かなり今更ですが、11/29放映のTVスペシャル・必殺仕事人2015の感想でも
・正直かなり面白かったです。
去年一昨年が割と首をかしげる内容だったので微妙に期待してなかった(おい)んですが
なんというか、2000シリーズ特番でも一番いい出来だったんじゃないかと。
・個人的な見解なんですが、所謂2000シリーズというのは「最高」ではなく「最良」を目指す作品だと思ってます。
「最高」というのは多くのファンがベストに上げる新仕置あたりとして、結局それってのは当時の状況あってこそなんですよ。
社会状況・規制の上限・役者・スタッフ…どれをとっても当時でしか作れない。
然るに現代はそういうものの選択肢がかなり狭まっている。どう足掻いても「最高」は作れないんですよ。
じゃあその限られた条件でいかにいいものを作るか、つまり「最良」を目指す。
そういう意味でも今回はすごい「最良」だったと思います。
・実際かなり攻めてますからね。
「DVに耐えかねて家を出た人妻を囲って風俗に売っ払う」ってむしろよく書けたもんだな!このご時世に!
・ゲスト仕事人の山本美月がラーメンマンよろしく振り乱した髪で首締めしだした時は流石に吹いた。
その後もエグザイルばりのダンサブルなアクションで向かい来る筋者をバッタバッタとなぎ倒し…やりたい放題だな!!
結局程なくして斬り殺されてしまうんですが、一時間も経ってないのにこのやり切った感…ごちそうさまでした!
・で、もう一人のゲスト仕事人エンケン(遠藤憲一)なんですが、リアルタイムだと微妙に腑に落ちなかったんですよね。
口がきけない相方にスリや髪結いの仕事を任せて、自分はその金で放蕩三昧。控えめに言ってクズヒモ野郎なんですが、
その相方が斬り殺されたら、ショックで随分と塞ぎ込んでしまうんですよ。これがあれれ?と。
相方を想うのはまあ人として間違ってないにしても、キャラ的に顔で笑って心で泣いて系だと思うじゃないですか。
それが数日放心状態で、松岡にキレられるわ仕事の段で新米の知念くんに釘刺されるわで、なんというか思てたんと違う。
ベテランっぽいのに妙に浮足立ってる。これがなんかすごく解せなかったんですが、今になって考えると
この情に厚い部分が、スパルタンヒガシとの対比なんだなと気付くわけですよ。
・エンケン「あのお役人裏稼業のこと嫁姑に話してないみたいだけどバレたらどうするんだ?」
和久井「殺すんじゃない?」
お前はヒガシを何だと
でもまあ今回のヒガシの仕事中のキラーマシーンっぷりを見たらさもありなんと思えてくるから恐ろしい。
悪い言い方すれば中村さんの2Pカラーでしかなかったヒガシ、今後はこういう方向で独自性を出していくのでしょうか。
来年が楽しみなような恐ろしいような…
・珍しく夫婦円満オチで〆た直後にこの発言なのだから、スタッフは実にいい趣味をしてらっしゃる…
・前回加入したものの実質今回が初仕事の知念くんですが、わけわからんすぎて逆に面白かったです。
「腰に差した刀の柄を踏み台に跳躍」「合気道よろしく足のツボを踏んで動きを封じる」みたいな肉体派ムーブを見せながら
殺し技はドスでグッサリ。いやそこは素手でやろうよ!!君ならできそうだって!!
しかもドスは使い慣れてないから2回ぐらい刺したりするし。やっぱり素手でいこうよ!!そのほうが絶対性に合ってるって!!
このアンバランスさは逆に癖になりそうです。「無理っ!」じゃねえよ。
・特撮俳優が殺され役になるのは必殺のお約束ですが、まさか現行シリーズ出演者が殺され役になるとは…
(仮面ライダーゴーストの仙人とウルトラマンXのワタル隊員)
・ワタル隊員、やることなすことボロ出過ぎ問題。
・「縁切り寺を乗っ取った偽住職」という割とあっさり目の設定なのに、あれだけコッテリした存在になる
竹中直人という男の濃さを思い知らされる。
・というか今回のゲスト、全体的に顔がうるさい
竹中・エンケン・デビット伊東・脇くん…何だ?主役がジャニであっさりだから濃いめで固めてみましたってか?
中和通り越して胸やけ起こすわ!
