3DO Realに未来を感じたあの日（多少の誇張アリ）

　サターンのエミュレータが結構安定している、という話を少し前にエントリしたかと思いま
す。ただ、コレを軽快に動作させるとなると、結構なマシンパワーが必要であるということも
同時に述べていたかなと。

　で。
　もう少し動作が軽快ででも楽しめる最近のってないのかな～、なんて思ってツラツラ探して
いたら。

　ありました～。
　ええ、コレは微妙な線を突いてますよぉ。

　３ＤＯ。

　日本では松下電産（現：パナソニック）が放った（そして大ゴケ・・・ゲフンゲフン）
ゲーム機です。他には三洋とか、意外なところ（？）では韓国の金星（現：ＬＧ電子）から
も商品化されているよう。
　ハードとしては後発のプレステ、サターン、６４の三者によるしのぎを削る競争に思いっ
きり弾かれる形でヤラれてしまい、気がつけば・・・というモノ。

　自分も「コレなんだろ？え？ゲーム？高いねえ」なんて話を今はなき「スパンキー・コン
ピュータ（金亀電子）」で店員サンと話をしてましたっけ。あそこは本当に色々勉強させて
もらいました。お陰で十年遅れていたＰＣの知識を一気にキャッチアップできましたし、今
でも大きな流れを何となく感じていられるのもそれが大きな要因だからと思うんですね。あ
そこで高橋敏也さん見かけたときは感動しましたねえ。今なにされていらっしゃるのかな、
って思ったら当時と変わってない・・・やるな（爆笑）。

　あ、なんでしたっけ。そうそう、３ＤＯ。松下は「３ＤＯ　Ｒｅａｌ」と名付けてました
が、先ほどのように結局は残念な結果に。

　で、なんで今回コレに注目したか。
　消えゆくハードに心を痛め、良き作品を後世に残そうと言うことか？

　違います。

　単純にですね、広川太一郎さんの声を聴きたかったのですね、ええ。

　両者になんの関係が？

　声をあてていらしたゲームがあるのですよ。
　詳しくはコレをみてチョーダイ。




　さりげなく青野武さん（真田技師長の声）とか、増山江威子さん（峰不二子の声）なんか
の声もあったりなかったりしちゃってみたり～・・・

　コホン

　そりゃＰＣで再現させなきゃ。

　取り敢えずネットでＲＯＭを探す・・・なんてことはしません。
　勿論、購入をします。

　しかし、先ほども述べたようにさほど一般的には広がらなかった訳で、モノがそんなにあ
るハズもなく・・・と思いきや。

　意外にありますね～・・・。
　目的のゲームをゲット。さらにピンボール好きだった自分を思い出してその辺のゲームを
ひょいひょい放り込んで家路につきます。しかし代表作のひとつである「Ｄの食卓」は目も
くれなかったのはヒミツなんだぜ（笑い）。

　さて。

　このエミュレータもＢＩＯＳが必要です。
　本体から吸い出すという技が当然求められます。まぁ、入手については色々皆さんご苦労
されていらっしゃるかと思います。なにせ本体もそんなにあるわけじゃありません。自分な
んかは秋葉原の「スーパーポテト」さんで探しましたが、ネオジオやらＰＣ－ＦＸやらの本
体があるのに３ＤＯの本体がないんですから。

　そのあたりを「アレコレ」してＢＩＯＳを入手しまして、エミュレータ本体もダウンロー
ド完了。今回使用のエミュレータ本体は「ＦｒｅｅＤＯ」です。安定感はばっちりといいま
すから期待感は高まるばかり。

　エミュレータ本体があるフォルダに放り込み、さて起動・・・アレ？？

　動かない。

　スペックは十分なんだけどな～。

　ヨーク解説を見てみたら、発色数が３２０００色でないとダメということらしい。

　画面のプロパティチェック。

　うあ、このビデオカード、３２０００には対応してないわ・・・

　ということで動作確認を十分することなく終了。他にいいエミュレータがあればとも思う
訳ですが、３Ｄ０はこれがメインらしいです。本体がマイナーだとエミュレータもマイナー
になってしまうということなんでしょうかね・・・？？