作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 いつまで続けるのか不毛の論争 】

2011-11-02 09:40:59 | 02 華麗な生活

TPP論争を毎日聞かされる身にもなってもらいたい。

二国間協定のFTAですら、それぞれの国の事情は考慮
される。
日本がなぜアメリカとのFTAではなくTPPの方に
加盟を決めるのかを、
その真の目的を、まだ分からぬ連中
の反対論に耳を貸している余裕はもはやないのである。

TPPは明らかに、二十年、三十年の未来を見据えた
対中国軍事同盟である。
太平洋をハワイを境にしてアメリカ
と二分割しようとするのが中国の真意であり、
それじゃ困った
ことになると考える環太平洋の国々が小異を捨てて大同に
就くのが
TPPであることを、未だに分からん農村議員どもが
山田正彦を大将にたてて、喚いているのである。

軍事面に於けるアメリカの衰退を補う安全保障の新たな
組み立てと言ってもよい。
アセアンからベトナムとマレーシア
が加盟に傾いた時点で、TPPの真意が表に出たのだ。

外交オンチの日本を救う、最後のチャンスを、みすみす逸す
る馬鹿が何所にいる。
民主党の大半は、中国の意図する
世界制覇戦略に組せんとする徒党である。

前にも実例を示して書いたが、日本の零細農家が食糧難に
あえぐ消費者を助ける
なんてのは夢物語である。
小六から高卒まで、それを実地に体験した者が言うのだ。

十ヶ国がブロックを形成し、そのどこからも食糧の提供がある
体制の方がはるかに良い。自ら作るコメに自信が無い農家
なんか保護の対象にもならぬ。
零細農家はTPPに参加しようがしまいが関係なく、未来展望
を欠く。

TPPに不参加の場合、かつて李鵬国家主席がオーストラリア
訪問時に述べたように、
日本は世界地図から消える運命に
陥る
であろう。日本国の危機に際して、農業保護を建前に
TPP参加に反対を唱える輩はあげて国賊である。



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