もう一台は新車をチョイス。6台がデビューした2008年のノンステップバス新車の中で、一際目を引くのが空港リムジン用に抜擢された日野ブルーリボンII西工ボディ車(PKG-KV234N2)。これまでノンステップバスと言えば、日本においては一般路線に起用されるケースが定石でしたが、比較的長距離の用途での使用は記憶にありません。ノンステの強みというべき車椅子への対応はそのままに、ハイバックシートも装備し居住性の向上にも目を向けた仕様となっており、まさしくバス業界にとってのエポックメイキングな1台に仕上がった感があります。熊本のみならず、全国にも“熊本モデル”のノンステが波及していくことを願います。バス事業者の経営状況や車両コスト自体の問題は横たわりますが、国側が標準仕様ノンステップバスにこの様な車両を制定してくれればベストなんですけどね。
惜しむらくは、リア側しか撮影できなかったこと・・・