トリノを見て思い出す・・・
今から数年前、富士急ハイランドのスケートリンク場でのデート
朝からジェットコースターを乗らされまくり、ぐったりしていたその日の午後
見つけてしまった・・・当時付き合っていた連れが!
連れはスケートは滑れる、との事だったが、ぱんだは初めてだった
スケートリンク場では幼稚園生からカップル、大人、家族連れなど様々な人達が滑っていた
”大丈夫!!きっと滑れるようになるよ!すっごく簡単だから!!”
笑顔で自信満々に話す連れ
どこからその自信が来るんだ、どこから(汗)
はりきっていう連れに運動オンチのぱんだは不安一杯
じゃぁ、まずは立つ練習ね、とスケート靴を履き氷の上にたとうとするが立てない
連れに必死で捕まる
”んじゃちょこっと進むね~~”
ぱんだの手を取り、歩き出す
ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!!!
ちょっお前待て、立つ事さえままならないってのに、歩くな馬鹿!!
叫んだ声は家族の楽しげな声に消え去り、連れは問答無用で歩き出す
”じゃ、止まるよー”
だから、待て、お願いだから待て、止まるってお前手を離したらころぶじゃ・・・
ョョヨヨョョヨヨョョ。+゜(うω`)゜+。ョョヨヨョョヨヨョョ
バナナの皮を滑って転んだギャグの如く転ぶ
”あ~あ、大丈夫?”
・・・大丈夫じゃない・・・(1段階目の怒りスイッチが入る)
起き上がろうにも、起き上がれないので連れにしがみ付き立ち上がる
打った痛さから早くもやる気が萎える
”じゃあさ、俺ちょこっとスケートに慣れる為に1周してくるから、ぱんだは氷の上を慣らしておいて~
”
久しぶりで楽しいなぁ~呟きながら一人滑る連れ
リンク場の端に捕まっているのがやっとのぱんだ
富士急まで来て何故スケートせなあかんのだ・・・何故痛い思いを・・・悲しくなってくる
息を切らしながら笑顔で戻ってくる連れ
”ちょこっとは立てるの慣れて来た?”
ほんのちょこっとダケね、てか寒くなってきたし休憩入れない?
休憩して疲れた、といいスケート自体終わらせよう作戦は破れた
”体で覚えさせなきゃ覚えないだろ!氷の上に立つ事に慣れたのなら、もう少しだから。
滑れるようになるから。だから頑張ろう!!”
スケートをやり始めて3時間経過
ぱんだ一向に滑れません
転ぶ回数が多くなっていくのは気のせいなんだろうか・・・
”最初のうちは誰でも転ぶんだよ~^^俺だって滑ろうと何度も転んだけど練習して滑れるようになったんだしー”
いや、それはスケートが目的の場合だろ?うちらは遊園地が目的だったはずじゃ(汗)
”滑れるようになったら、一緒に滑れるしさっ楽しくなるよ~!!”
今現段階で、滑れるようになってないんですが?
”滑れるようになったらさ~スケート場もデートコースに入るね~”
きいちゃいねぇ
(2段階目スイッチ入る)
ハッスルしまくりの連れに幾度となく後ろから押されてみたり、手を放されてみたり
ギャグか、を思うほど転びまくり体力の限界に陥るぱんだ
ねぇ、帰りたいんだけど
”1周位は一緒に歩きながらでもいいから、歩いてみようか^^b”
腰痛くてお尻痛くてパンツびしょ濡れになってるんだけど
”あぁ、そういえば替えの服持って来てなかったんだっけ?”
んなもん持ってきてねーよ!!(疲労困憊の為、怒り爆発)
スケートもぅやだ><帰る!!パンツびっしょりだし、何故遊園地来てスケートせなあかんのじゃ!痛いだけじゃないか~
切なくなり、ぱんだ号泣
何度かもう少しだけ滑らない?という連れの言葉を無視し
泣きながら靴を履き替えて、連れを置いて帰るぱんだ
観念したかのように、ため息をつきぱんだの後を追う連れ
スケートは後にも先にもこの一回だけだった
トリノフィギュアスケートを見て思い出す、苦い思い出である