琴線に触れたら身軽に行動ダ!

ライブ・美術展・祭り・美味しいものの記録

Trattoria Godereccio

2010-06-20 23:59:59 | 旨いものをガッツリ

トラットリア ゴデレッチョ、割と新しい店のよう。
白ワインでのんびり過ごしました。



カリカリのトリッパのサラダ。



白海老とカラスミのパスタ。パスタもぷりぷり。
とても美味しかった。



赤座海老とウニ。贅沢材料に贅沢材料を乗せた一皿。これも美味かった。



ジェラート3種。



柑橘のパンナコッタ。



カプチーノで〆。


たいめいけん

2010-06-05 23:59:59 | 旨いものをガッツリ

10人集合。


洋食を1品、オムライスやハンバーグを食べる店、という印象ばかりが強い「たいめいけん」に行きました。




幹事さんが持ち込んだ酒。日本酒がメイン。
左から2番目の赤ワインが破壊力抜群。
CHARTER OAK Winary 参加者が持ってきたナパ土産。



飛露喜とにごり酒。



小皿料理の献立。
店は給仕の手間が省け、客は何品も愉しめる、よいシステム。
全品収めようとするからつまらない写し方になってしまいました。


<一の膳>
エスカルゴ
季節物(そら豆)
牡蠣のフローレンス
車海老のフライ
サーモンパパイヤ
鮑の酒蒸し
魚介類のマリネ
牡蠣の塩辛
車海老の冷製
平目または鱸の薄切り


揚げ物が食べ切れないお年頃。
後でじっくり食べたい品は避けておくと、次を持ってきてくれます。



<二の膳>
帆立貝ミラノ風
グリーンアスパラ
本日のスープ
国産牛ヒレローストビーフ
蟹クリームコロッケ
チキンドリア
牛タンシチュー
蟹ポテトサラダ
マスクメロン


二の膳の方が洋食屋さんの色が強いですね。
少量ずつなのにがっつりいただいたイメージ。



コース外ですが、オムライスをいただきました。
切腹前。



開腹後。


たいめいけん特製支那そばでコースは終了(撮り忘れました)。


デザートと珈琲で〆。


だいぶ酔ったので、酔い覚ましに近所お気に入り店に寄りました。



こんなのをつい3人で食べちゃって。



ブルスケッタ ア ラ ケッカ。
今春は寒い日が多かったため、トマトがまだイケるとのこと。


あおひー個展「すくいとる」

2010-05-02 23:59:59 | 美術館

知り合いさん あおひー個展「すくいとる」
―デジタルカメラの耳元にそっとウソをついて、もうひとつの見えない景色をすくいとる―


5/1に行ってきました。
経堂駅北口からすずらん通りに入ってすぐ。左側。徒歩1分。
〒156-0052 東京都世田谷区経堂2-2-9 アンティークスタジオみのる


経堂って、三軒茶屋より人通りが少ない分、落ち着いた感じ。
あおひーさんの地元の空気に少し浸ってきました。
〆のラーメンまで到達しなかったのが残念。
「季織亭」


気に入ったのは左から2つ目、木々の写真。「Green」
白く抜けた背景が雲のよう…
いや違う、木々のつぶやきが吹き出し状に連なっている…
やっぱり緑色のものに反応してしまうんだ、と自分の色彩の深層的好みを再確認した次第。



会期は5/5まで。連日11時~19時。


結婚お祝いパーティ 兼 新年会

2010-02-13 23:59:59 | 旨いものをガッツリ

某所某店にて。
サプライズゲストも交えて参加者10名。



生ハム盛り合わせ。



カプレーゼ。



フォカッチャ。



鯛のカルパッチョ。



バーニャカウダ、野菜添え。



自家製ソーセージ&フリーコ。



Hermitage 1995 マグナム(持ち込み)。
裏には幹事自作のラベルが貼られていたのです。
どんなラベルだったかは関係者にお問い合わせのほど。



カボチャのマスカルポーネチーズ和え。
デザートに感じるが、実は前菜。料理はまだまだ続く。



ピザ3種のうち1種(ソーセージ)。
この写真のほかには4種のチーズ、マルガリータ。



ラグーソースのパスタ、自家製タリアテッレ。



苺のアイスクリーム。



クッキー&プリン。


広島巡り3日目

2009-12-13 23:59:59 | 紀行

<3日目 12/13(日)>



 
フレンチトーストでちゃんとした朝めし@アンデルセン




路面電車の軌道。石畳に風情があります。 



 




路面電車 3種。
自転車よりも遅いような気がしますが、交通手段としては路線も充実していて◎。




この日は4名で宮島観光。
厳島神社の大鳥居がフェリーから見えてわくわく。




参道の郵便局に設置してあった古風な郵便ポスト(レプリカ)。
郵便ポストとしてきちんと稼動しています。




参道に展示してある巨大しゃもじ。




店先では社会科見学ができます。
焼きあがったもみじまんじゅうをUFOキャッチャーが鉄板から外しています。




潮が引いていっている大鳥居。
この様子を目に焼き付けておいて、境内を歩きます。




五重塔を見上げたり。




本殿から海方向。大鳥居を望みます。




本殿と五重塔。




能舞台。




太鼓橋。絶妙な曲線です。渡ることはできません。




どんどん潮が引いてくると、鹿も海に降りてきました。
カメラ目線をくれる鹿も。




この日の潮の引き加減では大鳥居の柱までは行けませんでした。
ぎりぎりまで寄って撮ったのがこれ。




食事処に向かう途中に到着時と同じポイントで撮影しました。だいぶ潮が引いた様子。




参道の入り口に戻って「花菱」へ。




またも牡蠣を食します。
前日の昼食の牡蠣フライよりも磯の香りが強いものでした。




注文後に炊き始めるので、釜飯屋では時間がかかります。
あなご釜めしを。




磯の香りと穴子のほくほく感と、そしてお焦げ。




満腹で街歩きを開始。
ステンドグラスの玄関灯を付けている洒落た店を見たり。




街から五重塔を仰ぎ見たり。




五重塔のそばに上ると、厳島神社を見下ろすことができました。




千畳閣に入りました。
梁の組み合わせがもの凄いことになっています。
これでよく真っ直ぐ建っているもの。




大聖院のそばまで歩くと、岩がごろごろしている川がありました。




帰途で再々度同じポイントで撮影すると、満ち潮に転じて海が迫ってきていました。




参道を戻りつつ、最後の物色。
店先でもみじ饅頭を焼いている やまだ屋にて。




お兄さんがカメラに向けてサービスショットをくれました。




焼きたてのもみじ饅頭は、外がパリっと、中はふんわり。
土産でいただく全体しっとりのもみじ饅頭とは全く別の食べ物でした。


広島巡り1日目2日目

2009-12-12 23:59:59 | 紀行

<1日目 12/11(金)>




夕方から、元広島市民の案に乗り、むさし胡町店 元気うどんで活動開始。
にんにくの効いた野菜・山菜あんかけうどん。大変温まりました。
おむすびで有名な店だそうです。




この晩に楽しんだのはジャズライブ@Music Life TAO 広島店。
北原さんのJAZZ仕事を聴けたのは久しぶり。いつ以来か思い出せません。会場は大盛況。
1st setはカスティージョ、カルナバルなど、2nd setは Walk This Way、恋はみずいろ、白昼夢など。
ベース中野さんの笑顔で楽しさ5倍増し。
息が上がった時に始まり延々と繰り広げられるぐだぐだな無茶振りトークも健在でした。
松島に行くなら穴子めしを「うえの」で、との情報もset間にTao店長からゲット。
この日は他の寄り道活動も無く静かに宿に戻りました。



<2日目 12/12(土)>



この日の日中は市内観光。
宿から元安川河岸に出て、対岸に平和記念公園を見ながら北上します。




広島ガス株式会社原爆犠牲者追憶之碑
ガスの火がずっと燃え続けています。




原爆犠牲ヒロシマの碑
元安川河床に埋まっていた被爆瓦がパネルに組み込まれています。




原爆犠牲建設労働者・職人之碑




平和記念碑




爆心地・島病院(原爆被災説明板)
ここの600m上空で原爆炸裂したそうな。



 

