東日本大震災復興支援市民活動ネットワーク宮城(代表:阿部 寛行)

※H27年4月を持ちまして本活動は(社)Kotネットワーク本吉に引継ぎました。本ブログは4年間の活動の記録です。

【ご報告】3/28阿部さんありがとう交流会(はまなす仮設住宅)

2015年03月30日 | ボランティア活動報告
ネットワーク事務局です。

3/28はまなす仮設住宅にて開催した交流会につきましてご報告致します。

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3月で小泉自然学校校長及びネットワーク宮城代表を退かれる阿部代表への感謝を込め、ボランティアと仮設住宅の皆様で今までを振り返りつつ阿部代表やここまでの活動でご協力いただいた皆様への感謝しあい、次へとつなぐ交流会を開催しました。

前準備では、今までの阿部代表が中心になって計画したイベントとは異なり、ボランティア側として井谷さんが中心となって仮設住宅の町内会長さんや数々の活動にご協力いただいた皆様と一緒になって計画しました。
当日はボランティア・阿部代表も含め20名が集まり、仮設住宅町内会の皆様からは地域の食材をふんだんに使った煮物などを持ち寄り、以前に活動の中でご協力いただいたグループも駆けつけ、マジックショーとシャンソンミニライブもあり、お食事あり、ショーあり、歌あり、そして語り合う交流会となりました。

町内会の皆様との語り合いの中では、震災直後の状況から、阿部代表が小泉地区で活動を始め拠点を構えていった経緯、仮設住宅が設置される経緯やネットワークの活動での対立から打ち解けていった過程、そして様々な支援をいただいた全国の団体や人の思い出で話は盛り上がりました。

そして阿部代表から挨拶として、今回、小泉地区を離れることにはなるものの南三陸のホテル観洋内に拠点を構え本吉も含めた語り部ツアーやグリーンツーリズムの活動に広げていくということを仮設住宅町内会の皆様にご報告し、「「お別れ」ではなく「新たな関係のスタート」として「ありがとう交流会」を区切りにしたい」「自然学校やネットワークの阿部ではなく一個人の阿部としてこれからも皆様と関わっていきたい」というメッセージをお伝えしました。

最後に阿部代表と仮設住宅の皆様が握手と感謝の言葉をお互いに交しあいながら盛会のうちに終了となりました。

会の中で、阿部代表の「復興支援でボランティアさんが来て色々な交流が生まれても去ってしまった時の悲しさ、心に空白ができるような瞬間が生まれてしまう。それを埋めるために、ボランティアが終わった後の交流や、短い期間で新たなボランティアとの交流ができるように絶え間なく活動をし、ボランティアを集めてきた」はとても印象的で、もちろんボランティアにかかわる人にもそれぞれの人生があって一時でしか関われないことも多いけれども、ボランティアではなくても顔をあわせるだけ、顔を合わせられなくても手紙や、遠くからできるちょっとしたことでも繋がること、そういった小さなものでも絆を結ぶことが罹災した人を支えることになるのだと言葉から感じられました。実際にボランティアを終えてからも支援のために食材の支援やメッセージなども多く集会所の中にはあります。

「ありがとう交流会」は阿部代表と、はまなす仮設住宅の皆様との新たな関係のスタートを切ることができる会となり、また参加したボランティアにとっては、罹災した地域の住民の中に入って、どう復興するか、さらにはどう新たな生活や地域を創成してゆくかをこれまでの振り返りの中から学んでゆける機会となりました。

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(記事作成:八田)

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