蜜柑製城塞・中庭

自作の小説やら何やらについて、まったりと独り言をつぶやきます。

スプ*スプ、魔法の話

2004-11-20 23:24:49 | スプリング*スプリング
スプ*スプ、本編及び「いろはのお題」の話。あと設定のみの外伝についてもちょっと語ってみます。

パラレルの話でも書いたとおり、スプ*スプは設定同士が矛盾するサイドストーリーが色々あります。
とにかく色々なところに矛盾があるのですが、魔法についての設定もちょこっとずつ違ったりします。

☆全然決まっていないところ。カッコ内に書いた複数の設定については、どちらを採用した話もあります。
・魔法の起源が(中南米/北欧)
・地上の人間は、魔法について(ずっと知らず、一部の魔法使いだけが存在を知っていた/ある時代の人間はみんな普通に魔法を知っていたが、ある理由で魔法使いは身を隠し、地上の記録を消し去った)
・後者の場合、消えたのは(魔法使いとそれ以外の人間の利害対立のため。消えたのはかなり昔/魔法がもたらす軍事力が悪用されるのを魔法使いが恐れたため。消えたのはかなり最近)
・魔力の源は(個人の身体に依存する/空気中の力をかき集める)。これはあまり大差ないんですが、魔力が「血液と同様に人間の身体を巡っていて、途切れると健康に支障をきたす」か、「空気中に遍在していて、それを集めて利用することができるだけ」か、という話です。ちなみに、スプ*スプ本編はたぶん前者を採用しています。
・魔法を使うのに、呪文の詠唱・魔法陣の準備などは(いる/いらない)。魔法理論を理解していれば呪文・動作などは要らないと見るか、それでも魔法を発動するためにはそれなりの手続きが必要と見るか。スプ*スプ本編は前者を採用しているので、山田の杖もかけ声も変な呪文も、あれはただの飾りです。
・相手を変化させたとき、「サイズが変わった」場合の処理。(特に何も考えず、魔法の力でサイズが変化したのだと割り切る/減った分の質量・増えた分の質量はマナ(後述)を身体から出し入れすることで調整する(?))質量保存の原則をどのように無視するか? という話かも。

☆それほどはっきりと複数の説があるわけではない話
・魔法の源となっているエネルギーがある。呼び名は「クラフト」、「ウィース」、「マナ」等さまざまですが、シュリフィードでは基本的に「マナ」という呼称を使っている様子です。(環太平洋地域ではマナと呼ぶ、というバージョンも)日本語シュリフィード方言では、「マナ」を(魔力/魔力素/魔素)と訳しているようです。近世日本では「カラクリ」という呼称もあったとか。「クラフト」「ウィース」は共に比較的古くさい呼称で、とにかく言葉の指す意味範囲が広いため(日本語に直訳すると「力」)、何となく最近は嫌われ気味の言葉かもしれません。
・個人には血液型と同様に「魔力型」があり、使える魔力には癖があります。誰もが全ての魔法を使えるわけではありません。
・魔法は理系の学問です。(私は文系なので変な表現をしてしまうことをお許しください)物理法則とは別の論理で捉えられる、魔法法則というものがあります。自然状態ではない、バイアスのかかった魔法が関わると、物理法則だけでは説明できない事象が発生しますし、逆に自然状態ではない物理的な状況は、魔法法則では説明できない事象を引き起こします。(地球上と、無重力の宇宙空間では、魔法のかかり方も違ってくるという話……だと思う)
・物理法則ではなく、魔法法則で動く機械というものが存在します。例えばシュリフィード王国を浮かせているエンジンなど。ガソリン代わりにマナを使っています。
・マナを貯め込める「氷晶石」というモノがあります。石に触れたマナを吸収していき、ある一定の状態におかれると吐き出します。

☆一部の話で採用されている話
・「回路」を組むことで、複雑な魔法をコンスタントに発動させ続けたりすることができる。
・「回路」は魔力を使って作ることができる。(人間の身体に埋め込むことができたりする)すぐ上と合わせた二つは、「クロンの若い時の話」というやつに出てくる設定です。早い話が、外科手術でスーパーマンを作ることができますよ、という設定です。スプ*スプ本編にも部分的に採用されているのかもしれません。「いろは」には密かに採用されています。なんかSF的な設定になってしまうのですが。

うーん、こんなもんですかね。