le drapeau~想いのままに・・・

今日の出来事を交えつつ
大好きな“ベルサイユのばら”への
想いを綴っていきます。
感想あり、二次創作あり…

SS-15~ 出会いの日から⑭ ~

2016年11月03日 01時00分11秒 | SS~出会いの日からシリーズ~


~ 出 会 い の 日 か ら ⑭ ~


夕陽は空一面を真っ赤に染めていた。
眩しいほどの輝きに目を細め、部屋とバルコンの境目に立ったまま動きを止めたオスカルは大きく深呼吸して呟いた。
「……見えないぞ、アンドレ……」
「えっ?」
その眼はしっかりと自分と同じ方角に向いているにもかかわらずオスカルの不服そうな言いようにアンドレはあからさまに不可解な表情を送った。しかし、二人の身長差が視界を変えているのかもしれないと思い直し、アンドレはオスカルの目線に自分の位置を合わせてみた。
「ちゃんと……」
見えているけど……と言いかけてアンドレは言葉を切った。
あの日、この位置で断崖を見た時のアンドレの身長は今ほどあっただろうかと思い出してみた。勿論、その記憶が鮮明にあるわけではなかったが、今、身長差が原因で断崖が見えないと言う事はあり得ないと再確認できるほど、その前方は赤々と染められた海原のみで視界を遮るものは何もなかった。

オスカルの眼に断崖が写っていない? これは自分だけに見える蜃気楼なのだろうかとアンドレは眉間に自然と寄る皺に人差し指を当てた。オスカルは海を見るでもなく室内に戻るでもなく、ただ黙って懐かしくアンドレの言葉を待ち見つめていた。

まさか…?

あの日、こんなやり取りの後に、自分はまず何と答えたのだっただろうか。順番通りに反復できるだろうか。
アンドレは慎重に想い出を紐解いた。頭の中では記憶を辿りながらも自然、顔には笑いが浮かぶ。それでも、眉間の皺は減るどころか倍増している。
オスカルの中の記憶はおそらく鮮明なのだろう、とアンドレは思った。もしも自分が発言の順番を間違えたら、そこですべてが水の泡だろうと想像できた。
何がどうだと言われたわけでもなく、なぜオスカルが謎かけのような行動を取るのかは分からなかったが、ひとつアンドレの気持ちの中で結論を導き出せることは一貫していた。オスカルは、懐古の情に捕らわれているという事だ。
懐かしい想い出の共有があるからこそ、オスカルはアンドレを信じている事が出来るのだろうと、情けなさと自信とが心の中で交錯した。

衛兵隊に赴任する前日に、ここを一人で訪れたオスカルの気持ちの中で何らかの変化が生じ、結果アンドレを遠ざけないという答えを出したのだとすれば、今、再びヴェルサイユに戻る日程を調整し始めた状況で、オスカルにしか分かり得ないその変化を思い出したのだとしても何の不思議もない。
様々な事に無理に理屈をつけ己に解釈してみせながら、アンドレは確信した。

「……オスカル……」
そっと、その名が唇から発せられた。
―― 半信半疑だった。
だが……とアンドレは続きの言葉を飲み込み、そっとオスカルの手を取ってバルコンに戻った。手を握られる事にも、従う事にも何の躊躇も見せないオスカルの顔を、ほんの一瞬だけ覗き込んだがアンドレはすぐに視線を前方に遣り、先ほどまで自分が佇んでいた位置にオスカルを立たせた。アンドレが握っていた手を離すとオスカルは手摺に両手を掛けた。
「ほら……あそこに……」
アンドレは言いながら、汗ばんだ自分の手をズボンの大腿部辺りにこすりつけて拭う。そして、その背中からそっと壊れ物を扱うかのように柔らかい頬を包み込むと、ほんの少しそのてっぺんの黄金の輝きを右に向かせながら、
「見えるか? オスカル……」
自惚れや勘違いでなければ、オスカルの答えは聞かずとも分かっていた。
しかし、アンドレは今この瞬間の自分の思いに答えを見い出す為に、そう訊かずにはいられなかった。

