セルフ式ガソリンスタンド

　昨年夏の終わりころ、近所のガソリンスタンドがセルフサービス式に改装した。
　それに反応したのかまわりのスタンドも一気にセルフ化し、ついにセルフスタンドだらけになってしまった。

　セルフスタンドはスタッフの作業待ちで無駄に待たされることもなく客の回転率がよい。
　だが、通常のスタンドのようにうるさいくらいのサービスてんこ盛りに慣れてしまうと何か物足りない。しかもセルフ化したことでスタッフの影を見ることもなく、現金カード会員の特権だったエンジンルーム周りの点検もしなくなってお得感がぐんとなくなってしまった。
　エンジンルームまわりはスタンドで見てもらうのが当たり前だったのだが、セルフスタンドばかり利用するようになり、気がつけばウォッシャー液は不足しクーラント液は半減していてあわててホームセンターに駆け込む始末。

　しかも困ったことにセルフスタンドは利用ルール（金入れる、油種選択、給油、つり銭もらう）は同じだが、給油機の使い方が微妙に違う。一箇所に慣れてしまうと他のスタンドを利用するときに混乱することがある。さまざまなメーカーが競い合いいろんな機械が導入されるのは良いことだとは思うが、せめて操作性の統一くらいはして欲しいと感じた。