爆心地から路地を通って元安川河畔に出てくると視界が開けて原爆ドーム。
覗き込むと、目立たぬよう内側から補強がなされています。



 
動員学徒慰霊塔



 
T字型の相生橋まで来たところで元安川から離れます。平和記念公園はまた後で。




ひろしま美術館に行きます。国芳の四十七士展の初日。
沢山のスーツを着た人達が開催レセプションに集まっていました。




円形の本館外観。この中に常設のヨーロッパ近代美術が詰まっています。
一通り何でも揃っている感。たっぷり楽しめました。貸し出しで時折り所蔵品を見かけるのも納得。
イッセー尾形の書いた所蔵品に関するコラムが、読めるように置いてあるのも良かったです。
背広客が引けた後の新館で、企画展も見てきました。




昼飯は、カキフライ定食。
大粒ですが、思い起こすと旅行中に食べた牡蠣の中ではいちばん主張がありませんでした。
後で食べたほうの風味が強烈だったから。



 



 
乗換えカードをもらって路面電車を乗り継ぎ、縮景園へ。
趣ある庭園で、結婚式衣装でカップルが写真撮影をしていました。
全ての建造物が戦後に作り直されたもの。ここも原爆で壊滅したとのこと。




再び路面電車乗り継ぎをして平和記念公園へ戻ってきました。
相生橋から原爆ドームを望み、公園へ入って資料館へ向かって南下します。




平和の時計塔
ねじれた柱から屹立する形が苦難から立ち上がる姿を象徴しています。




平和の鐘
誰でも撞いてよいのですが、連打は禁止です。




原爆の子の像
被爆10年後に突然白血病で亡くなった子供の同級生の活動が端緒。千羽鶴収納庫が周囲にあります。




原爆供養塔
慰霊碑よりもこちらにて合掌してきました。
氏名不詳や一家全滅で引き取り手のない遺骨の供養場所です。




韓国人原爆犠牲者慰霊碑
これも日韓併合と強制連行が素地にあるだけに重要な碑です。




平和の観音像




ようやく広島平和記念資料館に到着しました。
館内にも原爆ドームを模したものがあります。
東海村の臨界事故のことも書いてあり、絶えずメンテナンスされている様子でした。




原爆死没者慰霊碑
碑文「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」の意を伝えるには大変に気を使わねばなりません。
加害者・被害者という枠で語っては視野が狭かろう、と感じました。
頭上で臨界核分裂や核融合を起こさせることはすなわち人類の過ち。




国立広島原爆死没者追悼平和祈念館
8時15分を示すモニュメントの周囲に被爆瓦が置いてあります。



市内観光を終えて、夕刻からはライブ。

写真にするには全く面白みのない四角い箱にて。
音楽を楽しむにも平和たればこそ。




年末のライトアップがなされている平和大通りを歩きながら、




現地合流の友人総勢5名で晩飯にありつきました。
人数が多いと色んなものが頼めます。冷やしトマトでスタート。




野菜炒め。
細いもやしが美味い。




これはなんだっけ、エリンギ炒め?




トントロ焼きだったか?




ベーコンとアスパラ炒め。




太刀魚焼き。香ばしくほっくり。



 
牡蠣。殻なしと殻付き。異なる磯の香り。どっちも美味い。




広島焼きで〆にしました。


直島 現代アートで命の洗濯 3日目

2009-11-29 23:59:59 | 美術館

早朝4時頃に起き出しました。
前夜にビール大ジョッキを飲んだせいで小用。
水場やトイレは全て「パオ」の外にあるので、
防寒に服をありったけ着込まないとトイレにも行けません。
仕方なくもさもさと着込んで外へ行き、寒い中をトイレへ。


見上げると、上限の月が沈んでいました。雲はありません。
満天の星です。
久しぶりに見ました、天の川も分かっちゃうかも、 というくらいの星空。
山側を見上げると北斗七星。海側を見上げるとオリオン座。
星図が手元に欲しかったなぁ。
トイレ外出の思いがけない土産を手に入れ、しばらく深夜の海岸を彷徨い歩き回りました。



