福島第一に溜まった濃高度汚染水の量たるや、すでに
11万トンに達したと。
今の処理をめぐるゴタゴタを見たら、本来15日から本格
稼動すべきであった汚染処理がここまで遅れた以上、
相当量を海中に流出させる以外に道はない。
国際世論が気付かぬはずもなく、日本は相当に叩かれる
ことになるだろう。
海中のみならず、地下水に汚染が広がれば、どういう結果
につながるか、身震いする思いである。
本来なら事実を公表し、地下水汚染を食い止めるために、
遮蔽板を地下深く打ち込む必要があること、それに伴う
経費が1000億円は掛かるであろうと、東電は国民と
国際社会に打ち明けねばならない。
それを何故やらぬ。株主総会を如何にうまく切り抜けようと、
いずれ思いがけぬ場所から放射能が見つかる。
東電はこれ以上の悪あがきをやめろ。