鈴蘭の詩と写真ブログ

~詩と写真に寄り添いながら~

長い一日が終わる

2015年09月28日 04時29分40秒 | 日記

 

 

 

 

 

青商会20周年記念イベント

ウリ民族ツアーステージ近畿公演

二日間の日程+仕事終了

民族フォーラムを考えるとき

必ず思い浮かべる映像

奈良学校再建の映像

どんなに辛くても

映像の中で語られる言葉に勇気づけられた

「学校はなくすな、身を削ってでも守れ」と言われたウリハッキョ

今日もその意味を問う


今日読んだ詩一編

2015年09月25日 03時09分05秒 | 韓国の詩

참 좋은 당신
         

         김용택

 

어느 봄날
당신의 사랑으로
응달지던 내 뒤란에
햇빛이 들이치는 기쁨을
나는 보았습니다

 

어둠속에서 사랑의 불가로
나를 가만히 불러내신 당신은
어둠을 건너온 자만이
만들수 있는
밝고 환한 빛으로
내 앞에 서서
들꽃처럼 깨끗하게
웃었지요

 

아,
생각만 해도
참 좋은 당신.

 


本当に良いあなた

 

    金龍澤(キム・ヨンテク)

 

ある春の日
あなたの愛で
日陰の裏庭に
日差しが差し込む喜びを
わたしは感じました

暗闇の中で愛の火のそばに
わたしを静かに呼び出したあなた
闇を渡ってきた者だけが
作ることができる
明るくて明るい光で
わたしの前に立って
野花のようにきれいに
笑いました

 

ああ
思うだけでも
本当に良いあなた


今日読んだ詩一編

2015年09月21日 15時44分17秒 | 韓国の詩

달새는 달만 생각한다

    

달새의 머리는      

온통           

달에 대한 생각만으로 

가득 차 있다.

그리고

새의 생각은

언제쯤

다음 번 비가

올까 하는 것.       

아~~

그대가

온 생애를 바쳐

랑하는 그는 누구인가? 

 

 

月鳥は月だけを想う

 

月鳥の頭には

すべて

月に関する思いだけで

いっぱいだ

そして

雨鳥が思っていることは

いつ頃

次の雨が

降るのかと

ああ~

あなたが

人生のすべてを捧げて

愛する人は誰なのか?

 

リュ・シファのエッセイ『月鳥は月だけを想う』より


最近読んだ詩一編

2015年09月20日 03時10分04秒 | 韓国の詩

最近読んだ詩一編

好きな詩との時間が楽しい

 

 

눈위에 쓰는 겨울시
     雪の上に書く冬のし


        류시화(リュ・シファ)


누구는 종이 위에 시를 쓰고

누구는 사람 가슴에 시를쓰고


 ある人は紙の上に詩を書き
 ある人は人の胸に詩を書く



누구는 자취없는 허공에

대고 시를 쓴다지만


 ある人は何もない空中に

 詩を書くと言うが


나는 십이월의 눈 위에

시를 쓴다.


 私は12月の雪の上に
 詩を書く


흔적도 없이 사라질

나의 시


 跡形もなく消える
 私の詩


詩をそばに

2015年09月19日 08時15分16秒 | 日本の詩

長らく更新できずにいたブログを再開

明日は娘の運動会

詩の一編でも書きたい気分

 

倚りかからず

             茨木のり子


 もはや
 できあいの思想には倚りかかりたくない 
 もはや
 できあいの宗教には倚りかかりたくない
 もはや
 できあいの学問には倚りかかりたくない
 もはや
 いかなる権威にも倚りかかりたくない
 ながく生きて
 心底学んだのはそれぐらい
 じぶんの耳目
 じぶんの二本足のみで立っていて
 なに不都合のことやある
 倚りかかるとすれば
 それは
 椅子の背もたれだけ

 

「倚りかからず」筑摩書房刊より