自分の車に追突した車をそのままの状態にして走行し、追突した車の運転手を死亡させたとして、自動車運転過失致死や道交法違反の罪に問われた被告の論告求刑公判が11日、水戸地裁であり、被害者参加制度に基づき出廷した遺族が被告を殴り、河村潤治裁判長に退廷を命じられた。
殴られたのは無職高橋重義被告(60)。最終意見陳述後、死亡した男性運転手=当時(29)=の母親が検察官の横の席から証言台の被告に近づき、「息子を返せ」と声を上げて拳で背中などを約10回殴った。弁護人によると、被告にけがはないという。
論告で検察側は「救護措置を取らずその場から逃走した。救出していれば命は助かった」として懲役3年6月を求刑。母親は「重い実刑を」と意見を述べた。弁護側は、車が追突したと認識しておらず死亡との因果関係はないとし、公判で一貫して無罪を主張している。
起訴状などによると、2008年12月3日午前5時ごろ、高橋被告が茨城県笠間市の常磐道の走行車線に大型トラックを止めたところ、男性の中型トラックが追突し、後部にめり込んだ。高橋被告はその後、そのままの状態で約20キロ走行。途中で中型トラックが炎上、男性を焼死させたとされる。
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