作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 これが霞が関文学か 】

2012-09-25 17:34:08 | 02 華麗な生活
東北復興を謳って出来た復興庁と復興予算が、またもや霞が関の
官僚どもによって、好きなように使われ始めている。

復興予算を謳いあげる文章の中に、「日本再生」とあるから、すべて
ヤツ等が企てることは、「日本再生」の美名の中に埋めることが可能
になるのだ。

しかし、熊本の五木の子守唄で知られる五木村の林道整備のカネも、
立派に「日本再生」の役に立つという理論があるらしい。
林道は森林の中を走る道だ。

五木村には深い森がある。森の木々のためにも、間引き伐採が必要で
そこで切られる木を間伐材と呼ぶ。
間伐材は住宅建設の材料として役に立つ。だから間伐材を運び出す
林道建設は、立派に「日本再生」の役に立つ。

こんな理論展開で行けば、全国で何をやっても、「日本再生」の為だと
言い切ることは難しくない。
霞が関文学とは、こうしたものだと心得た。

ところで、その財源である。
来年から向こう25年にわたり、所得税と住民税から何%かが上乗せ
されて徴収されることが決まっている。

それを民主党政権は、向こう5年間で使い切る。
それが東北の復興を名目とする「復興予算」である。

どうだ。驚いたか。ボクは大いに驚いた。こんな官僚を野放しにする
民主党のだらしなさに、大いに驚いている。

 






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【 満州新京の小学校同窓会 】

2012-09-25 14:47:47 | 02 華麗な生活

ボクは大連で生まれ、奉天・新京と二つの学校の同窓会に
入っているから、今の世になっては珍しい経歴の持ち主と
なっている。

今日は甲子園で、新京・櫻木校の同窓会関西支部があたから、
最近はマイカーを控えて居る関係もあり、往復タクシーで行って来た。

日本の敗戦時にボクは小五だったのだが、僅か二歳年長の先輩は
すでに旧制の中学生であったから、幼少時の二歳の年齢差は大きく
ボクの記憶に無いことも、よく知って居られ、そのお話を伺う楽しみ
が有る。

前田さんと仰る二歳年長の先輩は、お父上が国府軍(蒋介石軍)に
技術を買われて居残り、当時中一だった先輩も、その関係で新京に
留まり、昭和28年に漸く神戸に帰って来られた方である。

新京は旧満州国の首都で、ソ連軍が引揚げて行った後、国府軍に
占領されたのだが、蒙古に居た毛沢東の共産軍(八路軍パーロ)
との内戦の戦場になり、昭和23年9月に、パーロ軍の包囲で餓死者
続出の中を、残留した800名の日本人は、何グループかに分かれて
20キロを徒歩で脱出の生生しいお話で、山崎豊子さんの御本で知った
チャーズが身近になった感あり。

前田先輩は、新京脱出後、今度は共産軍に留用されて、共産主義教育
を強制されて28年に帰国し、神戸大学の工学部に入学された方。

ボクは他の大勢と21年に新京を出て、何ヶ月か掛けて淡路島に辿り
着いたが、家の周りは全部田んぼ。なのに我が家にはコメという食物が
無かった。

新京でも、昭和23年春から食料が全く入手できなくなり、市内にあった
緑が消えたとのこと。草も葉も樹の皮も、すべて食べられた結果であった。

時節がら話題は現在の中国政権の行く末となったが、前田さんは元より
清の末期の再来だと言う人ばかり。

共産党幹部も、地方の役所も、軍幹部もすべて汚職の巣窟で、人民の方は
貧富格差、労働条件の悪化(残業が多く、手当てが出ない)で、欧米企業は
すでに中国脱退に動いているとの意見で一致。

それも分からぬ野田政権の継続で、日系企業は中国脱出の機会も失うのでは
と危惧する声が圧倒的であった


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【 自民党の長老は明智光秀を担ぐ 】

2012-09-25 09:31:44 | 02 華麗な生活

織田信長の本能寺の変に関しては、朝廷や公卿の圧力が
あっての光秀の謀反とよく言われる。

おそらく保守派の公卿どもの、信長死すべしの機運は高かった
と思われる。

だからと言って、主君を討った光秀の行為が正当化される
わけもない。

自民党の動きには、16世紀末の、公卿の動きを連想させる。

石原も光秀の役回りが損な立場だとの認識が見えない。
ならば、バカである。

地方での動きは、石破が圧倒的な人気と伝えられる。

自民党は再生のチャンスをもらった。
長老か重鎮か知らぬが、年寄りが蠢く姿は醜いぞ。

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【 中国経済が自滅してゆく 】

2012-09-25 09:18:30 | 02 華麗な生活

アップル社のiPhone5の売れ行きが好調で、発売三日で
500万台が売れた。

それでも本当なら800万台を越えると見込んでいたから、
アップル社は暗い顔をしている。

シャープ救済で名をあげた、台湾のホンハイ精密工業の
中国の生産子会社で、反日デモの飛び火か、太原工場での
暴動を引き起して、生産が停まったのだという。

欧米のマスコミも「中国の労働市場が安定している時代は終わった」
と報じ、反日デモは、中国経済の反転期を迎えた格好。

日系だけで、2万2千3百社が進出しており、外資系全体では
29万社と、まさに世界の工場となった感が強いが、反日デモが
根っこでは、賃金や労働環境への不満の噴出しだ。

中国共産党の一党支配の社会がいつまでも続く方がオカシイ。



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