関西クラッシク音楽散歩

クラッシク音楽の日記

オペラ「ミカド」                    びわ湖ホール

2017-08-07 17:12:16 | 日記

8/6 サリヴァン:コミック・オペラ「ミカド」、びわ湖ホール「オペラへの招待」としてびわ湖ホール声楽アンサンブルを主体として公演して居り’17年2月ドニゼッティ:「連隊の娘」が良かったので今回もチケットを買いました。 作曲者、サリヴァンの名前は初めて聞く、「ミカド」も当然聴いたことが無い。 公演のプログラムを読み初めてイギリス人作曲家サリヴァンの日本を舞台としたジャポニスム音楽の代表作品の一つだと知った。 背景が日本の風景の映像で、浮世絵の富士、浅草寺、都会の風景、清水寺、道頓堀などでオペラが進行する。 指揮:園田隆一郎、日本センチュリー交響楽団の演奏で言うこと無し。 音楽は、前奏曲も普通で、是と言ったアリアも無く今まで聴いたオペラと違い、ミュージカルと思うほど軽く聴けました。 作品の中で日本の歌「宮さん、宮さん」が流れたのが印象的です。 ナンキプー:二塚直紀、一番輝いていました。 ヤムヤム:飯嶋幸子、今回も演技が上手く楽しく聴けました、ココ:迎 肇聰及びプーバー:竹内直紀にも満足です。 本日の「ミカド」を楽しませて呉れたのは、演出、訳詞:中村敬一です、まるで吉本の新喜劇を観ている様なギャグ満載、「オバハン」「そんなの関係ねえ」「オレオレ詐欺」「忖度」「このハゲー」等のセリフまで飛び出し会場は大うけ。 フィナーレでは、タイガースファン、たこ焼きのはっぴ、グリコのランナーまで登場し、大いに大阪をアピールしました。 この「ミカド」は、地域招聘オペラ公演として、東京新国立劇場で8月26、27日に上演されるとのこと、大阪風の味付けされたこのオペラ、関東でもびわ湖ホール声楽アンサンブルの活躍を期待します。