民主党の現議席は、福田・麻生と続いた自民党総理の失態に
呆れた有権者が、当時の野党第一党に、期待を寄せすぎた
故の大議席数であり、その中味といえば、社会党左派もあり、
旧民社党もあり、新進党の分裂で出来た小党の救済にも使われ、
現に政党の綱領すら、未だに無い。
昨日から書いているように、新党を作るには想像以上のカネが
掛かる。自ら資金を用意できる大物議員は殆どいない。
小沢自身も、国税局の目が光っていて、派手な資金集めは不能。
大山鳴動してネズミ一匹の諺もある。
原発稼動問題といい、外交(特に中国)失態といい、防衛問題といい、
その前に、選挙区比例の問題もある。
安易な大連立なんか、足腰の弱った野田政権への手助けにしかならぬ。
自公には、欺瞞マニフェストで政権を盗んだ、民主党を叩き潰すことだけを
考えて行動してもらいたい。
政界の壊し屋とは昔のハナシ。
今の小沢には、先ず新党を作るカネがない。(昨日詳述)
21日の夜に、小沢派の集会があったが、出席が確認された
衆院議員の数は48人で、問題はその内訳だ。
小沢本人は当選14回だが、これに次ぐのは当選5回の
東祥三、山田正彦、山岡賢次の僅か3名で、当選4回も2人だけ。
有名な「小沢ガールズ」も、数えたら10名もいない。
当選1回と2回が合計24名で、比例の当選1回が15人とは
その顔ぶれのお寒いこと。
小沢の幹事長権限で、比例に入れてもらい、選挙区で割り込ませて
もらったのが8割以上で、自力で選挙が戦える者となるとゼロだろう。
人の世は、かくも恩知らずと、小沢が名簿をチェックして嘆いている。