“in”や“at”や“with”などの前置詞句を、機械的に
動詞に係るものとして訳してしまう人が多い。
(訳語としては「~中で」、「~で」、「~を用いて/~で」などとなる)
でも、前置詞句が直前の名詞に係ることも少なくはない。
その場合には、「~中の」、「~の」、「~を用いる」と訳さなければならない。
例えば、“at 60℃”
何の疑問も持たずに
「60℃で~させる」などと動詞にかけて訳してしまう人が多いのだけれど、
直前の名詞に係り、「60℃の~」と訳すべきであるケースもある。
(特許明細書ではこういうケースが少なくないような気がする。)
私は、そういうのには結構厳しく、
「これはダメです。」と細かく指摘してしまう。
それを踏まえると、
今回のブログのタイトルは、ダメだ。
ここでは、「で」=“with”だよねぇ。
バナナ酢のバナナ「で」バナナジャム「を作る」
あるいは、
バナナ酢のバナナ「を使った」バナナジャム
ならば問題なし。
でも、敢えてこのようなタイトルにしたのは何故だろう?
おそらく、
タイトルを「体言止め」にしたい気持ちの方が、
「で」の係り受けが変だと思う気持ちよりも強いからだろう。
タイトルというのは、一般的には、
より短くより簡潔な中に、より多くの要素を盛り込む方向で付けるもの。
…なーんて お仕事的考察をしてしまったけど 本題本題…
〈「バナナ酢を飲んでみた」の続き〉
最初にバナナ酢を作ってから3日後には、こんなに少なくなり(↓下の写真左)
新しく2本目を作った(↑上の写真右)
そして、今現在は3本目↓を作って飲用中。
そして、お酢の中に漬かっていたバナナを どうするかというと…
〈予期せず意味なく長くなってしまったので 次回(本編)へ続く〉