を遵守する人間で、善良な納税者が公務員に求める姿を体現しようと努める性質である。
服務中は休日の当直であっても暇があれば戦史や組織統率などの資料を読み研究した。
それらは自分が国家に対し負う責任の範囲で己に要求し、他人には求めなかった。
若い頃はいい加減な所も多かったが、この時点では無視される原因が全く分からなかった。

他人から嫌われるのは全く構わない。人生目的追求に支障が出るなら適宜対処するのみ。
だが、上司がその立場で行う嫌がらせは別である。
上司は国家に代わり部下を統率する者である。
私は上司を契約相手である国家そのものと見ていた。
国家に誠実であればあるほど、不誠実な上司から受けるストレスは強くなる。
上司=国家が不誠実であるなら、己も国家に対し不誠実であれば良い。
だが、納税者からは少なくない給与を頂いている。
私は割り切れなかった。

それでも、この時点、敬礼や挨拶の無視程度であれば殆ど問題は無かった。
敬礼無視の件は服務指導担当者に報告した。
引き続き人一倍の誠意と熱意を持って服務していた。


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