国会ではひたすら官僚に書いてもらった紙を読み、本音は
国際会議でというのが、どうやら野田というどじょう男のやり
方らしい。
G20の目下の大テーマはギリシャ問題で、野田は単なる
賑やかしメンバー。誰もカンヌまで来て欲しいなんて思っ
ちゃ居ない。野田はそんな会議を利用して、消費税10%
アップを国際公約した。
国会では三宅自民党議員が、質問していないことまで、
長々と紙を読んだ。「野田は演説がうまい」と、単純に騙され
た輩の顔が見たい。
今の政権がやるべきことは、二十年にわたるデフレ政策から
の脱却であり、経済成長でGDPを再度上げることである。
そのためには如何なる名目の増税も邪魔になる。
ギリシャに倣って国民投票で、増税の可否を問えば良い。
日本を東京一極集中で、地方財政を軒並み苦境に貶めた
政策も、逆転させる必要に迫られている。国家公務員の三分
の二までが八つの出先機関で威張っている。なのに陳情先
は東京霞ヶ関だ。こんな無駄な出張費があろうか。
地方出先機関の完全撤廃は、民主党の一丁目一番地じゃ
なかったのか。
復興すべきは東北だけじゃなく、東京以外の全地方である。
マニフェストは国民との契約だった。邪魔をする人事院総裁
のクビを刎ねて、契約どおりに出先機関をなくしてしまえ。
そして地方議員の人数を半減するぐらいの姿勢を見せよ。
東京都議の贅沢旅行については批評するにも当たらない。