それだけは止めてくれと、紙面を見て驚いた。
日経朝刊一面のトップ記事だ。
中国に自動車用の高級鋼板を増産する体勢を取るとある。
今の国情から見て、中国にある生産拠点を国内に戻すのなら
納得もするが、何故に新規投資を行ってまで、日本の鉄鋼のウリ
である、高級鋼板の新工場を、場所選択の余地もないと言わんばかりに
中国に増設するのか。
最近自民党政策に疑問の声を上げる者が増えてきたが、鉄鋼業界の
ドル箱までもが、高級品の製造技術者の流出の怖れも大な海外移転
を、トップメーカーに許しているようじゃ、日本には何も残らなくなる。
安倍内閣の真骨頂は、国益の温存にあった筈だ。
ここは最考を望みたい。
米中の首脳会談は、八時間もかけて、蜜月期間を過ごしたと
マスコミは報じたが、もっとも肝心な事に触れる事も無く終わった
オバマに対する失望の論議もあまり見ない。
何がもっとも大切な事で、必ず言う必要があった事かと言えば、
言うまでもなく、今もなお共産党の一党独裁を通している中国は、
基本的人権と民主主義を、世界共通の価値観としている時代に、
中国のあり方が如何に、変則的な存在であるかを、全く問わずに
会談を終わった情け無い男が、米国の大統領として頂点に立つ
アメリカにも、新たな大国を自称する中国共産党の習近平を咎める
事すら出来ずに終わった事への追求が無いままで良いのかを、
問わず終いで良いのかと、だからオバマには失望したと述べたので
ある。
ソ連邦の崩壊後、中国に近代化を迫る事ができるのは、アメリカ以外に
無いとの意識すら、欠乏しているのが今のオバマ政権の実体じゃないか。
習の訪米前に、突如飛び出したオバマからの、対中TPP参加勧誘の話が
会談後消えて亡くなったが、あれはマスコミ各紙の誤報だったのか。
最近になって、朝日社内では長期購読者の購読中止を止めるべく、論調の
サヨク寄りを慎むような変化が見られる。未だに朝日の子分気取りでサヨク
論調を変えぬ毎日系の諸君は、このまま会社と運命を共にするのか。
大阪のテレ朝系のラジオ局の、アナウンサーが今朝は朝日新聞を紹介
も出来なくなって、苦し紛れに毎日新聞の記事紹介を行っていたが、
思わず失笑してしまった。あんな男にタイダース党を名乗られては迷惑だ。