夜が明けて、泊まった自分も初めて明るいところで見るパオ。



出入り口は二重になっていて、外ドアはまがりなりにも施錠できるようになっています。



散歩開始。
前日まで素通りしていたベネッセハウスの屋外作品を見て回ります。



「らくだ」



「かえると猫」


 
「会話」



「象」



「猫」



「腰掛」



「三枚の正方形」これ動くんです。
じんわり動くけどばたばたしない&壊れない、という作りが素晴らしい。



「茶のめ」
手の届かない絶妙な高さに茶碗をイメージさせる作品があります。



「見えて/見えず 知って/知れず」
まだ朝が早いので扉が閉まっています。
朝食を終えてから再訪することにします。



ベネッセ専用桟橋。



桟橋のそばに、「タイム・エクスポーズド」のうち1点が掛けられています。



桟橋から見上げるベネッセハウス。



「シップヤード・ワークス 船尾と穴」



「シップヤード・ワークス 切断された船首」



つつじ荘のそばに立つ地蔵。



朝食、チェックアウト後に再度歩き始めます。
ベネッセPark棟の新しい作品「ブラインド・ブルー・ランドスケープ」
大変綺麗。
屋内は撮影不可なので、ガラス越しに美しさを思い出せるアングルで。



「見えて/見えず 知って/知れず」
扉が開いたので観賞。
縮小版「タイム/タイムレス/ノー・タイム」。
周囲が映り込むくらい磨いてあります。



パワースポットと言われる場所に立ち寄ります。
「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」
ベネッセ宿泊者が予約すると入浴できます。



前日、遠くから見下ろした作品に、砂浜を歩いて近寄ります。
意外と普通の靴でも歩きやすい砂浜でした。
「黄色と黒のボート」3次元バージョン。



「スラグブッダ88-豊島の産業廃棄物処理後のスラグで作られた88体の仏」



スラグブッダのそばで、建設中の施設があります。
建設現場はアートしていませんが、剥き出しのコンクリートは見えます。


「フォー・ラインズ」は修理中とのことで観られず。
「もうひとつの再生 2005-N」を観に行こうとしたら、
少し前に壊れたと北ゲートで言われ、歩くのをやめました。



つつじ荘に荷物を取りに戻り、バスを待っていると、コスモスが目に入りました。
アングルから溢れるほど沢山咲いています。



町営バスで島を縦断します。
観光客なのに宮浦港で降りないので、運転手さんが「どこまで行くの?」と尋ねてきました。
1つ先のバス停で降りて、カートをころころ転がし、「Cafe Saya」へ。



昼食を食べながら、新聞を読み漁ります。



美味いコーヒーで座敷で足を投げ出して、直島マテリアルの紹介冊子を読み漁ります。



港へ戻り、これが最後の1枚。
直島を全部観尽くす旅はおしまい。
昼過ぎの船で宇部に戻ります。
ピンポイント観賞なら日帰りでも出来る、また来ようと思いました。



すっと帰るのもなんだか勿体無いので、
直島から遠くに見通せた瀬戸大橋をついつい渡りました。



四国特有の丸い山のそばで閉店間際の店に滑り込みました。



「はゆか」ぶっかけ、出汁は薄口。


直島 現代アートで命の洗濯 2日目

2009-11-28 23:59:59 | 美術館


朝日が綺麗なので、慌てて起き出して部屋から1枚。



小鳥と追いかけっこをしながら通路を歩いていきます。



夜明けの空が映り込む様子を。



オーバル棟の上から朝日の昇る様子を。



モノレールが丁度やってきたので、これに乗って朝食へ。



一輪挿しの先に「タイム・エクスポーズド」。



和朝食を。お値段高いが美味しい朝食でした。



コーヒーと、瀬戸内らしく柑橘デザート。


チェックアウトして荷物を預け、
9時フロント発のミュージアムギャラリーツアーに参加しました。
熱心に1時間を超えても説明を続けてくれる、よいおじさまが説明員。
それだけ説明してくれるなら最初のベネッセ自慢の時間をカットしようよ。
同行の参加者にはボケとツッコミの役割分担が明確な名古屋から来たお姉さま方。
「雑草」名古屋お姉さまが食いつく。予習していた自分はニヤリ。
「バンザイ・コーナー」右に倣えの日本人への痛烈な皮肉。
「瀬戸内海の流木の円」流木を皆で集めた逸話。
「十五夜の石の円」石が集まらないので仕方なく遠方から運んできた逸話。
「瀬戸内海のエイヴォン川の泥の輪」白い壁がこんなことに…と安藤氏が頭を抱えた逸話。
「ザ・ワールド・フラッグ・アント・ファーム」世界でアリを仕込んだ逸話。
「黄色と黒のボート」ベランダから外を眺める。
「タイム・エクスポーズド」なかなかセピア色にならないとのこと。
「無題」流木や陶器が鉛が巻かれている。鉛が重みで押し潰されて詰まってきて上部が空いて来ているので、書籍の写真と見比べるように。
「天秘」石の上に寝そべるべしと。
「100生きて死ね」全点灯、全消灯でひと区切り。
ここまででギャラリーツアー終了。


