セ・リーグ上位三球団の勢いがある野球を見せ付けられた
中で、阪神の寂しい今期最終戦が終った。
勝率も５割を割った第４位である。
シーズンを通して投手は健闘したが、打線の方は昨シーズン
の打ちまくる勢いがなくなり、健闘する投手陣を見殺しにする
試合があまりにも多かった。
能見・久保・岩田の三本柱は、もっと勝星が付いて良いはず
であった。それぞれが３～４勝を勝つべくして失っている。
一点差の負け試合が目立った。明らかに真弓采配の気弱さ
の証明である。
首を傾げさせる投手交代もあり、代打成功の後に代走を送り
ながら、脚力で敵の投手を揺さぶる試合を殆ど見ずに終った
感が強い。
野手では若手が大勢登用されたが、他チームのような目を
見張る選手は出てきていない。
僅かに柴田が少しだけ前に出た感じ。ポジションの関係も
あるが上本が期待された割に成長していない。一人大型の
森田はもっと身体を絞らねば長期に戦えないだろう。
最後に出てきた田上はもっと見ないと判定がしにくい。
全体に捕手陣も合わせて小粒が揃った感がある。
秋のキャンプで新監督の手腕に期待するところ大。
特に捕手は城島の扱いをどうするかが課題。
小宮山が終盤多く起用されたが、伸び盛りだった狩野を
如何するのだろう。清水もいまいちだし、捕手が最も弱い。
来期も主戦捕手が藤井となれば困ったことになる。
代打陣から葛城を使うことなく放出したことにも疑問を持つ。
さて注目の新監督には誰が就任するかだな。
梨田の招聘だけはやめて欲しい。
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