作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 阪神の打線組み換え 】

2012-05-28 18:22:57 | 02 華麗な生活

マートンの打撃がやっと本物になってきて、昨日の西武戦で
今期初の四番に入った。

四番金本にこだわり続けたが、年令も怪我の後遺症もあるから
本人だって、手ごたえを感じる打球が、フェンスの前でお辞儀を
する現実は辛かろう。

桧山がライト五番で、先発出場したが、これも何年ぶりの事か。

新井がチャンスをゲッツーで潰すのは、毎度のことと呆れる。
誰か新井に言い聞かせ、ツーストライクと追い込まれたら、下手に
バットを当てに行かず、コースと球種を絞って、振り回して来いと、
指示を出したら、偶にはホームランが望めるのじゃなかろうか。

ブラゼルに6号ホームランが出たが、あいつには、兎に角ボール球
に手を出すなと厳命するしかない。
元々が低目の球が好きだが、明らかなフォークやスライダーを、
簡単に打ちにいって、カウントを悪くする。見ていて腹立たしい。

新井は特別キャンプでもやらせて、当分打線から外した方が良い。

関本が満塁で死球を受けて、ヒーローインタビューを受けていたが、
今期の関本は、今までのような選球眼が無いだけに、あれは貰った
得点だった。

しかし若手の中の柴田は、走塁ミスが多い。大和と浅井で外野はOK.
むしろ林をもっと使おう。

しかし能見は、打線の不甲斐なさに腐ることなく、良くぞ完投で勝利した。
能見に限らず、阪神の先発投手陣は、辛抱強くないと勤まらない。

巨人がやけに好調だが、あれだけの金権補充をしたのだから、当然か。
まだ2ゲーム差を付けている中日が立派だ。


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【 ジュネーブの名高いソムリエ 】

2012-05-28 09:47:35 | 02 華麗な生活

せっかく前もって赤のワインの栓を抜き、
室温と合わせて(それをマリッジという)出してくれた、
超一流のラストランで、さぞかし高名なソムリエを、
ギャルソンと呼び付け、このワイン冷えが足りないと、
文句をつけた日本人を見て、さぞかしこの田舎者がと
思ったであろうに、早々に降参したから、
なぜ白ワイン用のグラスは足が長いのかとか、
赤は短い理由とか、パーティでは、グラスは左手で持つ
とかいった、基本常識を教えてくれた、そのソムリエの
名前を覚えていない。

1960代の商社マンたって、そんなものであった。
数年後に、天皇誕生日なんかで開かれる、日本大使館
での、各国の大使や通商代表を招くパーティなどで、
マナーに叶ったグラスの持ち方をしている者は、
ボク以外に居なかったことで、それが証明された。

流石に大使館員は全員が、マナー通りに、
白ワインの長い足の部分を、それも左手で持っていた。
なぜ左手で持つか。いつ誰に紹介されて握手をしなければ
ならないか。グラスを右手で持っていたら、慌てて濡れた
右手をハンカチで拭わないといけない。
握手の寸前に、手をハンカチで拭くこと自体が、
マナーを欠く行為なのだ。

実はハンブルグ支店に駐在が決まった時、
当時取締役の一人で、初代ハンブルグ支店長を務められた、
大宮さんという海外統轄部長さんから、電話が掛かってきた
ことがあった。

「お前もどうせ、洋食のマナーなんか知らんだろう。
教えてやるから出て来い」
出発まで幾日もない慌しい中を、洋食の食べ方を習うためだけに
東京に行った。
会社のすぐ傍にあったパレスホテルのグリルに連れられて行った。
ここには昼食のカレーライスを食べになら、何度か来たことがある。

「いいか、魚介類には白ワイン。肉が出たら赤ワインだ」
確かにそう習いはしたが、「今日は魚で良かろう」と、
その日の食事に肉は出なかった。
白ワインは冷やして飲む。その日のワインも魚だから白だったから、
当然冷たく冷やしたもの。だから肉には赤と聞きはしたが、
温度までの教育はなかった。

ドイツへ行ったら、社内同士で飲むものはビール。
偶に客との会食があっても、ドイツ人だからラインもモーゼルも
白ワインで冷えている。

スイスでもチューリッヒでは、ドイツ語圏だから白ワイン。

赤ワインを飲む破目になった最初の機会が、
ジュネーブのその日だったという次第。


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