 
館内撮影禁止につき、ベランダに出たときだけは写真が撮れます。
先の崖にも四角い作品が掛かっているのが見えるかどうか。



昨晩もギャラリーツアーでも観なかった作品を漁ります。
「シップヤード・ワークス船底と穴」


パーク棟へ送迎バスで移動して、館内観賞を続けました。
ゴームリー「サブリメイトIV」これ面白いとしげしげ眺めていたら、Part棟宿泊者の出入り口。しゃがみこんでじろじろ見るのは止めました。
杉本博司氏の作品が暗い通路に沢山。立体作品も。



Park宿泊棟の前にもコンクリートの柱。


 
風に揺らめいていないお行儀の良い「ペリスタイルV」


須田悦弘氏の「バラ」は館内か屋外か(写真を撮ってよいかどうか)迷うところに展示されていました。
須田悦弘作品は初見。凄い木彫です。午後に観に行く「碁会所」も楽しみです。


 
「平面によって分割された円筒」
撮影者が映り込まない角度がほんの少しあります。
中に入ると半透明のガラスから外が見えます。



自然美。打ちっぱなしのコンクリートに這う、ツタもみじ。


Park棟前から送迎バスで地中美術館へ。
地中美術館に入る前に、地中の庭のほとりで年末ライブの仕込みをTel予約。
15分ほど粘って無事成功しました。


ベネッセハウス宿泊者はフロントで入場券にスタンプを貰っておくと、
チャックアウト日まで地中美術館(や家プロジェクト)が観賞できます。


予習して知ってはいても、うわ面白い、という部屋ばかりです。
三角コートを走り回って楽しんでいる人が居ました。
しゃがんで走り、たまにひょこっと顔を出し、下で待っている同行者を笑わせています。


昨晩のナイトプログラムで素通りを強いられた
ジェームズ・タレル「アフラム、ペール・ブルー」。
立体かと手を出して触ってみたくなります。


「オープン・フィールド」光の中へ入っていくのを気味悪く感じました。
恐る恐る歩を進めます。
出てきたらだいぶ順番待ちのお客さんが並んで混んできていました。


「オープン・スカイ」にも再度座ってみました。ここは空いています。
昨晩の月光と異なり、日の光が明るく差し込んできています。


白いモネの部屋は丁寧に角を丸くしてあります。
自然光を採光しているため照明が偏っています。


「タイム/タイムレス/ノー・タイム」
部屋が見えた瞬間に、わっと声を上げたくなる広さです。
階段に座り込んで喋っている学生が居ます。
座り込みたくなる気持ちがよく分かります。



町営バスで移動して本村地区へ。
午後からは「家プロジェクト」を観て回ります。


 本村ラウンジ&アーカイブでチケットを購入し、
仕込んでおいた「きんざ」予約の別料金も払います。
「南寺」の予約票を取りに行ってから、腹ごしらえ。



通りがかりの民家に掛かっている暖簾が特徴的です。
居住者の参加意識を感じるし、外来者に家の中を覗き込まれない効果も産んでいます。



カフェサロン 中奥「Naka-Oku」でランチ。
トマトソースのオムライス。



抹茶のチーズケーキのデザートもがっつりいただいて、行動再開。



焼杉板を使った「南寺」。安藤忠雄氏の貴重な木造建築。
この中身は大変面白く、自身の眼の暗順応を試される作品です。
タレル「バックサイド・オブ・ザ・ムーン」
楽しんでから外へ出ると、案外サックリ明順応します。


