マニフェストには何と書いてあったか。
消費税率を上げるには、国民の信を問うてからと、鳩山が
力説していた。
菅はグラついたが、ヤツがぐらつくのは常時そうだったから、
さして問題にもならなかった。問題なら山ほどあったし。
野田である。コイツが最もタチが悪い。
カンヌまで出かけ、そこで消費税率を10%上げる意向を表明
したのだ。
年内にも先ず法案を通し、その上で国民に信を問う。
つまり解散総選挙の前に衆院多数にモノを言わせるのだと。
全く野田はドジョウどころか、とんでもないズルイ手法を思い
つく野郎だな。国民との契約だと騙しておいて、三百数票を
持っている間に、何でも好き勝手に事を運ぼうとする詐欺師
集団の一味以外の何者でもないじゃないか。
こんなヤツ許せんと怒って当たり前だろう。
今の日本は経済力が衰亡している。GDPを快復させるのが
先決で、消費税も給与所得税も挙げようものなら、ますます
消費が落ち込むことになる。
二十年も続いたデフレ政策を打ち切り、円高を円安に誘導
する。それが日銀の取るべき手法である。
年率3%程度の緩やかなインフレを、今なら許容できる。
株価も上がれば消費力に弾みが付くだろう。
先ずは可処分所得を増やして、日本の商品が高値でも売れる実績を示すこと。
それ以外に落ち込んだ景気を上昇させる道はない。