「見えないぞ、アンドレ……」
か細いが強い声音の答えが返って来た。
アンドレは、その緊張感が伝わって来るかのような上ずった声で、しかしはっきりと残念だ、などと呟きながらオスカルの手を手摺から外し、今度は体ごと右方向に向かせる。そして、そのオスカルの正面に回り込むと今度はアンドレが右手で手摺をギュッと握り、一瞬何かを感じたかのように沈み行く夕陽に視線を送ったが、そのまま顔をオスカルにグイッと近づけて来た。オスカルは青い瞳を大きく見開いた後、視線を逸らす為にその瞳を瞑った。あまりにも神々しい微笑みにアンドレはフッと笑みを漏らしながら、
「俺の目に焼きついた景色を送ってやるよ」
自分の額をオスカルの額にかすかに寄せる。

『無』の世界だった。
少しの時間、お互いの額を寄せ合った後、アンドレが沈黙を破った。
「見えたか?」
「……見えないぞ」
頬を膨らませるオスカル。アンドレは自分の額を離すと、
「本当に残念だなぁ……」
と、呟いた。

あの時、本当は見えていたのだろうか……?

そして、残念だと言った後の自分の行動を思い出す。
いや、思い出す必要などなくはっきりと覚えている。
だが……と、やはりここでも二の足を踏んでしまった。本当はこんなに気安く額をひっつける事さえも恐れ多い事のはずなのに、これ以上許されるはずなどないのだとアンドレは自分に言い聞かせた。
オスカルを傷つけた大きな過ち。これ以上の接近は許されない、神にかけて誓った事を自分から破る事など出来るはずはない、と大きく息を吐きオスカルから距離を取った。

「何が違うんだろうなぁ、今までと、今日の……」
アンドレはそう呟き、気持ちを切り替える。オスカルに見えているか否かより、昨日までは明らかに自分にも見えなかった、という事実の方に思考を巡らせる事にした。
「まさか、この屋敷の位置は変わらないし、断崖が削られたとしても、あった物がなくなったんじゃ、ますます目には入らなくなるはずだし……」
アンドレはブツブツと呟く。完全に、その関心は断崖が見えた状況を分析する事に向いてしまった。

オスカルに寄せる想いはあの頃も間違いなくあった。だが、あの日の自分は、オスカルにとっては単なる従者にすぎなかった。
オスカルに対する気持ちは全く変わらない。それどころか増しているという自覚がある。そして、一方的に自分の気持ちをオスカルに押しつけてしまった事もある。だからこそ、アンドレはこの先の“想い出”を再生させてはいけないと言い聞かせた。

「昨日もおとといも雨のせいで昼間から薄暗かったし……今朝も見えなかった。その前日も見えなかったという記憶しかないな……」
言いつつ、オスカルを再び室内へと導く。
「行ったり来たりで、結局立ちっぱなしだ……。でも、良かった。断崖が見えて。これで心置きなくヴェルサイユに帰れるぞ」
収拾のつかない感情を持て余し、アンドレは饒舌(じょうぜつ)になる。一方のオスカルは、
「……見えないと言ったのに……」
大いに不服そうにほんの小さく呟くが、アンドレは敢えてその言葉に反応しなかった。

