「オーガニック1%キャンペーンを始めましょう!」Good for people Good for the Earth

But, take it easy and have a dream(でも、気楽にそして夢を持って)

1%をオーガニックに変えよう!

2014-06-01 | いのちのサイクル

六月(水無月)

先月GW期間中に、ホテルオークラで開催されていた「新緑盆栽展」へ行ってきました。

まず、展示されている盆栽を出展者ご自身の解説を聞きながら鑑賞させていただき、その後、盆栽に囲まれているカフェでお茶をする・・という、なんとも優雅で贅沢な時間を過ごさせていただきました・・。

「盆栽鑑賞」・・・実は、生まれて初めての経験でした(^'^)。

どの位置から、どこをどのように拝見すれば、何をどう感じ、その世界を楽しめるのか・・・、全く素人の私に、ていねいに解説しつつ案内してくださったのは、数年ぶりに再会したハザカプラント創設者の葉坂勝さんでした・・・。

 

昨年六月ブログに、偶然(偶然はないと云いますが^^;)、ハザカプラントを通じてご縁を頂いた今は亡き中嶋常允先生の「土」の話に触れていたのですが、

中嶋先生同様、葉坂さんも、オーガニックバンクが伝える“ホンモノオーガニック”のベースとなる部分を教えていただいたおひとりです。

中嶋先生が、ご自身の講演(「土に“いのち”がある」「土の生命が作物の生命を育む」など)でも、必ずといっていいほどお話しされていた(ハザカプラントから生み出される)ハザカコンポストの特徴を、オーガニックバンク発行の「オーガニックプレス」に掲載いただいたことがありますが、専門的な解説のあと、誰もが“なるほど!”とわかる一文が、 

『ハザカコンポストの特徴は、普通の堆肥は種をまいても芽はでませんが、

この堆肥は芽がでてくるので「命ある土」といえると思います』でした。

 

今、多くの市民農園に、コンポスト容器が設置され、当たり前のように、コンポスト(堆肥)として使用しているようですが、ホンモノのコンポストでなければならない理由(『未完熟堆肥は、土壌中で二次発酵分解する為、有機酸(有害)物を分泌し、作物の細根・根毛を傷めて生育障害を起こすものがある・・』)は、まだまだ、浸透していない感がありますね。

完熟堆肥と未完熟堆肥の違い・・・、やはり、ハザカプラントを通じて直接お話しをお聞きする機会を頂いた東京農大名誉教授・発酵学の権威者小泉武夫氏も、学校給食の残渣を堆肥にする試みは称賛するけれど、完熟した状態でなければ・・・と、発酵学の専門見地からもおっしゃっていました。

微生物学の観点からは、

『ハザカコンポストには1gに100億匹の微生物が居る・・』

そうで、この微生物の量と種類が、完熟かどうかに関わっているわけです。

中嶋先生は、(『・・・未完熟堆肥が大半であって・・・設備も無駄なものが建設されて困っています・・』)と、一時期のプラント建設ラッシュを警告、『このコンポストはホンモノ!』と、ハザカプラントを多くの方に伝えていらっしゃいました。

 

そのホンモノコンポストを作り出すハザカプラントを作った葉坂さんの盆栽の世界観は・・・・、やはり、趣味という世界を超えているものでした。

 

「盆栽」・・・前述通り、全く素人の私ですが、海外の方へ日本の文化を紹介するテレビ番組で見たことがありますが、

『盆栽は大自然の樹木の姿を写しとったものです。海辺や山中の豊かな自然を、小さな空間に再現するのです・・』(NHK 「Trad Japan」より)と表現され、bonsaiは、すでに、英単語としても通用する言葉となっているそうです。

中国を起源とする盆景が、800年の日本の歴史の中で育まれ、「盆栽」となり、「日本のこころ」を現す文化の一つ「bonsai」として、海外の方々へ発信されているわけです。

 

饒舌ではない葉坂さんが、その盆栽の世界を通じて、発信されていることは、20年前プラント建設の意味を伺った話と共通していました。

もともとハザカプラントは、有機性の排出物を処理するために作られたもの。最初からコンポストを作る目的で作られたプラントではないのです。

そこが・・・コンポストを作って、それで商売しよう・・と考えプラント作りをしていた人たちとの大きな違いでした・・。

葉坂さんの中には、『・・・廃棄物(後に排出物と表現を変更)を堆肥にまで分解処理して土に戻すことしか考えていませんでした。畜産にしても農産にしても・・・一番困っているのがこの部分です。だからこそ、廃棄物を正しく土に戻す、昔から伝わって来た方法を社会の蝶番にして、地球環境サイクルを回さなければならない・・・』(葉坂勝著「バクテリアを呼ぶ男」より抜粋)

葉坂さんには、「有機性排出物は、ごみではなく資源・・」「命のサイクル」という二つの概念が存在していた・・・だから、出てきたものは害のないものでなければいけない・・・ただ、それだけだった・・わけです。

ホンモノコンポストとしての評価、微生物が1gに100億近く存在する・・などなどは、その結果・・だったわけですね。

 

下記の絵は、20年前、オーガニックバンク設立者の大浦さんと葉坂さんとの共通項が、「いのちのサイクル」だったことから誕生した一枚です。

 無肥料栽培であっても、健康な土壌があってこそ!

その健康な土壌づくりの一つとして、ホンモノの堆肥を必要としている所もあるのではないでしょうか。

 

20年前、初めてハザカプラントを訪れた時から、10回以上訪問させていただいたと思うのですが、いつの間にか、事務所には、盆栽が少しずつ増えていた記憶があります(^’^)。

葉坂さんとの再会後に大浦さんから渡された資料(葉坂氏が会長を務める盆栽の設立総会関連)に、

 

『日本の伝統美「盆栽」は、自然との調和を考えながら、

「土・光・水・風」と日々会話し、人間の技との融合により

「命のサイクル(循環)~自然との共存を体現」する芸術・・・』

 と、書かれていました・・・。

 趣味という世界を超えて、プラントで発信してきたことを、今度は、日本の文化の一つである盆栽を通じて、世界にむけて、発信しているんだなあ~と、ホンモノをめざし、ホンモノを伝えようとする人にはどの世界を通じても、そこの起点には、同じ概念が存在している・・・と、感じた次第です。

たった一度鑑賞したくらいで、その世界の奥深さを語ることはできないですが、

正面から観た同じ盆栽を、角度を変えて観てみると、全く違った空間を表現していることに触れることはできました・・。

 

“角度を変えて物事を観る”・・・、

ホンモノオーガニックが定着する世界になったらいいな~と思いつつ、いつも同じ方向でしか見えていない(?)伝えられていない(?)自分を振り返る機会にもなり、また、日本食大好きな私にとっては、違う角度(笑)から、日本文化のひとつに触れる機会を頂き、教養を高めることができた(!?)、素敵な時間と空間でした(*^_^*)。

 

☆生ごみをコンポストにされ、たい肥として使用されている皆様へ

完熟されている状態であるかどうか、確認してお使いくださいね・・。

完熟かどうか・・・簡単に誰でもわかるヒントは、このブログでお伝えした方法以外に、“臭(にお)い”・・です。完熟堆肥には、悪臭はなく、ほのかな土の香りがします(^_-)。

 

 


1%をオーガニックに変えよう!

2014-06-01 | できることから1%(お花・カラーetc.)

6月の花:ロサカニナ(Rosa Canina)

和名:カニナバラ

原産地:ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア

花言葉:「素朴な愛」「孤独」「才能」「詩」、「無意識の美」(実)

 

 

 

ロサカニナは白色やピンク色の一重咲きで、

欧州、北アフリカ、西アジアなどに分布する『西洋野ばら』の一種です。

野ばらは英名では『Wild Rose/ワイルドローズ』とも呼ばれ、

世界には150種類ほどのワイルドローズが様々な色やサイズ、香りで存在し、

数多くの交配種の母体となっています。

ちなみに日本原産の野ばらは『野茨/のいばら』とも呼ばれ、

困難な状況や苦難の多い人生を例える『茨(いばら)の道』の語源にもなっているそうです。

 

ロサカニナはハート♡型の5枚の花びらを大きく広げます。

その形はとてもシンプルで、初夏の太陽に向かって上向きに花を開き、

光と暖かさをたっぷりと吸収して、力を蓄えるのでのですが、

花びらが柔らかいために、すぐに落ちてしまいます。

  

花びらが蓄えた力を存分に使わないから・・・なのでしょうか、

あとに実る『ローズヒップ』には太陽の恩恵たっぷりのビタミンCが豊富に含まれています。

ローズヒップはハーブティーやジャムなどに加工されていますので、

結果として私達も太陽の恵をいただいていることになりますね(#^.^#)

 

古代よりバラは、女性らしさや愛情の象徴として人々を魅了し、多くのバラは、『恋愛』を連想させますが、

フラワーエッセンス(*)で学んだロサカニナの「愛」は少し違っているようです。

*フラワーエッセンスでは『ワイルドローズ』と呼ばれ、薄ピンク色の花びらが使われます。

 

たくさんの太陽の光を受けるために、

蔓性のロサカニナは棘のある茎を他の植物に絡めながら成長し、

より多くの陽射しを浴びる時間と場所を選んで咲きます。

これは誰よりも早く、世界の出来事を知りたいというバイタリティを現しています。

 

また、薄ピンク色とハート♡型の花びらは、

若々しい生命力と初恋にも似たワクワク、ドキドキした気持ちの高ぶりを現しています。

 

その反面、柔らかい花びらはすぐに力尽きてしまう・・・・。

これは絶望や不満からではなく、

自分自身への関心、やる気を失ってしまうことを現しています。

自分自身への『無関心』は、花びらのハート♡型の象徴『愛』の対極とされています。

 

あとに実った、赤いローズヒップには

太陽からのエネルギッシュな恵が蓄えられています。

これは赤い色の棘に傷つけられ、実の色でもある同じ赤い血を流すことで、

『今、生きている!』ことに気づくことを意味し、

棘の痛みが人生への刺激となり、ワクワク、ドキドキ・・・

本来、持って生まれた情熱(生きる目的)を想い出す役割を果たすとされています。

 

フラワーエッセンスを知って間もない頃、

『生き生き、キラキラと輝く私』をイメージして

選んだエッセンスが、

ロサカニナ(ワイルドローズ)でした。

 

真に自分を愛する(自分への関心をもつ)ことで、

人生を大切にしたいと想えるようになり、

心に湧き上がる熱い想いと愛を持って生きる姿は

陽射しを浴びて輝く花のように、青空に美しく映える・・・

 

その姿は「素朴な愛」や「才能」、「無意識の美」などの

花言葉にも繋がりを感じます。By Lapis


オーガニックバンクからセミナーのご案内

2014-06-01 | オーガニック講座ご案内

~第1回「心とからだのBIO(オーガニック&ナチュラル)食セミナー」ご案内~

・・・“いのちのサイクル”からの発信・・・・

4月ブログでご案内後、延期させていただいておりましたセミナー日程が決定致しました。  4月にお申込み・お問い合わせいただいた皆様には、大変ご迷惑をおかけいたしました。  改めて、この場をお借りして、お詫び申し上げます。

今月(六月(水無月)) のブログ冒頭で書かせていただきました、葉坂さんと大浦さんとの出会いから生まれた「いのちのサイクル」プロジェクト。そのコンセプトから、改めて、今回セミナーを開催させていただく事になりました。

 

☆日時:7月26日(土曜日) 午後4時開始(3時半より受付)

*午後4時~5時半 「セミナー」     『オーガニック基礎講座&オーガニック畜産品(ビーフ)について』

*午後6時~      「試食タイム(1ドリンク付き)」  ホンモノオーガニックビーフを満喫しましょう(^’^) !!

 

☆場所;アースアンドライフ㈱ 

http://www.earthandlife.co.jp/

東京都中央区銀座1-14-5 銀座ウイングビル1階 (銀座駅から徒歩7分ほど)

*セミナー会場:アースアンドライフ社 セミナールーム (1階)

*試食会場:アースアンドライフ社レストラン 「Purely(ピュアリー)」 (同ビル地下1階)

 

☆参加費:6000円≪セミナー&試食(1ドリンク付き)≫

 

☆お申込み方法(メール・FAX・電話)

*メール:main@earthandlife.co.jp (24時間受付)

F A X:03-5524-5156 (24時間受付)

※ FAX、メールでお申込みの際は「7/26セミナー申込み」の旨ご記入いただき、

①    お名前 (ご同行者がいらっしゃる場合、ご参加者全員のお名前明記をお願い致します)

②    電話番号

をご記入の上、お申し込み下さい。

*T E L: 03-5524-1123(月~金 午前10時~午後4時)

 

※なお、会場スペースに限りがあるため、定員になり次第締め切らせていただきます。お早目のお申込みお待ちしています。

☆主催者:オーガニックバンク 「いのちのサイクル」プロジェクトチーム

 

尚、4月のセミナーにお申込みいただいた皆様、大変お手数おかけしますが、日程・内容をご確認いただきまして、再度のお申込みをお待ちしております。

(下記より4月ご案内時の内容もご覧になれます。初めてこのブログをご覧いただく皆様のご参考までに)

http://blog.goo.ne.jp/organicbank/c/622403b76ea17f52c4f9cebb0f55018c

 

あなた自身とあなたの大切な人達のために、

“選択基準”をもつこと!

そして、

今日から始められること見つけましょう!

 

Let’s  change 1% Into real Organic !!


オーガニックバンクレポート

2014-06-01 | オリジナル講座ご案内

オーガニックバンクレポート

(オリジナル講座)

オリジナル「オーガニック講座」(「こふじ」(安心・安全な食材提供)開催)、『心とからだにやさしい食べ物を選ぶための勉強会』四回目は、「加工食品について」、5月23日に行いました。

まず、「加工食品」と聞くと、みなさまどのようなイメージを持たれますか?

「農産物(野菜、果物など)・食肉・鮮魚・卵以外の食品のこと?」「添加物が沢山つかわれている?」「保存期間が長い?」など等、なんとなく、“生鮮品ではない”“添加物” “日持ちする”・・というカテゴリーが浮かんでくるようですね。

今回の講座は、あえてオーガニック(有機)加工食品に絞らず、『加工食品はどこをみて購入する? どちらを選ぶ?』と題し、選択基準を持つためのポイントのひとつとして、多くの加工食品に使われている「塩」の選び方、そして、賢い消費者としての必須項目である「食品表示を読み取る!」「添加物、これだけは知っておこう!」についても、お話させていただきました。

 

ネット検索の時代ですから、「有機(オーガニック)加工食品」の規格(基準)、食品衛生法とJAS法における加工食品の定義なども、情報としては、誰でも、簡単に入手できますが、その得た情報を生かし、自分なりの基準をもち、納得した商品を購入できるかどうか・・・ですね(^’^)。

1.     オーガニック材料を使用している加工食品と製品名にオーガニックという表示がある加工食品との違いについて

2.     自然食品(ナチュラルフーズ)というくくりはどういう食品のこと?

3.     現在日本で100種類以上の塩が販売されている歴史的背景と「なぜ、塩選びが加工食品を選ぶポイントになるのか」「大きく3つに分けた塩製法の特徴」

4.     「塩」が使われている代表的な調味料「醤油」「味噌」を選ぶポイントは?

(現状に沿って、法的に表示規制があるものとないものについて)

5.     加工食品を選ぶとき“自分は何を購入するつもりなのか”ちゃんと読み取って  

いますか?「商品に書かれている表示の読み取り方」と「添加物とは何か?」

 

この1~5の中で、受講者の皆様がとても驚かれたこと、2点についてまとめました。

まず、1点目は、ご存じのように調味料も加工食品ですが、基本調味料として欠かせない醤油や味噌、またスナック菓子など、多くの加工食品に使用されている「塩」ですが、日本で販売されている塩が100種類以上あるという現実です。「塩」は「塩」のはずなのに・・・100種類とはどういうことでしょうか?何をポイントにどのような判断基準を持てばいいのでしょうか?

塩の製法は大きく分けると3つあります。 ただ、自然塩というくくりでも、最終段階で自然結晶と加熱させる方法があり、この違いはミネラルの量に関わってくるわけですが、まず、基本中の基本として3つの製法を理解するところからスタートです。

次に、国際的にもオーガニック加工食品の規格(基準)から、塩は除かれているのですが、日本の場合、塩の知識があるかどうかで、ホンモノオーガニック食品を選べるかどうかに関わってくること、そして、それは、日本の塩に関わる歴史と関連していることへの理解です。たかが塩、されど塩・・・その深い意味を知ることで、「塩選び」の知識があると、マークだけで判断できないホンモノオーガニック加工食品が見えてきます。

さて、塩には、岩塩もありますね。受講者からも、最後に岩塩の質問がでましたが、アーユルヴェーダの観点からブログですでに掲載していますので、興味のある方は、下記アドレスにアクセスしてくださいね。(7/3更新レシピの後半に掲載しています)

http://blog.goo.ne.jp/organicbank/c/8ec40fa7ba9c8592daade1319ff9fb3b/2

 

続いて、受講者の皆様がびっくりされた2点目は、お読みになった方も多いと思いますが、安部司著『食品の裏側』から引用させていただいた添加物の話でした(下記≪≫は、書籍内容から抜粋、こちらでまとめたものです)。

≪コンビニ大好き独身サラリーマンの1日の添加物摂取量とご家族の為に栄養バランスにも気を配り、自分で食事を作っている主婦の方の1日の食品添加物摂取量を比較。その結果は? なんと、「1日の添加物摂取量」が、ほぼ同じ? 或いは、主婦の方が、それ以上???・・≫という内容についてでした。

「えっー?」「なぜ?」という受講者の正直な反応に対して、安部氏の解説をお伝えすると、「わぁ~納得、確かにそうだわ・・・」と、みなさん、ご自身の買いもの内容を思い出し、ちゃんと意味を理解されました・・^^;。

この謎は、この書籍をお読みになっていらっしゃる方はお分かりだと思いますが、材料として購入している食品の多くに使われている添加物、また、まさか、生鮮食品と思っている食材にまで、添加物が使用されているとは・・・という驚きですね。

「加工食品」が前述の食品衛生法の範疇では理解されていない点とも関連していると思うのですが、添加物使用の盲点ですね。

 

この添加物について、本気で(!)知りたい!と思われる方には、第二弾も出版されている氏の書籍のご一読をお勧めします・・・が、かなり、ショックかもしれません(+_+)。

(写真は2005年に初版された書籍です)

 

 

 

 

 

「無肥料・無農薬栽培の大豆を使った納豆(タレ無し)を子供たちに食べさせたいと思ったら、

醤油をかけただけだと、子供たちが“味が物足りない・・”というのよね~」・・・。

受講者のおひとりが何気につぶやいた一言・・・、この子供たちの“物足りない~”という反応は、多くの市販納豆についている「たれ」に含まれている調味料と関連していると思うのです。

スナック菓子を食べていなくても、インスタント食品を食べていなくても、すでに多くの人が知らないうちに化学調味料の味に慣らされてしまっている???

和菓子にも、おせんべいにも、そして、なんといっても食事の時間に登場する「○○のたれ」「○○ドレッシグン」などの多くに、「うま味調味料」として添加されている合成化学調味料・・・・。

第五の味覚として世界的にも認められた「うま味」自体は、日本の出汁文化の素晴らしさとも関連していますし、この微妙なうま味は、お味噌汁一つとっても、あるかないかで、ひと味もふた味も違ってくる大切な味です。ただ、このうま味を化学調味料の味でまかなうのか、たとえ、インスタント出汁を使ったとしても、食材(昆布・シイタケ・カツオなど)から抽出したうま味でまかなうのか・・・この違いによって、いつの間にか、「お・い・し・い!」と感ず味覚に差がでてくる・・・のだと思います。

「戻りたい味はなに?どこへ戻りたい?」・・・変な言い方ですが、“おいしい”と感ずる味=化学調味料の味・・・これは、日本の素晴らし食文化「出汁の世界」からみても、残念だと、個人的に感じています。

 

さて、前述の受講者の方には、材料(昆布・カツオ・シイタケなど)から抽出した出汁を醤油に加えてみたらどうでしょうか?と提案はさせていただいたのですが・・・。

醤油も時間をかけ、伝統的な醸造法で作ったものには、大豆の旨み、天然の恩恵としていただける「旨み」がしっかりあるのですね。アルコールが添加されている醤油がありますが、そのアルコールは何のためか・・・、その意味がわかると、それは、味にも保存にも関わってくることが見えてきます。

オーガニック加工食品の規格(基準)には、“伝統的な製法”というくくりはないので、材料がオーガニックであっても、その製法を理解し、表示を読取る力を身につけ、ホンモノのオーガニック醤油を選ぶ・・・と、ホンモノオーガニック醤油が教えてくれる「旨み」は、化学調味料の味と異なること・・・実感されると思います(^’^)。

 

さて、「こふじ」でのオーガニック講座、今回の第四回「加工食品はどこをみて購入する?」で、基礎講座は終了です。

第一回:「ホンモノ健康野菜を選ぶ必要があるのはなぜ?」

第二回:「オーガニック”の基本の話 有機JASマーク付お野菜ってどんな野菜?」 

第三回:畜産関連「オーガニック食品:畜産物編」

受講された皆様、ご参加ありがとうございました。

そして、主催者として、こうした機会を作ってくださった「こふじ」様にも感謝です。会場設営、お声かけなど、ご協力ありがとうございました。

「こふじ」で野菜や卵を定期購入していらっしゃる皆様が、畜産品・加工食品についても、少しずつでも、環境・体に負担のかからないホンモノオーガニック製品を取り入れていただけると嬉しいです(^’^)。

 

☆ひとり言☆

今回、安部司さんが「なぜ、あの本を書かれたのか・・・」、その経緯を知ると、作る側・販売する側・そして購入する側が、同じ立ち位置でいないかぎり、“必要のないもの、味覚を狂わせるもの”“材料費用を抑えるため”の添加物入り食品が氾濫する世界から、「食べ物とは本来何か」を起点に考えた「心と体が欲している、本来あるべき姿の食べもの」が店頭に並んではいかない・・と、受講者の皆様、実感されたようです。

以前、仕事で出会った食品業界(母であり、加工食品を販売する立場)の方が、おっしゃたこと、「新鮮な野菜や安心して食せる肉や魚などは、そのうち贅沢品になるのではないでしょうか?多くの人たちは添加物だらけの加工品しか食せない・・そんな時代になるのでは?」と。その方は、安部氏と同じ視点で、「だって、新鮮な野菜や肉・魚料理より、みんな、スナック菓子や合成調味料・着色料たっぷりの食材の味が好きなんだから・・・」と。

“好きなのか、いつの間にか、その味に慣らされてしまったのか・・・”、それは、わからないけれど、作る人・提供(レストランンなども含め)する人たちのそれぞれの良心と、そして、購入する人たちの自覚の両輪が必要な気がします。また、購入する側としてはもう一点、「高いものがいいとは限らないけれど、物には適正価格があること」・・もうちょと、理解する必要があるのではと、感じていますが、皆様はいかがでしょうか?

 

 

あなた自身とあなたの大切な人達のために、

“選択基準”をもつこと!

そして、

今日から始められること見つけましょう!

 

Let’s  change 1% Into real Organic !!

 

 

☆オリジナル「オーガニック講座」開催ご希望の方は、下記、アドレスにご連絡下さい。

通常四講座ですが、参加人数・回数など、ご希望をお聞きし、ご相談させていただきます(^_-)

sobfng@gmail.com (恐れ入ります、打ち直しでご入力ください)

 


1%をオーガニックに変えよう!

2014-06-01 | 心と身体にやさしいメニュー

・・心と体にやさしいレシピ・・・

「健康」関連の調査やアンケートの項目「食生活」について、

トップスリーに必ず入る答えが、

“野菜を多く食べるようにしている!!”

ぜひ、その野菜を選ぶ基準を持っていただきたいですし、また、

野菜だけ多く摂ればいいということではなく、

S.H.さんは、『良質のタンパク質もしっかり摂って!』

常々おっしゃっています

今月は、個人的にも大好きな食材のひとつ。選ぶ基準もちょっと高めに設定している

「お豆腐」を使ったレシピからスタートです(^_-)。

 

≪アーユルヴェ-ダ風チャンプル≫

材 料  (二人分)

*木綿豆腐 2分の1(半丁)

*野菜(季節のもの)

(今回は、セロリ2分の1・アスパラ小1束・人参(小さめ)4分の1)

*生姜(指先位) 

*クミンシード(小さじ1/2)・ターメリック(小さじ1/2)・黒胡椒(少々)

*オリーブ油 (小さじ2)

*ギー(少々)

*塩(適量)

 

作り方

1.フライパンにオリーブ油を温め、クミンシードを香り良く炒め、みじん切りの生姜を炒める。

2.食べ易いように切った野菜を炒め、ターメリックも加えて炒める。

3.豆腐を崩しながら炒めて、炒り玉子のようになるまで炒り付ける。

4.塩で調味して、黒胡椒、ギーで仕上げます。

☆豆腐だけを炒めて、炒り玉子のようにしてもいいですし、野菜は、季節のものを色々お試し下さい(by S.H.さん)

 

作ってみました~やさしい味のチャンプルです(^’^)。

ターメリックの色で、うっすらと黄色に仕上がり、見た目にも優しい一品です。

刺激的な味つけ、濃い調味料での味つけ、そして・・・あのグルソの味に慣れすぎていると、こういうやさしい味が物足りないと感ずるかもしれませんが・・・。

“やさしい味”は、本来の素材を生かした味でもあり、身体と心が求めている味でもあるのでは(?)と、思います。

やさしい美味しさを味わうためには、やはり、食材選びが大切ですね・・・。

お豆腐大好きな私は、いろんなお豆腐を試していますが、製品表示から「原料の大豆生産方法・消泡剤使用の有無、にがりのコメント」などをポイントにチェックし、食べた時「大豆の味がする!」豆腐を選んでいます(^_-)。

 

 

 

≪蒸し野菜のマスタードシード風味≫

『今、新もの野菜が沢山出回っています。それらをたっぷり頂きたいですが、キャベツ等、お腹が張ったり、ガスが溜まったり注意が大切です。クミンやターメリック、ヒマワリ油以外に、マスタードシードもその害を防いでくれます。また、その風味がプチプチして、魅力的です(by S.H.さん)。』

 

材 料(二人分)

*野菜(季節のお好みの野菜)

(今回は、キャベツ4分の1・人参1本・セロリ1本・玉ねぎ1個・ブロッコリー4分の1)

*マスタードシード(小さじ2)

*オリーブ油(又はギー)(大さじ2)

*塩、少々

 

作り方

1.野菜をざっくり大きめに切り(セロリは硬い筋は取る)、蒸し器で蒸すか、鍋で(少し塩をして)蒸し煮にする。

2.フライパンにオイルとマスタードシードを入れ、マスタードシードがパチパチとはじけるまで炒める(炒め過ぎると、焦げてしまいますし炒め足りないと香ばしいパチパチ感がないので、ほどよく炒めます)。

3.蒸し立ての野菜をお皿に盛り、2の熱いオイルを上からジヤッとかけてあえる(蒸して味をしてない時は、塩少々で調味する)。

☆マスタードシードは、消化力アップして、お腹のガスの発生も防いでくれます。代謝力も高めます。辛くはないですが、食べると体が暖かい感じになります(by S.H.さん)。

 

作ってみました~なるほど、この手法ね!確かに、油で炒めた野菜の食感や味とは全然違いますね~。

どちらかといえば、身体全体に水分が足りない体質(笑)の私は、野菜炒めのドライな感じより、モイスチャー多めの蒸し野菜の方が体に合っていることもあり、外食が続いたあと“野菜食べた~!”という満足感ありました。しかも、このマスターシードのプチプチ食感、なかなか刺激的でした(^’^)S.H.さんがおっしゃるように辛みは感じないので、辛いの苦手な方も、大丈夫ですよ(^’^)

 

 

 

☆アーユルヴェーダ関連の用語は、会員専用に掲載しています。閲覧には、パスワードが必要です。お野菜購入者・オーガニック講座受講者の方でパスワードを受け取っていない方はお手数ですがご連絡ください。