作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 最悪のタイミングで柳条湖記念日 】

2012-09-18 18:51:22 | 02 華麗な生活

彼等日中が戦後最悪の状況となった折に、奇しくも十五年戦争の
発端となった、柳条湖事件の9月18日が来てしまった。

満州事変の発端が、十五年戦争へと続いて行ったのだが、
例の東京裁判で、あの満鉄の事故も日本軍閥の自作自演とされ、
諸説あった、他の犯人探しは、今となっては誰もやらない。

毛沢東が怪しいとの説も、かなりの説得性があったのだが。

それにしても、中国共産党の今日のデモ統制には相当なものが
見えており、昨日のような暴徒の侵入、略奪には進まなかったのが
幸いと言える。

日本企業に職を持つ中国人が、一千万人に達している。

は興奮のあまり、同胞の貴重な雇用の場を破壊したのだ。

日本の中国進出企業には、痛い体験となったが、所詮は見る目が無い。
諦めて日本に戻って来い。

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【 中国の現政権は清の後継者に非ず 】

2012-09-18 18:29:15 | 02 華麗な生活

明治時代の日本が当時の清の承認を得た事実はあるが、
共産党一党支配の、現中国政権に、清の後を継いだ国との
認識なんか有る訳もなく、間にあった蒋介石政権が台湾を
終焉の地として無くなってしまったから、軍閥跋扈の時代も含め、
すべては過去のものとして処理される。

欧州各国が、弱った清につけこんで食い漁り、最後に出て行った
日本にすべての悪を押し付けたのが、世界史的な客観的事実
なのだが、日本軍閥と戦った毛沢東を祖と崇める中国共産党が
現在の中国政権である以上、どうしても日本は割が悪くなる。

尖閣にしても、清と交わした条約はあっても、当時の清は李鴻章
の時代で、台湾ですら化外の地と見なされていた時代のことだ。

国連が衛星による調査で、尖閣列島に辺りに有望な油田の存在の
可能性を指摘し、以降中国共産党も、台湾ですら尖閣の領有権を
主張し始めたのである。

日本の外交は、世の中の状況変化に対応が出来ていない。
いつまでも明治時代の古証文だけに頼っていて良い筈がない。
尖閣の周辺が、有望な油田地帯だと公表された時点で、すかさず
日本の領有である事と、その領有に何人もケチを付けなかった事実
を、声高に全世界に知らしめる必要があった。

特に野田である。たまたまシベリアでのAPEC会場で、胡錦涛と顔を
合わせた時に、胡から「尖閣の国有化」について苦情を受けながら、
その事実は伏せて、立ち話を行なったが、大局的な見地から行動する
と言ったなどと平然とウソを吐いた。あの場面を見ると、明らかに胡が
野田を叱っていると見える。何が立ち話なものか。

中国は国連に対し、新たな海図まで提出している。日本は何もしていない。
明治時代の古証文だけが頼りだ。これで21世紀の外交を行なっていると
言えるのが不思議である。

現在の中国は、共産主義を宗教とする帝国である。
胡錦涛は帝国の皇帝である。そうした認識なしに、ただ海保の活動に
全責任を負わせようとの、防衛では戦略も何もない。

相手の漁業監視船は、「ここは中国の領海だ。日本こそ出て行け」と言う。
そのように教育を受けているのだから当然である。

民主党政権だけが悪いとは言わない。自民党の長期政権下に、いくらでも
尖閣は日本固有の領土との主張は出来た筈だ。

責任を押し付けられる、海保が可哀想である。

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