こんな欠陥だらけの飛行機を買う必要なんか無い
と思ったのだが、この機種にはなんと三分の一まで
日本製の部品が使用されていて、この機種の成長
は、日本経済の成長に直結していると知って、拳骨
の下ろしどころが無くなった。

欠陥が起きた場所が多岐にわたるのが困りもので、
バッテリーに問題ありかと思えば、車輪が出ないとか、
ブレーキの作動に異常が発見されたとか、果ては
コックピットのフロント硝子窓にひびが出たとか、
それなら組み立ての問題じゃないかと、矢張り米国
の問題なのか。

主翼を作っているのは、三菱重工の名古屋工場だ
そうで、そのための専用機が、出来た主翼をせっせと
アメリカに運んでいると言う。

機体の重量を下げるべく、東レのカーボンファイバー
が用いられているが、東レはわざわざアメリカに工場
を、それもボーイング社の近辺に建てたと言うから、
まるで日本はアメリカの下請をやらされている感じだ。

この機種は一機当り、およそ200億円するそうで、
受注残がすでに800機とは、随分と人気の機種だな。

組立てをボーイングが、やる事に拘る理由がどこに
あるのか、全日空の幹部が頭を下げる前に、ボーイング
が来日して、頭を下げるのが筋じゃないのか。

航空機の世界は、LCCの時代とかで、安い料金で、
各地に飛んで行けるが、こんなに欠陥が多い機種には
乗りたくないな。

ボクが70年代後半に、頻繁に乗った、いや乗せられた
ソ連製のツボルフという機種。あいつも良く墜落していた。
あんな機種におよそ200回ぐらい乗ったが、サラリーマン
は辛い仕事だな。