 
次の目的地へ向かう途中にも面白い看板や暖簾を見ることができます。



「碁会所」
須田悦弘「椿」が畳の上に散らばっています。本当にそっくり。
庭には椿の木が植わっています。



「碁会所」の隣は「きんざ」
内藤礼「このことを」。(撮影禁止でなかったとしても)どうにも写真で表せません。
暗がりに眼が慣れてくると色々なものに気づきます。
あれなんだ? あそこにあるということは対照箇所のこっちにもあるか? あったあった。
ときょろきょろ立ったり座ったりしているうちにあっという間に時間が経ちます。



屋号を表すステンレスプレートもあちこちで見かけます。
写真が赤っぽいのは、撮影者のウィンドブレーカーの色が映りこんでいるもの。
写真整理の段になって初めて気づきました。


 


 


 
調子に乗ってぱかぱか撮っているうちに、



次の目的地「石橋」に到着。
縁側に向かって、千住博氏の「フォーリング・カラーズ」
太い梁の通った蔵には「ザ・フォールズ」


 
地区の中心地の小川の横を通り、


 


 


 
プレートや暖簾を見つつ、次の目的地へ。


 
「護王神社」
杉本博司「アプロプリエイト・プロポーション」


光学ガラスでできた階段が特徴的です。
地下の石室から階段を見上げることができます。
地下室から出るとその瞬間に海が見える、うまくできた構成です。



神社の参道を降りて、本村地区を突っ切り、



「はいしゃ」
最後に脳ミソをシェイクされるような作品で、にやにやしながら中を見て回ります。



晩飯処を求めつつ、銭湯にも行ってしまえということで、
本村から町営バスに乗って、宮浦港へ。



よく見ると、港の案内所にも同じ形態のプレートがあります。



そしてこれが銭湯。大竹伸朗「I Love湯」。
入浴してみましたが、ただ笑うばかり。落ち着きようの無い銭湯。
小さい子どもが怖がって「嫌だ入らない」とぐずってしまい、親御さんが困惑していました。


 
「ニューおりんぴあ」で和定食。
刺身と焼物のセット。お椀にご飯も付いてきて満足。
女将さんは、銭湯が出来た時期すぐに入りに行ったそうな。
ここで飲んだ大ジョッキのビールが、翌早朝に思わぬ影響を及ぼします。



港のオブジェを見ながら次のバスを待ち、



宿泊地、つつじ荘の「パオ」へ。
大広間では団体さんが宴会をしている様子。
静かに一番奥のパオNo.7に入りました。
暖房をかけると、寒く感じません。
打ち寄せる波の音と暖房器具の音を背景に、雑誌をめくって夜を過ごしました。


直島 現代アートで命の洗濯 1日目

2009-11-27 23:59:59 | 美術館

午前中に用事を急いで済ませて、車で宇部港へ。
下調べした通り、1日500円の駐車場へ車を置いてそこからはキャリーカートをごろごろ。
フェリーターミナルの前に、しっかりした昔ながらの本屋がありました。
本屋で秋の夜長に、と雑誌を3冊購入しました。
文藝春秋増刊くりま1月号「完全保存版阪本龍馬がゆく」
サライ12月号「美術館で知の冒険」
芸術新潮12月号「唐招提寺」



フェリーですぐの距離です。直島に到着すると、赤かぼちゃが迎えてくれます。



送迎バスにポンと乗ると、道すがら宮島の大きさを大体把握できました。
ベネッセハウスミュージアム棟で降りてチェックインを済ませ、
案内に従って開錠したドアの先には、モノレール路線。
ぎしぎしガタゴトと動くモノレールは、むしろミカン畑の斜面に設置されたトロッコ。
ミカンになって運ばれている感触です。