というわけで2015の感想でした。硬軟のバランス、設定のギリギリさ、キャラの個性、どれも素晴らしく
同時に、あのような小説を書いている身としてはすごく勉強になりました。
オマージュ対象の作品が今もなお続き、そしてお出しされた新作。旧作を振り返るのも勿論いいですが
インスピレーションをより刺激するのはやはりこちらなんですよね。全く有り難い話です。
そんなわけで私も同日29日、第八話「マシュー、奴隷ハーレムを作る」を完結させておりますので
そちらの方もよろしければ読んでやってください。
http://ncode.syosetu.com/n4680cs/
・正直かなり面白かったです。
去年一昨年が割と首をかしげる内容だったので微妙に期待してなかった(おい)んですが
なんというか、2000シリーズ特番でも一番いい出来だったんじゃないかと。
・個人的な見解なんですが、所謂2000シリーズというのは「最高」ではなく「最良」を目指す作品だと思ってます。
「最高」というのは多くのファンがベストに上げる新仕置あたりとして、結局それってのは当時の状況あってこそなんですよ。
社会状況・規制の上限・役者・スタッフ…どれをとっても当時でしか作れない。
然るに現代はそういうものの選択肢がかなり狭まっている。どう足掻いても「最高」は作れないんですよ。
じゃあその限られた条件でいかにいいものを作るか、つまり「最良」を目指す。
そういう意味でも今回はすごい「最良」だったと思います。
・実際かなり攻めてますからね。
「DVに耐えかねて家を出た人妻を囲って風俗に売っ払う」ってむしろよく書けたもんだな!このご時世に!
・ゲスト仕事人の山本美月がラーメンマンよろしく振り乱した髪で首締めしだした時は流石に吹いた。
その後もエグザイルばりのダンサブルなアクションで向かい来る筋者をバッタバッタとなぎ倒し…やりたい放題だな!!
結局程なくして斬り殺されてしまうんですが、一時間も経ってないのにこのやり切った感…ごちそうさまでした!
・で、もう一人のゲスト仕事人エンケン(遠藤憲一)なんですが、リアルタイムだと微妙に腑に落ちなかったんですよね。
口がきけない相方にスリや髪結いの仕事を任せて、自分はその金で放蕩三昧。控えめに言ってクズヒモ野郎なんですが、
その相方が斬り殺されたら、ショックで随分と塞ぎ込んでしまうんですよ。これがあれれ?と。
相方を想うのはまあ人として間違ってないにしても、キャラ的に顔で笑って心で泣いて系だと思うじゃないですか。
それが数日放心状態で、松岡にキレられるわ仕事の段で新米の知念くんに釘刺されるわで、なんというか思てたんと違う。
ベテランっぽいのに妙に浮足立ってる。これがなんかすごく解せなかったんですが、今になって考えると
この情に厚い部分が、スパルタンヒガシとの対比なんだなと気付くわけですよ。
・エンケン「あのお役人裏稼業のこと嫁姑に話してないみたいだけどバレたらどうするんだ?」
和久井「殺すんじゃない?」
お前はヒガシを何だと
でもまあ今回のヒガシの仕事中のキラーマシーンっぷりを見たらさもありなんと思えてくるから恐ろしい。
悪い言い方すれば中村さんの2Pカラーでしかなかったヒガシ、今後はこういう方向で独自性を出していくのでしょうか。
来年が楽しみなような恐ろしいような…
・珍しく夫婦円満オチで〆た直後にこの発言なのだから、スタッフは実にいい趣味をしてらっしゃる…
・前回加入したものの実質今回が初仕事の知念くんですが、わけわからんすぎて逆に面白かったです。
「腰に差した刀の柄を踏み台に跳躍」「合気道よろしく足のツボを踏んで動きを封じる」みたいな肉体派ムーブを見せながら
殺し技はドスでグッサリ。いやそこは素手でやろうよ!!君ならできそうだって!!
しかもドスは使い慣れてないから2回ぐらい刺したりするし。やっぱり素手でいこうよ!!そのほうが絶対性に合ってるって!!
このアンバランスさは逆に癖になりそうです。「無理っ!」じゃねえよ。
・特撮俳優が殺され役になるのは必殺のお約束ですが、まさか現行シリーズ出演者が殺され役になるとは…
(仮面ライダーゴーストの仙人とウルトラマンXのワタル隊員)
・ワタル隊員、やることなすことボロ出過ぎ問題。
・「縁切り寺を乗っ取った偽住職」という割とあっさり目の設定なのに、あれだけコッテリした存在になる
竹中直人という男の濃さを思い知らされる。
・というか今回のゲスト、全体的に顔がうるさい
竹中・エンケン・デビット伊東・脇くん…何だ?主役がジャニであっさりだから濃いめで固めてみましたってか?
中和通り越して胸やけ起こすわ!
というわけで2015の感想でした。硬軟のバランス、設定のギリギリさ、キャラの個性、どれも素晴らしく
同時に、あのような小説を書いている身としてはすごく勉強になりました。
オマージュ対象の作品が今もなお続き、そしてお出しされた新作。旧作を振り返るのも勿論いいですが
インスピレーションをより刺激するのはやはりこちらなんですよね。全く有り難い話です。
そんなわけで私も同日29日、第八話「マシュー、奴隷ハーレムを作る」を完結させておりますので
そちらの方もよろしければ読んでやってください。
http://ncode.syosetu.com/n4680cs/
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