ぜんきちの365日

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「一粒百行」という四字塾語がある

2015-09-18 22:02:00 | 日記
百の作業を経て一粒のコメは作られる、と一粒ひと粒の尊さを説きつつ、苦労の絶えない
耕作者に感謝の心をこめた言葉である。農家にとって災害に襲われて差し支えのない季節
などあるはずもないが、待望の収穫へ”百行”の仕上げにかかるこの時期の仕打ちはむごい・
稲の実は塾するときに吼えるえる。コメどころにはそんな語り伝えがあったらしい。<稲ノ吼ユルヲ聞カントテ、終夜、田間ニ彷徨セラレシト>越後の人、良寛は一晩じゅう田んぼを
さまよい歩いたと、「良寛禅師奇話」という江戸期の逸話集が伝えている。

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