「あ、いや、違うな。ちょっと待って」
言い終わらぬうちにアンドレはバタバタと駆け出す。
残されたオスカルは何なんだ、と言う風に肩を竦め、再び長椅子に腰かけ直す。

「あった、あった! さすがブノフだ。きちんと取っておいたんだよ」
部屋を飛び出して行った勢いはそのまま、しかし息を切らしながらアンドレが戻って来た。手に何やら変色した大判の台帳を持っている。新しい蝋燭(ろうそく)も一緒に持って来るのがいかにもアンドレらしい。ほんのりと陰り始めた部屋に蝋燭を灯す。そして、
「日記って言うと大袈裟だが……」
手は既にそれをぺらぺらと捲りながら、訪ねられぬうちから説明を始める。小振りのローテーブルをズルズルと仏頂面のオスカルの横まで引きずって来ると台帳を置く。そのすぐ脇に膝立ちになり、
「おまえや……主家の逗留の記録だ。ブノフが文字の練習も兼ねて書き始めたものだから、最初の方のページなんて正直言って読めた物じゃないけど……」
言いつつも指先は軽快に動く。
「よっぽど良い紙を使ってるんだろうな。こんなに海風が寄せる環境で紙がきちんと保存されてるなんて……。ここでの10有余年のジャルジェ家の歴史が残ってるぞ」
そう言われて、無言だったオスカルが興味を持った事は明らかで、それが証拠に少し身を動かしアンドレが忙しく捲(めく)って行くページを覗き込んだ。

『avril Potge du hari』

「4月……。ん? これは……。ポタージュ、かな? そら豆……だろうか? 途中で終わってるのかな。これで完成なのか……。Potage du haricot(そら豆のポタージュ)て書きたかったんだろうか?」
アンドレは首を傾げる。何年の4月だ、と呟き次のページを捲る。オスカルはさっきよりさらに身を乗り出し、
「誰がここを使ったのかも分からないな」
優しい声を出す。
「ああ、正真正銘、始まりのページだからな」
アンドレも同調し、さらに捲りつつ、
「でも、ほら! ここまで来るとおまえの休暇の様子が分かる。おととしだろうな、これは。ここ数年はここには来てないからな。……なになに……。『オスカルさまとアンドレが夜半に到着。オスカルさまは夕餉(ゆうげ)も取らずそのまま休まれる』ってのが……手? あ、いや。……5月だな、これは。『main』ってなってるけど『mai』の事だろう」
「おまけがついてしまったのか?」
尚も柔和な声音に、自分よりも弱い立場の者に対するオスカルのやさしさをアンドレは改めて認識する。

物の名を綴る事さえ十分にできない者がいるとオスカルが知ったのは、まだ若い頃だった。当時は学習する機会さえ持てないまま大人になった人々の環境があると聞かされ、事を教えた父将軍に対し憤り、その怒りは当然のように常に付き従うアンドレへと向かった。アンドレは平然と、ジャルジェ家はまだ望めば学習する環境を与えてくれるだけましなんだよと答え、オスカルの憤懣は一時的に解消された。
そして日々の出来事に忙殺される中、そんな事があった事さえ忘れていた。
「若かったな、おまえも私も……」
上辺だけの綺麗な顛末に苦笑いが零れた。ふと笑みを漏らし見つめるオスカルの視線にアンドレは一瞬合わせたがすぐに目を逸らした。

「いけない、いけない」
語らずとも分かち合える想い出に、ついつい話が幼少期にまで遡りそうな感傷を覚え、アンドレは更にページを捲る。
行ったり来たりしながら、
「どの辺かな……。何でページがあちこちに飛んでるんだろう。分かりにくいな」
探し物が見つからない割には楽しそうなアンドレの口調に、
「何を探してるんだ?」
オスカルはテーブルの向こうに追いやられてしまったオットマンを自分で引き寄せ、両脚を載せる。
「ん? 分からない?」
アンドレがもったいぶって呟く様が癪に障る。
「分かるわけがないだろう! 私はおまえではないのだからなっ」
わざと怒り気味の大声を発するオスカルに、叱責されているのに嬉しそうな顔のアンドレが台帳を繰り続けていた手をぴたりと止める。
「連隊長を拝命した年だから既に10年以上前か……。ブノフの記録の開始と近い時期だな……。ああ、思い出した。そうだった、そうだった」
そして。手を止めたページを基準にするかのように再び気ぜわしく何度もページを捲っては戻す作業を繰り返した。
「結局、これだけか……」
少々不満げに呟きながら、アンドレがそのページを広げたままオスカルの膝の上に載せる。

