今日は珍しく、車が一台も止まっていない。連日の雪で、こんな日もあるのだろうか。
歩き始めると、足跡が二つ。少なくとも二人は登っているようだ。
4合目辺りで、女性を一人追い抜く。9合目辺りで、常連の男性がストックも使わず、上から飛ぶように降りてきた。
アイゼンは確認できなかったが、踏み跡を見ると何もつけていない。さてさて?
今日の山頂は、今までで一番コンディションが悪い。
山頂で自撮り。天気予報では昼から晴れる予定だったが、その気配は全くなく寒い。登り、1時間58分。
小屋に入ると、先ほど追い抜いた女性が休んでいた。よもやま話をしていると、先ほどの常連さんがまた登って来たので聞いてみた。
「何か付けてるんですか?」
「いや、何もつけとらん。」
「ストックもアイゼンもなしであのスピードとは、まるで仙人ですね!」
「毎回歩いているので、その日の感じで、今日は滑るか滑らんかわかるんだ。」
との事だった。「ちなみに今日は大丈夫?」と聞くと、「問題ない。」と言うので、アイゼンを忘れた私は、じゃあストックでのんびり下ろうか、と思った次第。
下り始めると、先ほどの常連さんがまた登ってきた。山頂付近を何回も往復しているらしかった。
私は、指先がジンジン冷えて痛いので、とにかく早く下る。大体30分くらい歩くと、指先まで温まってくるのだが、それまでがかなりつらい。
7合目で、先に下山した女性を追い抜く。
6合目付近まで下ると、指先も温まって楽になる。
5合目まで下ると空が晴れてきたが、山頂を振り返るとまだ真っ白で何も見えない。
4合目を過ぎると、下から女性が上がってきた。「今からだと山頂は快晴ですね。」と声をかける。
下り、1時間30分位。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます