杜の里から

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石ノ森萬画館に行く

2010年12月12日 | 日記
先月「石ノ森章太郎ふるさと記念館」という所に行ってきたのですが(記事はこちら)、宮城県にはもう一つ石ノ森章太郎にちなんだ施設があります。
全国的には多分こちらの方が有名でしょうが、それは石巻市にある「石ノ森萬画館」というもので、天気も良かった事もあり、雪が降る前にという事で12月11日、ちょっと行ってきました。
ルートは三陸自動車道「利府IC」から「石巻河南IC」まで、時間にして40~50分ぐらい、料金は500円です。

石巻市では駅から「石ノ森萬画館」に行く道中を「マンガロード」としまして、様々な石ノ森キャラクターのオブジェが出迎えてくれるという事で、それを見るため車は駅前駐車場に(ここ、初めの1時間は無料です)。
ところでこの石巻市役所ですが、ここ元々は「さくら野百貨店」だったのが閉店し、それを市が無償譲渡されたものだそうです。
その引越し費用問題などで随分ごたごたはあったようですが、それでもこうしてリサイクル出来るものはどんどん利用した方がずっと良いですね。
でもその外観は昔のまんまなのでこんな具合。これ、旅行者から見るとやっぱりかなり違和感ありますね。
  

石巻駅自体の正面はこんな感じ。いやこんな事になってるとは思いませんでした。
  

駅前の時計のてっぺんには「海斗」というキャラクターが。これ知らなかったんですが、からくり時計だったのですね。
  

こちらに詳しい解説がありますが、調べてみたら動画もありました。
ここを走るJR仙石線では「マンガッタンライナー」という特別列車も運行してます。
  
僕はまだ乗ったことはありませんが、これ何とNゲージでも発売されていたんですね。知らなかった…。

駅前にはこんなマップが。これを参考に街中散歩です。
  

道すがらに飾られているオブジェの数々。
ただ初めての目から見たら、街の雰囲気から何か浮いちゃってる感じがしますね。これが石とかブロンズとかだったらまた雰囲気が変わるのでしょうけど(クリックで拡大)。
      
     

商店街の暖簾なども石ノ森キャラで溢れています。
  

街中で見つけたらくがき風オブジェ。これも立派にアートとなっています。
  

  

  

  

これは建物自体がアートの雰囲気。昭和にタイムスリップしたみたいです。
  

この日はちょうど「石巻ふれあいフェスティバル」をやっていまして、中の屋台で昼食です。
  

頼んだのは地元B級グルメ「石巻焼きそば」@300円と、「ほや汁」@200円です。
この石巻焼きそば、特徴は二度蒸しして茶色い麺と、焼き上げる時にだし汁を加えて蒸し焼きにし、食べる時にソースをかけるというものです。
その特徴通りに出されたものにはソースが付いてます。
  

味は正直言って普通の焼きそばでしたね。口当たりはいくらかは滑らかでしたが、特に感激すると言うほどのものではないです。まあ所詮焼きそばですから。
「ほや汁」は、ゆでたほやに醤油ベースのほやスープを注ぐというもの。
焼いたほやはクセが強すぎて苦手なんですが、これはそれほど極端なクセはなくぎりぎりセーフでした。
一緒に行った連れ添いのチョイスはこれ。「石巻バーガー」@300円と「うにおにぎり」@200円。
  

これはまあまあの味だったようですが、まあ所詮屋台の味、調味料は空腹と雰囲気という事ですね。

この会場の裏手が丁度「石ノ森萬画館」、外観はこんな感じでまるでUFOのよう。
  

入り口ではオリジナルキャラ「海斗」のお出迎えです。
  

入り口まで上がる通路には漫画家達の手形が。意外な人が意外に大きかったりと新たな発見。
  

入り口脇のコインロッカーもすべて石ノ森仕様、これは楽しいです。
  

折込パンフはこんな感じ(クリックで拡大)。
  

ファンとして嬉しいのが入場券、これ、一人一人デザインが違うのです。
これも貴重なコレクターアイテムとなりますね。
  

この施設ですが、前に行った「石ノ森章太郎ふるさと記念館」とは趣が異なり、仮面ライダーの実物ヘルメットやらショッカー秘密基地など、テーマパークとしての要素が強いのですが、でも「マンガ家入門」の中の「竜神沼」の生原稿が展示されていたりと、資料的にも貴重なものも展示されており、やはりファンならば一度は尋ねてみても良いでしょうね。

さてここまで来たならせっかくという事で、ここからさらに9kmほど足を延ばして、「サン・ファン館」にも行ってきました。
ここでは今の時期、夕方からイルミネーションツリーというものをやっていまして、広告では中々綺麗そうだったので見てみようかと思っていました。
  

着いた時は山の上の公園から夕日が沈む所が見れました。
でもよくよく考えてみたらここ、太平洋側なんですよね。
「何で夕日が?」
なんて思いましたが地図見て納得。
ここ、岬の方向が西側を向いているのですね。よって太平洋に面しているにも関わらず、海に沈む夕日が見られるという非常に珍しいスポットでもあるのですね。
  

地図上ではこうなってます。しっかり西側に面していますね。
  

夕闇迫る頃。これが
  

こうなります。
  

ライトアップされた姿はやはり幻想的で素敵です。
船を見下ろす丘の上ではカップルやら家族連れがたくさん訪れていました。
時間的に駆け足になってしまいましたが、こうして普段目にする事のない風景に出会うのもまた旅の楽しさでしょうね。
こうして余韻を残しつつ、仙台までの帰路に就いたのでした(道は混んでいた!)。


「石ノ森萬画館」
http://www.man-bow.com/manga/
「サン・ファン館(宮城県慶長使節船ミュージアム)」
http://www.santjuan.or.jp/


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