『オスカルさま19歳におなり。近衛連隊長に昇進されたとアンドレから聞く』

「これ、おまえの字だろう?“A”の右側が微妙に跳ねるんだよな」
「うん、今も抜けない癖だな。筆跡も大して変わらない。探し始めてから思い出すという間抜けだが、それは俺が書いた」
「何の為に?」
「ブノフが記念の日の内容だからって。後から書き写すから手本を書いてくれって言われて……。言ってみれば口述筆記だ。ブノフが言うまんまに……。自由に使える紙なんてここにはないだろう? だから、こんな仕舞いの方に書いたけど……。ブノフ、結局書き直さなかったのかな……。どうなんだろう?」
首を傾げるアンドレに意外そうな視線を送り、
「事の顛末は分からないが、謎は謎のままの方が良いかもしれないな」
オスカルは楽しそうに言う。そして、
「で? この日に何か隠されているのか?」
「ああ。日付を見てみろ」
「えっ!? あっ……」
「……そう。その年の、今日だ……」
「……え……」
「うん、何となく、そんな気がしないではなかったんだが……」

「理由は分からないが……。きっと断崖は天気とか日の入りの加減とかでこの時期、あるいはこの日にしか、ここからは見えないんだ。ここ数日天気がぐずついていたけど、今日は雲一つない晴天だった」
「確かに……」
「その年もものすごい青空だったって思い出したよ。何か、それ書きながらこんなに天気が良いのにブノフにつき合わされる我が身って何だろう、とか嘆いたんだよ」
「全く蚊帳(かや)の外だな、私は。……きっと、ようやくドゲメネへの怒りが収まり、退屈を持て余し始めていたんだろうな」
「ご名答!」
「何ぃ……!?」
「まあまあ」
アンドレは嬉しそうに肩を揺らしながら、翌日には帰る事が決まっていたんだよと説明を加えた。
「最後まで、ちゃんと読んで」
そう言われ、オスカルは台帳に視線を戻した。

『……次にオスカルさまがおいでになるまでにもう少し字の勉強をして……今度はせめてメニュー表をお出しできるくらいにはなりたい。ソフィが作る料理はお口に合っていると喜んで下さるお姿が嬉しい』

「ブノフはこんな事を思っていたんだ」
「うん。それで、おまえの好みのメニューは別のページにいくつか書いておいたんだけど……あれ。そう言えば、その部分がないなぁ」
不思議がるアンドレに対しオスカルは少々暗い表情になり、
「アンドレ……。それって……」
「そうなんだ」
オスカルの言わんとするところを察したアンドレは深く頷いた。
「いくらメニューを書いても、その頃のブノフにはそれを読む事が出来なかったから、どうしようもなかったんだって、屋敷に帰ってから気づいたんだよ」

アンドレは少年の頃に悪戯が見つかって祖母から雷を落とされている時のような表情をした。本当は怒られているアンドレよりももっと大目玉を喰らって良いはずの“お嬢様”は、今もあの頃と同じようにきっと唇を結び、いつでも幼馴染を庇う事が出来ると言いたげな顔で自分を見ている。
「連隊長になってからはそれまで以上に忙しくなって、休暇にも遠出をしない、もしくは果てしなく遠くまで行くかのどちらかになってしまったからな」
オスカルは言い訳するかのように言い、さらに、
「だから、断崖の事も長いこと忘れていたんだな」
「でも、衛兵隊の着任前にここに来た事が幸いしたって事だろう? こんな短期間に2度もおまえがここに逗留する事になったんだから、ブノフもソフィも大喜びだ」
アンドレはきっぱりと言い切った。
「断崖が見える謎については……」
オスカルの言葉を聞き、立ち上がりかけていたアンドレはそのまま、またその場に両膝を突いた。
「必要なら、アカデミーに研究者か何かの手配をして調べてもらおうか」

重要性はない、この奇跡を楽しめればと良いと思ったアンドレは、
「おまえが必要だと思うなら……」
指示に従うぞと答えた。オスカルは、
「まあ、良いか。来年も再来年も間違わずにこの日にここに来るようにすれば、また見られるはずだ」
妙に真面目に答えた。その言葉を聞きアンドレは黙って立ち上がる。

意外そうな顔をむけるオスカルに、
「……今夜は、どんなご馳走を準備してくれるかな。ソフィの事だ、きっと今までの逗留でお目見えしたことがないメニューを準備してくれるはずだ」
階下から良い匂いが届き始めた。アンドレはもう少し一緒にいたいなどと思いながらも、幼馴染の立場を返上し素早く使用人の仮面を載せた。
「そろそろ下の準備の手伝いに行くよ」
窓の外に目を遣ったが、既に闇が辺りを包み始めていた。

だが、台帳を片づけ部屋を出て行こうとするアンドレの足をオスカルが止めた。
「アンドレ……」
「ん? どうした……?」
扉の手前で立ち止まりアンドレは顔だけで振り向くが、続きを言わないオスカルにしびれを切らし、
「何があった? やっぱりアカデミーの手配をする気になったのか?」
そうとでも言葉を繋がなければわざわざ自分を引き留めた意味が掴めない。オスカルが腰かけた姿勢のまま、俯き加減に首を振る。仕方なくアンドレはオスカルの元に戻る。

「どうした? えらく深刻な顔して……」
「……さっき、見えないと言っただろう?」
「えっ……。だって、今……」
来年も再来年も間違わずにこの日にここに来るようにすれば、また見られるはずだとたった今オスカルはそう言った。だから、以前の事は分からないまでも今日は間違いなくオスカルにも見えていたのだとアンドレは確信した。
「明日にはきっと……」
アンドレは前向きな発言をしてみる。その言葉を遮ってオスカルが言う。
「……もう一度……」
「見えるよ、きっと。明日、忘れずに確認しよう」
「いや……。ただ、今は……おまえの目に焼きついた景色をもう一度送ってほしい」
「……それは……」
アンドレは、わななく膝を止める事も出来ないまま、オスカルの方に更に一歩近づいた。

≪continuer≫


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6 コメント

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修行僧のよう?! (MICHIKINA)
2016-11-03 02:13:41
新しいお話ありがとうございます♪
早過ぎた夕食のため、お腹がすいて夜食を食べてしまい、起きていた甲斐がありました(*^^*)
アンドレ…あの事(ブラビリ)、本っ当に死ぬほど後悔しているのですね…オスカル様よりもよっぽどトラウマになっているみたい…。これほどまでのアピールを受けても、思いとどまれるなんて…。
だって、もうこれは、どう考えても、オスカル様、待ってますよね?!っていうか、ほぼ誘ってますよね?!
同じ日だったなんて、素敵。そこに気がつくところがもっと素敵。アンドレ、勇気出して!!
思い出を共有 (りら)
2016-11-03 05:55:18
 幼馴染の2人が、ブロフの記録を読みながら過去をたどっていく…いいですね。自分が年を重ねた証拠でしょうか、共有する思い出を振り返る2人の姿にとても惹かれます。きっとジャルジェ家には、このような備忘録が残っていたはず。本宅では執事が記録をつけていたかもしれませんね。

 ドラマティックにストーリーが展開するわけでない、ある日常の一コマを切り取ったような今回のお話も素敵です。怒涛の日々の裏に、このような穏やかな日々もあっていいはず。おれんぢぺこさま、どうかごゆるりと続きをお書きくださいね。寒くなってまいりましたので、風邪などひかぬよう、お体を大切になさってください。
Unknown (マイエルリンク)
2016-11-03 09:50:25
おれんぢぺこ様

明け方、更新されていることに気付き、一気に眠気も覚めて、自分達が辿ってきた時を愛おしむように手繰り寄せる二人の姿を頭の中に思い浮かべながら、朝風呂派の私はお風呂に・・
シャワーでシャンプーを流しつつ、また二人のやりとりに思いを馳せると、 何故だか突然『金太郎飴』が頭に浮かぶ! ?????
「何? なんで今金太郎アメ出てくる?」
自分の思考回路に私自身が呆れながらも、
「 金太郎がオスカル様で、周りの飴がアンドレ。 多少、金太郎が顰めっ面になろうが、間の抜けた顔になろうが、 しっかりと包み込んで形を保っている。 ある意味二人は金太郎アメかも!」
なんて思えてきて、 フフッ!っと笑ってしまった。
(とんでもない発想でごめんなさい。m(_ _)m)


捻挫をしてから、オスカル様はアンドレの背中で何を感じていたのでしょうか。 暖かさ、懐かしさ、自分が一番落ち着く場所、安心出来る場所。
でも、それだけでない感情が自分の中に生まれていることを発見していらしたのでしょうね。

『出会いの日から』の最初の頃に戻って、もう一度オスカル様の心に芽生え始めたものを辿ってみると、なんだか私の心もときめいてきたりもして・・・・

それにしても『金太郎アメ』なんて言葉が出てくること自体に自分でもビックリ! 70・80のお婆さんでもあるまいし、なんでそんな古臭いもの!


文化の日なのに、朝から昭和のバアさん的妄想ばくそうコメントで申し訳ありません。(~_~;)




マイエルリンク
>MICHIKINA様 (おれんぢぺこ)
2016-11-03 20:23:51
ご訪問ありがとうございます

>だって、もうこれは、どう考えても、オスカル様、待ってますよね?!っていうか、ほぼ誘ってますよね?!

・・・ですよね( ´∀` )。
もうね、自分で書きながら私って何したいんだろうって思っている途中でございます。
トラウマ…。ブラビリは、確かにO様にとってはトラウマだしA君にとっても辛くて苦い思い出ですが、そんな事を経てやっと恋人になれた二人ですので、A君には少々コクかもしれませんが、やはりO様の『A君に甘えたいんだけど、この気持ちをどう表現したら良いか分からない状況』ついつい無駄に長くしてしまっています。まさに修行僧ですね!! お許しくださいませ。

いつもお優しいコメントありがとうございます。
またお時間のある時にお立ち寄り下さいませ
>りら様 (おれんぢぺこ)
2016-11-03 20:30:23
ご訪問ありがとうございます

>・・・怒涛の日々の裏に、このような穏やかな日々もあっていいはず・・・

・・・A君の心を察すると果たして穏やかなのか否か甚だ疑問ではありますが(笑)。何か、やっぱり、ひっつく直前のモヤモヤ状態のOA、ついついツンツンしたくなってしまいます。
あと少し、お付き合いいただければ幸甚でございます。
またお時間のある時にお立ち寄り下さいませ
>マイエルリンク様 (おれんぢぺこ)
2016-11-03 20:45:15
ご訪問ありがとうございます

金太郎飴!!(爆)

まさに、拙作って金太郎飴状態。
切っても切っても同じ話しの繰り返しで、少しも展開しないじゃないかと思っていた真っ最中でしたので、このタイミングのナイスさに大爆笑でした。
余談ですが、近くの神社の参道で七五三参りの親子を見かける時期になりました。千歳飴の袋を引きずるようにしながらも頑張って歩いている子達が眩しいです。

さて。そろそろ金太郎飴状態も終わりにして、既に出来上がっているラストシーンにつなげたいと思います(…と言いつつ、ことごとくこの作業に失敗しているここ数回です)。
今しばらくのおつき合いをいただけると嬉しいです。
またお時間のある時にお立ち寄り下さいませ

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