日経紙は細川元首相の名を挙げて、野田がかつて細川が
率いる日本新党を基盤に衆院選に登場したことを挙げて
その細川が、野田を小沢に取り持ったかに書いているが、
この観測は甘い。
野田内閣の最重要人物、官房長官の名前がまだ出てこない。
幹事長がすんなり輿石に決まったのと比べたら、いかにも
遅いじゃないか。
小沢の了承が得られていないからだと受け止めたら、
非常によく分かる。小沢は岡田だけは許さないのだろう。
野田には小沢と直接の電話も出来ない。いちいち輿石
幹事長を経由する必要がある。
ところで野田を小沢にくっつけた影の男の名前が明らかに
なった。（ボクの推測だが）
細川内閣も小沢が黒幕だった。官僚の中の官僚といえば
大蔵省の幹部連。当時の大蔵官僚のトップは斉藤次郎で
あった。閣議の前提となる次官会議の司会者は常に大蔵
次官が勤める。小沢にしたら斉藤次官さえ味方につけたら
霞が関は思いのままになる。
当時の大蔵次官、斉藤次郎は今日本郵政の社長に帰り
咲いている。
細川内閣当時の一郎・次郎コンビの相手が、野田財務相を
牽制する財務官僚OBだった。
小沢が旧知の斉藤を利用しない筈がない。
斉藤を通じて、野田はとっくに小沢に降伏していたと見る。
現に発表済みの野田内閣の顔ぶれ、ノーサイドどころか
「小鳩」系の人物ばかりじゃないか。
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