東日本大震災復興支援市民活動ネットワーク宮城(代表:阿部 寛行)

※H27年4月を持ちまして本活動は(社)Kotネットワーク本吉に引継ぎました。本ブログは4年間の活動の記録です。

浜松市東部中学校・舞阪中学校減災スタディ交流ツアー2日目《①午前》

2015年08月23日 | ボランティア活動報告
浜松市東部中学校・舞阪中学校減災スタディ交流ツアー2日目《①午前》

2日目は①午前の部、と②午後の部に分けて書かせていただきます。

【南三陸歌津地区漁港洋上巡り・生簀体験】





漁港にも津波がきたこと、地盤沈下後漁港をかさ上げしたことを阿部俊洋さんが伝えてくださいました。
中学生は生きている魚を見ました、そして魚に触れました。この魚は昼食でいただく魚です。海…自然の力は恐ろしくもあり、恵みを与えてくれるものでもある…
イナダをはじめヒラメやトビウオなどもいました。阿部さんの息子さんはたくさんお魚の名前を知っていました。


【東日本大震災語り部小泉コース】



鈴木優美さんが震災当時の事を伝えてくださいました。中学生のメモを取りながら必死に聴く姿が印象的でした。
また、現在建設中の堤防についても教えてくださいました。これまでの過去、現在、またこれからの未来…すべてから学びを得ることができると感じました。

小泉小学校近くに、津波の教えという碑があります。そこでは及川善賢さんと阿部寛行さんによる語り部も行われました。
てんでんこ…この言葉が刻まれる碑は大切なことを教えてくれます。何度も原点を思い出させてくれる大事な碑だと思います。
浜松市は海に面した地域です。東部中も海が近く、舞阪中は海のすぐ側にある学校です。地震が起きた時にどのように対応するか… 非常時を考えること、日常から備えておくこと…中学生が減災について考え行動するなら、周囲の人も中学生に学ぶことがたくらさんあると思います。


【キズナ交流プログラム①《昼食》】



お食事処まなちゃんの店主、佐藤学さんはじめ、小泉地区の小泉仮設住宅からのお母さん達、大学生のボランティアの方がお魚をさばいてくださいました。朝生簀体験で触った魚が、おいしいお刺身になりました。



仙台で活動されているヒヨコの杜さんから特別に、東北復興の支援に関わる贈り物がありました。鈴木さんと長田さんから贈り物の紹介がありました。
ひとつは、新聞バック(海の手山の手)、もうひとつは、皮の靴のキーホルダー(山元町放射能汚染から子どもを守る会)です。鈴木さんと長田さんは、苦しんでいる人がいること、また復興のために活動している人がいる事を知ってほしい。発信していってほしいと話してくださいました。



そして、須山校長からTシャツについてお話をしてくださいました。
今回関わっている東部中学校、舞阪中学校の校章、株式会社東海トラベルのマスコットキャラクター、魅惑的倶楽部(エキゾチッククラブ)のロゴ、阿部寛行さんの想いをのせたTシャツです。
それぞれが線でつながり円になっています。つながりがあるからこそ、このツアーが成り立っていることを再確認しました。当たり前ではないということが、感謝の心を取り出してくれる気がします。

小泉地区の小泉中仮設住宅からのお母さん達は、三年目の浜松の中学生に携わり、笑顔と元気を共有することができたと感じます。


2日目、午前の部はここまでです。次は午後の部についての書かせていただきます。


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