政府の産業競争力会議主導で、三大都市圏に戦略特区をと
あるが、成長戦略を担当する甘利大臣は、「まだ何も聞いていない」
と、不快感を表明とある。

この種のハナシになると、例の竹中平蔵の姿がチラツクが、竹中は
いわゆる新自由主義者と呼ばれる、グローバリズムの主導者である。

国家戦略会議なら、藤井聡教授が座長を務める「国家強靭化」が
起動しており、その骨子は太平洋ベルト地域に、集中している国家の
活動地域を、天然災害への対応策も考えた、リスク分散が骨子である。

グローバリズムと英語で言えば、何となく格好が良く聞こえるが、実は
アメリカ主導の世界に追随する、いわばアメリカの手先とも言える。

竹中と藤井両氏の見解は、全く異なっている。
安倍総理が率いる内閣の中で、「こんなもん要るのか」と、唯一思わせる
のが、「産業競争力会議」そのもので、民間議員に名を連ねる者も、竹中
を筆頭に、怪しげな名前がチラホラ。

東京都を「英語で暮らせる街に」との目標があるが、社内の公用語を英語
に変えたと自賛する社長が数名居て、如何にも疑わしい。
雇用創出へ外資誘致とあるのも、そんな事しなくても、日本語で出来る仕事
を増やすほうが、理にかなっていると反論したくなる。