ジョナサン・ハー作 田中 靖 訳『消えたカラヴァッジョ』を読みました。
謎解きのように進んでいくお話に引き込まれ、生き生きとした描写にローマやロンドンを
自分が旅しているかのようにワクワクしながら読み進みました。
本当のことを言えば、カラヴァッジョに興味をもっていたわけではありません。
でも、この本のおかげで、カラヴァッジョに興味をもちました。
今ちょうど、カラヴァッジョの絵が来日しているようです。
上野の東京都美術館で行われている「ボルゲーゼ美術館展」です。
ボルゲーゼ美術館のもとになったコレクションを収集したボルゲーゼ枢機卿の名は、
『消えたカラヴァッジョ』の中にも出てきました。
さっそく明日、観に行こうと思ってます。