作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 バブル経済を知ってますか 】

2013-03-19 17:50:55 | 04 時事ニュース

話に聞くバブル経済の実態を知らない。
なんでも70年代後半から80年代にかけての、
日本中が好景気で浮かれていた時代を指すとの事だが、
ボクは76年から79年にかけて、ウイーンに駐在し、
東欧諸国をソ連製のツボルフという、まともに飛ぶのが
不思議な航空機で飛びまわる日々を送っていたし、
帰国後は、勤めていた会社の雰囲気が悪くなったと感じ、
退社して、自分の会社を起こしたから、話に聞くバブルの
好景気を知らない。

高橋洋一氏の語る事を聞いて、バブル期に一般価格が
値上がりした事実はなく、ただ株価と不動産が狂乱期に入り、
当時大蔵省で、担当官だった高橋氏は、時の大蔵大臣橋龍
こと、橋本龍太郎氏の命で、「総量規制」を実行し、先ずは株が
次いで不動産が急落して、バブル時代が終わったと知った。

株価が天井を付けたのが89年で不動産が追随したのが91年
だと言う。
一般商品の価格上昇は無かったから、狂乱物価という言葉は
当たらないとも言われている。

ジュリアナ東京に代表される、ボディコンのお姉ちゃんも見た事
はない。
証券会社と不動産業が、沸きに沸いていたのであろう。

ボクの起業が成功し、JALのファーストクラスに乗れる身分と
なったが、ある時ロンドンから乗ったJALのファーストクラスの席が、
当時50歳に成っていたボクから見て、若いと感じる人々で満席
だった覚えがあるし、89年にハワイに行くビジネスクラスに、社員
十名程度の不動産業者が、まだ若い女性社員も全員で社員旅行
という場面に出くわした事もあった。因みに大阪発のJALハワイ便
に、ファーストクラスは無かったから、ビジネスクラスが最上席で
あったのだ。

投機に沸く特定の業界だけが、好景気で沸くバブル経済は良くない。



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