面白がっているうちにオーバル棟に到着。
荷物を置いてすぐ、曲線で切り取られた青空を早速撮影。



オーバル棟の上から見下ろすと、遠くに黄色いカボチャが見えました。



オーバル棟内を見下ろすとこんな感じ。



ざーざー流れる音を追っていくと、安藤建築の曲線に沿って流れ落ちる水。



安藤建築の曲線その2。



棟内へ戻ろうとすると、コンクリート打ちっぱなしの枠にオーバル棟の明るい面が見えます。



日中の明るいうちの1ショット。



通路から眺める瀬戸内海。


 
通路から左右を眺めると滝からずっとコンクリートの局面に沿って流れる水面を望めます。



トロッコを使わず、木々の間を縫う遊歩道を下ります。
瀬戸内海に射し込む雲の合間からの陽が赤く見えました。



送迎バスで閉館時刻の地中美術館へ行き、
予約していたジェームズ・タレル「オープン・スカイ」ナイトプログラムの受付へ。
カメラ持込禁止なのでチケットセンターよりも奥の写真はありません。
アフラム、ペール・ブルーだけは横目でちらりと見つつ、係員の先導に従ってオープン・スカイへ直行します。
背中の暖房が心地よく、膝かけも温かい。雨にも降られずこの季節に予約を仕込んで大成功です。
襲ってくる眠気を払いのけて、首の痛みにも負けず30分ぼーっと上を見上げます。
視野の限られる眼鏡でなくコンタクトにして来た方が首には優しいです。今度来るときはコンタクトにしよう。
この空の色はなんだろう、青い? 青くない、灰色? 灰色でもない。
オーバル棟を下るときにはあった雲が何にもない、晴天の1色なんだ、と気づくのにしばらく時間がかかり、
次いでやや暗くなったかという頃に、月明かりに気付きました。
月明かりがくっきり差し込み、四角く切り取られた影が壁に浮かんでいました。
LEDの色が徐々に何度か変わるのも面白くて本当によくできた色表現です。


 
テラスレストランを予約していたので、送迎バスで移動して夕食。
ベールコースにしました。前菜とパスタ。


 
豆と白身魚の組み合わせは美味しい。メインの最後は肉。
ゆっくりと次の料理が出てくるまで翌日の計画を練っていました。



デザート。


 
照明が柱に埋め込まれている構造が面白いので1枚。
ほかのお客さんがいなくなったところでもう1枚。



宿へ戻る、その前に、オーバルから見降ろした黄色かぼちゃの夜景を撮りに寄ってみました。



夜露に濡れる黄色かぼちゃを接写。
こんな撮り方するヤツはそうそう居ないのでは。



穏やかな波音を聞きながら、ミュージアム棟へ戻ろうと歩いて行くと、
森の中へ入り込んでいくような階段を発見しました。
これは面白い、と入り込むとやはりきちんと整備されていて、
ミュージアム棟の入口にポンと出ることができました。


ミュージアム棟の館内展示を観てまわりました。
翌朝にミュージアム棟のギャラリーツアー予約をしたので、さっくりと。
「ザ・ワールド・フラッグ・アント・ファーム」
が目新しく書籍に載っていない作品でした。



部屋に入る前にオーバル棟の夜の様子を1枚。
ざーざー流れていた滝・川の水が止められていて、静かに寝られる模様です。



部屋に入ると、お約束のおにぎり(と漬物)が置かれていました。
この銀色のBox、広げるととても大きな紙です。


奥湯河原へぐだぐだの旅

2009-11-21 23:59:59 | 旨いものをガッツリ

熱海で在来線ホームへ行くと電車が動いていません。
昼食時に合流する人も半数が小田原で足止め。
全員集合は諦めて、行ける者だけ3名で。


蕎麦処 多賀
http://www.tagasoba.com/




昼に合流できなかったヤツらは、湯河原駅で昼食を楽しみ、先にチェックインしている模様。
そこでバスを途中で降りて買い出し。「なだや酒店」へ。



買い出しは置いといて、利き酒コーナーへ流れ込む。
利き酒な割には値が張るが、それは超贅沢な選択をしたから。美味い。



塩辛のようなアテが欲しいね、と言った瞬間に出してくれました。


山翠楼
http://www.sansuirou.co.jp/



全員揃い、後着の我々も屋上露天風呂を楽しんでから、夕食。



前菜



くみ上げゆば



吸物



造り




焚合



焼物



ワイン「poupille」を愉しめるコース。



合肴



蓋物



止椀・香物・御飯



水菓子



気づいたら3時間くらい喋り・飲み・食いしてました。
最後に重たい皿で果物をおまけしてくれました。



食事をとった部屋の床の間。



朝食も盛り沢山。



干物



湯豆腐



スカイラウンジ「桂」で紅葉を愛でてから宿を出ました。