マリクロブックス
『たくましく生きる つぶやき』
知恵のつぶやき編
第50回
★3月22日(木)~3月28日(水)
3月22日(木)
自慢する気持ちが少しも湧き上がらないように。
助けてくれる人たちに傲慢な態度をとらないように。
虚栄心を満たしたいという気持ちや、性的な欲望を、別の方向にむけましょう。
鉛よりも重いもの、その名は何でしょう?
それは「愚かな者」です。
3月23日(金)
懇親会の幹事、世話役になったら、はしゃがないようにします。
客の一人のようにして、みんなの中にいて、細かく気を配って、宴会の席につきます。
行うべきこと、役割をすべて果たした後で、着席しましょう。
そうすれば、みんなと同じように陽気に楽しむことができ、後で世話役としての段取りのよさを褒められるでしょう。
3月24日(土)
最初の人は、完全に知ることはできませんし、最後の人も見つけ出すことのできないことがあります。
海よりも広い考えや思いがあり、深遠な計画もあるからです。
その計画にあなたはどんな時でも導かれるでしょう。
砂漠のような所にいても、食べるものが供給されて、病むことなく心身ともに力が漲《みなぎ》るでしょう。
3月25日(日)
もしあなたがお腹をすかせて食べ物を必要としている人たちに、それを与えるなら、悩みや苦しみをもつ人たちの願いを満たすなら、ホームレスの世話をするなら、あなたのなかの光が輝きはじめ、あなたの周りの闇、こころの暗がりは、午《ひる》のように明るくなるでしょう。
こころを覆っていた最も暗い時間が、喜びにあふれた時間に変っていくのです。
あなたの生活は真昼よりも輝き、憂鬱で陰気だった暮らしが夜明けを迎えるでしょう。
3月26日(月)
愚か者を褒め称えたりすることは、夏に雪が降ったり、乾期に雨が降ったりすることよりも、道理にかなっていません。
刈り入れ時に降る雨のように、ふさわしくないのです。
優れたことば、すばらしい話は、理解力や判断力に欠ける者には、ふさわしくありません。
支配する力のある人に、嘘をつく唇は似つかわしくありません。
尊敬される人は偽りを語りませんが、愚かと思われる者の話すことは、何の価値もないのです。
3月27日(火)
知恵は、分別のない者には、手に負えません。
真実かどうかを、間違っていないかを、不変のものかを、判断して見分けることのできる賢明なことばは、深遠で奥底が計り知れないため、学ぶのが遅い者には、愚鈍な者には、理解できないのです。
思慮分別に欠ける愚かな者が、学ぶことを拒む者が、何のために、知恵を買おうと手にお金を持っているのでしょう。
3月28日(水)
真理、知恵、修養、良識は買い求める価値があります。それを売り渡さないように。
知的なこころは知識を得ようとし、賢い人の耳は知識を求めます。
良識のある聡明な人は学ぶことを望みます。
愚かな者は、無知を友として、満足しています。