作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 無責任者集団が政権に居坐る 】

2012-09-20 13:04:35 | 02 華麗な生活

野田は「ブレない」と言いながら、一夜で基本政策を変更する。
無責任男・平成版である。

昨夜の「報道ステーション」は、沖縄からの原口を含め、四候補が
全員登場した、結構な見ものであった。

野田は「脱原発」「原発ゼロ」を唱え続けてきた男。
昨日の閣議で、決定を見るものと誰もが思っていた「原発ゼロ」の決定が
どのようにも受け止められる、「意味プ~」の曖昧な空疎極まる文面の決定
でお茶を濁す手に出た。

なにしろ、国会を通さずに首相任命で発足した、原子力規制委員長の発言と
ウラハラに、枝野経済産業大臣が、島根と青森に建設中であった、原発の
建設続行を発表したのである。

こんなに首相の権威が無い、内閣は長い自民党政権の時代にも、見たことがない。

福島の復興なくして、日本の復興は無い。
これも野田お得意のスローガンだった。

復興庁に組んだ予算は、東北の被災者の手に渡ることなく、予算は大幅に余り、
しかもその一部は沖縄県の道路修復に流用された。

各省庁が、野田内閣の存在を意識することなく、てんでばらばらに勝手に使っていると、
酷評されても仕方がなかろう。

それでも野田は、懸命に言葉を探し、逃げ口上を述べる。
横に坐った赤松が、野田の必死の弁明を直ちに打ち消す。

ビデオ出演の原口が、野田に遠慮も会釈も無く噛み付く。
これで同一の党員同志であろうか。

野田の得意とする口上は、こんな状況は誰の政権下で起きた事かである。
要はすべてが自民党支配の時代からの受け継ぎだと言いたいのである。

ならば聞きたい。
自民党を倒して、国民を誑し込み、政権を奪った者は誰だったのか。

すべて承知で内閣を引き継いだ責任は、皆無なのか。
えらい男を総理に担ぎ上げたものだと、嘆息する。あ~あ、である。

一つだけ野田に訊こう。
三年前の政権交代で、日本は良くなったのか。悪くなったのか。

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