作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 浜田宏一名誉教授の著作に学ぶ 】

2013-02-24 19:59:45 | 02 華麗な生活

週末を利用して浜田氏の「アメリカは日本経済の復活を
知っている」を読んでいる。

東大名誉教授とエール大學名誉教授を兼ねて居られる
経済学の泰斗で、白川日銀総裁の恩師として知られる。

安倍内閣の再発足に伴い、令名が復活した高橋是清蔵相
が凶弾に倒れた2・26事件の1936年のお生まれである。

ご高齢でなければ、安倍総理の意中にある最も理想的な
次期日銀総裁だと言われている。
もっとも、あと百日足らずで79歳になるボクよりも、二歳も
お若い。

この著作を読んで、日本人は民主党に政権を渡す愚かな事
を自ら行った、愚民であったと思わざるを得ない。

著作の「まえがき」を読むだけで、そのことが分かる。
浜田氏はこう言われる。

二十年もの間デフレに苦しむ日本の不況は、ほぼすべてが
日銀の金融政策に由来するものだ。

自分は白川方明氏を、正しく導く事が出来なかった。

白川氏はアダム・スミスから二百年、経済の普遍の法則を
無視して、世界孤高の「日銀流理論」を振りかざし、円高を招き
株安を作り、失業や倒産を生みだしている。

全編を通じて、日銀の世界孤高の思考に手厳しく叱責しておられ、
民主党の経済学無知の連中が行った、「円高は日本通貨が強い事」
「デフレは物価が廉く庶民の暮らしに良い」と、デフレをむしろ守る
阿呆な政治家が、首相に就き、財務相に就いたと嘆いておられる。

自民党から民主党に転じた与謝野にも手厳しい。
かねてから、ボクがブログで訴えて来たことが、認められた感が
あって嬉しく思う。良い本に出会えた週末は、意義あるものだった。


 

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