10月28日愛媛新聞より
10月27日(日)に行われました四国大会決勝戦で今治西高校が優勝し来春の選抜出場を確実にしました。高校野球ファンとして大変うれしいことです。
この大会で次のような珍しい出来事がありました。
1 県代表2位校と3位校の決勝戦
なかなかこのような決勝戦にはなりませんが、もともと実力がある両校なのでこのような対戦になったということでしょう。
2 多くの進学校の出場
この時期、全国各地で地区大会が行われましたが、これだけ進学校といわれる学校が顔をそろえる地区大会はありません。文武両道ということからも望ましいことと思います。
3 強い高知県勢の全校初戦敗退
今夏甲子園ベスト8進出時の投手を有する明徳校を始め、例年強豪校が揃う高知県としては悔しい結果となりました。
今治西高は何故強いのか。
独断と偏向で私なりに考えてみました。
一つには、監督がよろしい。飛び抜けた大型選手のいないなか、毎年のように甲子園を狙えるチームをつくってきます。指導力抜群ですね。
二つ目としては、近年子供のソフトボールチームが多いのですが、今治地域には小学生の軟式野球チームが多く野球をよく知っている子供が多いことです。
よく似ている競技ですが、野球の方が複雑であるし、チームとしての強さの多くの部分を占める投手がソフトでは育ちにくいと思います。
三つ目としては、今治西高出身の高校野球監督が大変多く、互いに練習試合などで切磋琢磨しているということです。
過去の甲子園出場を振り返ってみますと藤本・武田の大型バッテリーの活躍、DeNAの藤井投手の快投で何度か優勝旗を掴みかけことを想い出します。
来月の神宮大会、来春の選抜大会の活躍を期待いたします。
終わりに、高校野球についてのお願い。試合前後の挨拶は、間をおかず両校同時にしていただきたいですね。(少しの学校ですが)相手チームからの礼を受けて、お返しの礼をするというのはどう考えてもおかしいと思います。 >>