シェ松尾 松濤レストラン

井の頭の神泉からでも良いのですが、今回はアクセスの関係で渋谷駅から歩きました。

あの喧噪、ぐちゃぐちゃっていう雰囲気の街を歩き、文化村を抜けた辺りから街がガラっと変わり、静かな高級住宅街になります。そうそこが松濤。えー！っていうくらい大きな家が建ち並びます。

シェ松尾さんのリストランテはそんな住宅街の中に、ツタの絡まる大きなお屋敷、一軒家レストランとして静かに佇んでいます。

写真にある石造りの門に男性が。お出迎えされていて、名前を告げると中に通されます。

昔の邸宅らしく、木造ならではの落ち着いた内装。まずは待合室に通されます。何名か先客がありましたが、みんな落ち着いた感じの方ばかり。ジャケット着用。休日ですがネクタイです。（ネクタイはなくても大丈夫ですが）

そしていよいよ席へ案内されます。シャンデリアが上品に部屋を灯すシックなお部屋で、中庭を眺めることができます。

さっきまでの渋谷の喧噪が嘘のような静けさです。

執事してくれた方は中年の男性で、感じがよく、気配りも出すぎず、引きすぎず。経験を重ねてきたベテランの味が出ています。この時点で期待感は相当上がってきます。

食前酒にシャンパンを飲んだ後、いよいよ前菜からコースのスタートです。

まずは鰊のマリネ。フレッシュシェーブルと一緒に食べるのですが、これがビックリする美味しさ。幸せあこみあげてきます。

次はイベリコ豚です。半端ではない美味しさ。早摘みした椎茸もほんとうに素晴らしい。

続くはゴボウのスープにヤリイカのクロケット。そして帆立貝と続きます。ここで、メインの前のお口直しのシャーベットに。

上品にお皿に乗せられた料理を目でも楽しみながら少しずつゆっくりと食べていくので、ありがちなメインが出てくる前におなかいっぱいということにはなりません。

そしてメインは鴨肉のロースト。なんと美味しいことか。完璧な料理が続きます。京都緑茶のアイスクリームを食べてからお菓子添えのコーヒーでフィニッシュしていきます。

はっきり言って、全部、おいしいかったです。
１２時にスタートして１５時半まで。至福のランチでした。

検索すればすぐにかかってきますが、一応、アドレスを付けておきます。
http://www.chez-matsuo.co.jp/restaurant/r-stop.htm