日々の記録

ほどよく書いてきます。

スヌーピーバブルメーカー改造/Snoopy Tail Light

2014年06月30日 14時33分45秒 | 電子工作

職場の同僚、子供のおもちゃが壊れたとのことで、直したいとのこと。預かって様子を見ることにした。
かつてUSJで販売されていたスヌーピーバブルメーカー(Snoopy Bubble Maker)というものだ。

内部の回路はとても簡単。単四電池×2でモーターを回すのだ。しかし、スイッチがいけてない。50mA定格のタクトスイッチだ。モーターの起動電流は実測で1.5Aを超えるし、定常の電流も0.5Aほどになっている。なるほど、これは壊れる。

スイッチ部分をどうしようか迷ったけど、ローサイドのMOSFETにして、タクトスイッチはゲートのON/OFFに使うだけにした。
モーターへの通電をやめたときに逆起電力が結構大きいかとおもって、ダイオードをいれておいた。

MOSFETは表面実装のを使った。4×4の基板は秋月のもの。だいぶ隙間があるが、気にしない。ゲートとグランドをつなぐ抵抗が一番でかい^^;。
チップ抵抗無いとおもったが、あったので実はもっと小さくできたかも。空中配線はワイヤーの張力でぶっ壊れるので、やらないことにした。

壊れたタクトスイッチを交換し、半導体スイッチにて無事に動くようになりました。

めでたしめでたし。

 

・・・・・光ったら子供が喜ぶのではないか、と先の同僚がささやくもんだから・・・・

 

スヌーピーの尻尾のフルカラーLEDを接着。しかし、電源が最大3Vと緑、青LEDには少々つらい電圧なので、昇圧が必要に。

じゃあ、昇圧回路作るかということで、HT7750Aをつかった5Vの電源を用意。こちらも4×4の基板に実装。
←テスト用のリードがついたまま。

あまっていたOSコン(16V 22uF)を入力側に使ってみましたが、後で削除。部品箱をあさっていたら4.7uFのチップ積層セラミックスコンデンサが出てきたので、それを4つほど付けた。

あとはマイコンにプログラム書き込んで、ちょっとごちゃごちゃするが、内臓を詰め込んで出来上がり。

シャボン玉メーカーということで、湿度の高い環境で使われるだろうから、基板はエポキシで埋めてしまい、むき出しの半田付け部分はヒューミシールみたいなもので覆って出来上がり。.

小さな子供が使うということで、色の変遷は穏やかに。

手持ちのマイコンは2chまでしかPWMできないので、フルカラーLEDのためにソフトウェアPWMで対応。ピンをhigh/lowどんどん切り替える。ほかに処理はないので、これでいい。


部品と費用
■基板
秋月4x4基板×2。20円

■半導体スイッチ部分
IR IRLML6344TRPBFTR 15円 ただし頂き物
ショットキーダイオード 15円
10kΩ抵抗 1円

■昇圧回路
HT7750A×1
×1。40円
チップコイル(47uH 0.36A)。 10円
ショットキーダイオード 15円
積層セラミックスコンデンサ。合計20円くらい。

■LED部分
ATTiny13A 50円
マルチカラーLED 87円
カーボン抵抗×3。3円

■その他ワイヤー・接着剤など
誤差


合計約280円。

かかった時間:不明

効果:プライスレス(報告まち)

コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おおぉ (いち)
2014-06-30 22:50:53
なんだか凄いところに技術投入しましたなぁ。
子供さん喜ぶといいですね。(^^)
ふふふ (まこち)
2014-07-01 01:18:32
実はこれ、2台目でして、一代目をめぐり、兄弟喧嘩が起こっているようです。なので、きっとウケるのは間違いないのですが、ちょっと仕様が違うのでどっちがいいとかいう喧嘩になるんじゃないかとも思うしだい。
前につくったものは単色LEDをいくつか詰め込んだもので、スヌーピーの体の中でな5箇所くらい光る場所がありました。
今回はフルカラーLEDを導入したので尻尾の部分だけ光るようにしました。フルカラーLEDはもっとちゃんと白色が出るように電流調節しておけばよかったなと思うしだい。
おぉ (みか)
2014-07-01 10:09:13
スゴイ!&かわいい!

思わずコメントしてしまった。(^^;)

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